元旦

2009年1月1日(木) ブログ
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新年 明けまして おめでとうございます。
皆さんは どんな元旦を過ごしておられるでしょうか?
私にとっては[家事]や[仕事]から解放される[自由の日]です。
溜まっているDVDも観たいところですが、やはり作品の制作です。
この時間を作るために 年末は 少々大袈裟ですが(死に物狂い)で諸々の用事を済ませます。
(本当に これさえなければラクだろうになあ)
と つい思うこともしばしば…。
作品というのは キットの作品ではなく春の恒例の作品展に出品する、大きめの作品のことです。
ゆう風舎で一緒にパッチワークをしている人達は 毎年、年が明けると(焦る〜)という気分に 襲われておられます。
それは 私が叱咤激励するわけでもなく、無理強いするわけでもなく、長年のうちに 自分自身の中で、だと思います。
暇な方とか、何の心配事もない、なんて方は一人もおられないので、しんどい思いをして、でも年に一度の発表の場で何かを感じて下さるからだと思います。
それでも、元旦から 時間に感謝しながらも 心のどこかで
(こんなことしてていいのかな?)
と思いながら しつけを完了した午後、とても良い番組に出会えました。
いつも土曜日の夜の楽しみにしている[美の巨人達]のスペシャルバージョン。
ナレーション担当の小林薫さんがフランスを訪れ、芸術家が晩年に心血を注いだ幾つかの礼拝堂を紹介してくれたのです。
マティス、コルビジェ、ドラクロワ…。
この番組は作品の解説というよりも、ずっと昔に生きていたはずの作者の生き方や苦悩がとても身近に感じられ、共感し、それを知ってから作品をみると、(ハア〜!)とよけいに感動します。
そして作品を創る、ということは[生きる]ということだと思えるのです。