ぼくのともだち おつきさま

2011年5月20日(金) ブログ
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終わるまでは
(あ〜しんどい!なんでこんなことしなきゃいけないの?)
って思っているのに、終わると、本当にいつもながら一仕事終わった解放感というのはなんともいえないものです。
いつも見る、いつも通る絵本図書館までが、穏やかで新鮮なものに映ります。

そんな訳で久しぶりに、どれか一冊、ご紹介したくなりました。
今、図書館では[〇〇に乗って…]と題して、いろいろな乗り物に乗ってどこかへ行っている、という、ありとあらゆる絵本が並んでいます。

(どれがいいかな?)
迷うことありませんでした。
3冊目に手にとったこの絵本!断然好きです!
どうして優れた絵本って、絵も簡単(でも、勿論芸術的ですが)文章も簡単。
話もすっとんきょう。
なのに、理屈抜きで 嬉しくなる、明るくなる、元気が出る、優しくなれる…
凄いなあ!
さすがアンドレ・ダーハンさん。
写真は何をしてるところだと思います?
ボートに乗って海に出ていた(ぼく)のそばに三日月の(おつきさま)がやってきて、なんと、(おつきさま)は海にどぼんと落っこちてしまうのです。
なんとかボートの上に引っ張りあげて…拭いてあげているとこです。
ね?素敵でしょう?

文章も少しずつなので、全部書いてみますね。
1ページずつ、絵を想像してみて下さいね。
最後なんておつきさまとおひさまとぼく、スリーショットでお茶、ですよ(^O^)

きがつくと きみが いた。おもいがけない であい。

さいしょに こえを かけたのは、ぼく。ちょっと つきなみだけど、「こんばんは。」

すぐに つぎの ことばを さがしたけれど、そんなもの いらなかった。

だって だまっていても たのしくて、

いっしょに いるだけで うれしい。そんな きみに あえた。

こんなに うきうきしたの、はじめてだよ。
だけど、こんなに はらはらしたのも はじめて。

しんぞうが とまるほど おどろいて、

こんなに どきどきしたの、はじめて。

そして、こんなに ほっとしたのも はじめてだった。

きみって すごいよ。

いっしょに いると あっというまに じかんが すぎて、

もうすぐ よあけ。

これいじょう そとに いると、きみが みえなくなっちゃう。

はねのように かるい きみを そっと だきあげて、

あかるくなる まえに すべりこみセーフ。

ようこそ ぼくの うちへ。

うたおう、キラキラひかる ほしたちの うた。

おどろう、123 123 つきの ワルツ

じかんを わすれるほど むちゅうに なったの、はじめて。

ぼくの すきな ほん よんであげたの、はじめて。

こんなに おいしく しょくじしたの、はじめて。

そして だれかに、

うれしい きもち はなしたいと おもったのも、はじめて。

であいって すてき。

いっしょにいると 100ばい かがやく、さいこうに すてきな めぐりあい。