禍転じて、カヌレ風?

2011年11月21日(月) ブログ
2011112115380000.jpg

このケーキをなんとか美味しそうに写すの、難しいですぅ(>_<) でも!美味しいんです! 実は、実は…。 (春に漬けたフルーツ漬けもだいぶん熟成しただろうし…) 久しぶりに[ダークフルーツケーキ]を作ろうと思いました。 ところが…ちょうど作っている朝、前の日に着くはずの大切な荷物が届かないことにヤキモキして、電話を入れてもらっていました。 (言ってはナンですが、ここいらのS急便はユルーい体質のような気がします(`´)) ケーキの材料をコネコネしながら、あーだ、こーだ、と言っていたものですから、なんと最後に加える小麦粉を入れ忘れたような…(>_<) 気がついたのはオーブンに入れてからかなり経ってからですから…。 仕方なしにそのまま冷まし、もう一度、今度は粉と砂糖とバターと卵だけのシンプルな生地を作って混ぜ、マーブルケーキみたいにすればいいな、と自分で納得。 ところが…! そのシンプル生地を作っている時に有輪さんの営業マンMくんが予定より早めに到着。 「ゴメンね、ちょっと待っててね」 と言いながら、焦ってコネコネ。 なんと又々、小麦粉を入れ忘れて〜! なんだか小麦粉の悪魔に魅入られたような(>_<) それもやっぱり、 (よ、よもや?!) と思ったのはオーブンから出した時! 目の前、真っ白になりながら、それでもこれだけ材料を注ぎ込んだケーキ、なんとかしなければ…。 今度は熱いまま大きなボウルにひっくり返し、上から慌てて小麦粉とベーキングパウダーを振り入れ…。 なので合計3時間もオーブンに入っていたこのケーキ。 期待むなしく、全然膨らみませんでした。 やっぱり、ケーキがふっくらと美味しそうに膨らむのはバターとお砂糖の練り具合、卵の混ぜ具合、小麦粉の混ぜ具合がうまくいってこそ、なんですよね。 ただ、私の心の中ではかすかな期待がありました。 この材料ですもの。 真っ黒に焦げ付かない優れもののオーブンですもの。(食べれば美味しいのでは?) かくして、冷めてから試しにスタッフさんに食べてもらってみると、皆とっても!美味しがってくれました。 そのあとちょうど用事で来てくれたIさんに至っては大絶賛! 「カヌレみたいな味!!」 実は私もちょっと、そう思っていました。 バターとお砂糖、ドライフルーツのラム酒漬けのこんがり焦げた風味がなんとも…。 そういえばヨーロッパのクリスマスケーキといえば、日保ちするようにじっくりと焼いたこんな感じのケーキですよね。 ヨカッタ…ほっ でも、とにかく若い時みたいにいろんな事、同時にテキパキこなすのは無理ってことは身にしみましたよ(>_<) ところで「禍転じて福となす」というと、もう一つ。 後れ馳せながら興味がわき、やっと手にいれたジャクソン5時代のライヴを収めたCD。 13歳、声変わり真っ最中のマイケルの歌声が又々! 「素晴らしい!」 のです。 小さい時は無理なく出ていた高音に苦しみながら、でも一生懸命歌う声が切なく愛しく…色気あり…。 どの時代も凄いです。