感謝の気持ち

2011年11月29日(火) ブログ
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何十年か前に、雑誌[クロワッサン]の別冊で[黄金の針賞]の絵キルト作品を見て、嬉しいカルチャーショックを受け(絵も手芸も、大好きだったもので)、はたまた雑誌[セゾン・ド・ノンノ]でフランスの手芸家ジャクリーヌ・コバンさんの絵キルトを見て、感激し…。

それからずいぶん経つのに、正直、[絵キルト]はあまりメジャーになったようにも思いません。
[トープキルト]やパターンの[パッチワーク]をされる人口の方が圧倒的に多いと思います。

でも!
やっぱり、(好き!)(楽しい!)と思って下さる方はおられるもので…。
こんな私にも、ときどき、温かい、嬉しい、応援のお電話やお便りを下さいます。
これは、(あまりたくさん無いから)の恩恵かもしれません。

昨日、愛知県からお電話を下さったSさんは、[ストーリーキルト]で初めてこういうキルトに出会って
(やってみよう!)
と思って下さったようですし、今日の、埼玉県のKさんは 以前からいろいろなキットを買っては作って下さる、たぶん(ベテラン)さんです。
新しいキットが出るのを楽しみにしてくださっているとのこと、そして、こんな過分なお言葉までいただきました。

「 高原先生の作品には、身体中で感じる暖かさと完成するまで 喜びがずっと持続するのです。私は、高原先生が準備してくださった物を 完成させていただくことができますことに ただただ感謝です。」

(^-^;f(^^;(~o~)誉められ過ぎなのはよく解っています(汗)
でも、ときどきのこんな言葉が、毎日の仕事の上でのどんなにか、モチベーションになりエネルギーになるか…きっと、発信者の想像以上なんですね。
感謝し、大切にしようと、心から思います。

ところで、ここからが今日の写真の事です(^-^)
去年の夏、私も行ったのですが、大阪で催されたマイケルの遺品展。
ネバーランドの門にあった大理石製の看板?や、エリザベス・テイラーと乗り回したというロールスロイスがそのまま運ばれて来て話題になりましたが、その会場の陳列ガラスケースの前で一人の女性が なにやら泣き崩れていたそうです。
びっくりした係員の人が事情を聞いたところ、ガラスケースに陳列してあった[BAD]バッジは、なんとその女性の手作りで、[BADツアー]で彼が来日した時に手渡したものなのだそうです。
[BADツアー]といえは1987年ですから、亡くなる22年前。

土台はフェルトでしょうか?ラインストーンやビーズで刺繍がしてあります。
マイケルはよほど嬉しかったのか、自分の宝物の一つにしていたのですね。
[ムーンウォーカー]というDVDにまで映っています。
それがこの写真です。

スーパースターでありながら、私達(フツーのおばさん)と同じような感覚、感謝の思いを持っていた、いえ、それ以上に繊細で優しい人柄を、本当に、ファンや仕事仲間以外には知られてなくて、(変人、奇人)と、ことさら報道されていたのです。
誤解をといていくのは、まだまだ、これからだと思います。