レースに囲まれて

2022年6月9日(木) ブログ

昔々、集英社の[セゾンドノンノ]というハイセンスな雑誌があって、まだ若く何にも知らない私はその雑誌でさまざまなインテリア、キッチン用品、東京にある素敵な専門店、小物等、美しい写真で知って憧れたものです。

「レース」もそう・・

初夏の瑞々しいグリーンの庭に合わせて窓にかけた透けるレース。

可憐で真っ白なコットンレース。

その頃以来、ずーっと初夏にはレースで何か作って楽しんできました。

今年の絵キルトにも。

10種の紫陽花、10種のレースで作りました。

レースに囲まれていると幸せです。

 

さて 世の中に目を向けるとどうも「幸せ」などと気楽に言っている場合ではないように感じます。

きっとこの方達も似たような気持ちだから・・と思います。

実は同世代です。

私達はいわゆる「戦争を知らない子供たち」ではあるけれど、戦争が終わってから10年くらいで産まれていますから 小さい時から戦争の悲惨さ、被害者の壮絶な苦しみ、悲しみを映像や活字を通して身に沁みさせて育ったものです。

なので今の短絡的な「防衛費を2倍に」なんていう意見には驚きます。

どんな努力をしても戦争にだけはならないようにという模索を・・。でも何か意見を言うとSNS等で叩かれる時代、精一杯の気持ちを自分の得意な「歌」に託して出来るだけ大勢の人に届けたいと思ったのですね。

しかも「ノスタルジー」に力を借りて・・。