本の感触

2010年3月28日(日) ブログ
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今、電子ブックスがブームだそうです。
ケータイやパソコンで様々な本がダウンロードして読めるようになり、本離れが進み、出版業界が危機的状況とのこと。
今朝の朝日新聞にも
[書物の現在―21世紀に出版文化は可能か]
というシンポジウムの事が載っていました。
私は けっこう(昔の人)ですから、こういう風潮には「NO!」です。
日々、メールやインターネット等、お世話になってはいますが、本といえば別だと思います。
情報さえ入ればいいと、いうものではありません。
大人になってしまえば便利さを追及するのもよいかもしれないものの、子どもの間はぜひ(五感)で本に親しんでほしいのです。
小さな頃、自分用の絵本や冊子だけでなく、大きな本箱(と、思っていただけで今考えるとたいして大きくありませんが)にズラリと並んだ父や母や兄の太めの本を見上げては憧れ、そーっと取り出してみては、小さな文字で書かれた文章は解らないまでもケースの箱や表紙や、所々にはさまった挿し絵の素晴らしさにワクワクしたものです。
(はやくわたしもよみたい…)と。
子供の頃には
(さわる、匂いをかぐ、感じる)
という何でもないことが大切です。
何でもないことを積み重ねていくうちに心が動き、感性が培われ、一生ついてまわる(自分)が出来ていきます。
[本]は内容も外身も含めて大切なものだと思います。

――2001.3.25
マイケル、ニュージャージー州ニューアークの劇場で、若い人たちに書籍を手渡し、読み書きが出来るようになるよう懸命に訴えかけた。
このイベントはマイケルの新しいチャリティー[ヒール・ザ・キッズ]の一環として[マイケル・ジャクソン・インターナショナル・ブック・クラブ]を始める宣言の一環として行われた。
子供時代に読書の癖をつけ、かつてのように親が子供たちにベッドタイム・ストーリーを読むよう勧める目的―
E・グラント著[M・ジャクソン全記録]より

気が合います(^-^)