小学生のとき

2011年7月29日(金) ブログ
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絵を描く、ということは本来、楽しいこと…。
ところが…。
用途がいろいろ決められていて。
期限が迫っていて。

そういう絵はつい(苦しい)ものになってしまいます。

一人の部屋には勿論、エアコンはつけません。
たとえ、つけても(涼しい)と思う頭と裏腹に、後で身体がぐったりしんどくなったりするので始末に悪いです。

仕事場よりキッチンのテーブルの方が風通しがいいので、場所を移したり、アイスコーヒーをチビチビ、ストローで流し入れながらかいたり、カップ入りのかき氷を少しだけ口に入れてみたり…。

でも、やっぱり頭の中が沸いてきます(>_<) そんな時、図書館に来て下さったお客様を迎えるためにカウンターに座って、ふと横に積み上げられていた一冊の絵本を開くと…。 クロード・K・デュボワ作[わたし ぜんぜん かわいくない] 小学校の中学年か高学年の少女でしょうか?容姿にコンプレックスを持っていて、 (わたしなんか消えてしまいたい) と、思っています。 優しいパパがいつも 「違うよ。君はかわいくて、やさしくて…」 と励ましてくれますが、卑屈になった女の子の心は開きません。 クラスの女の子ヴァネッサ。 彼女は可愛く、いつも皆の注目の的。 先生まで彼女にはニコニコ、何でも用事を頼んじゃう…ように思える…。 ここまで読んだ時、私もはるか昔、そんなことあったなー、と思い出しました(^-^) 私の場合は 幸い?この子みたいに孤独にも卑屈にもなっていませんでしたが、小学校5年生の時に 転向してきた超美少女のKさんに憧れ、 (あ〜あ、他のこと、全部いらないから、可愛いかったらなー) と、思い、担任のH先生は Kさんを贔屓してる!と思い、 (本当はそうではなかったかもしれないのに…)、 Kさんに話しかける時は ニヤニヤしてる、と思い、 (本当はふつうだったかもしれないのに…)。 そんなことを懐かしく思い出しました。 勿論、絵本の中の彼女は いつか、 (自分を好きになる) ことで、鏡に映る顔に笑顔が生まれ…。 パパの言う事を理解できるようになるのですが…。 ほんのひととき(時間旅行)をして、 (さあ!また、がんばろ) と、思えた私です。 今は亡き、映画解説者、水野晴夫さん風に言うと、 「絵本ってホント!いいですねー!」