シルク

2013年2月18日(月) ブログ
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サーカス模様の布で作ったカフェのテーブルクロス、好評です(^-^)

残念ながら、このグレー地のは無くなってしまいましたが(メーカーにも)明るいベージュ地のはまだありますよ。

ところでサーカスといえば、6月に大阪にやってくる[シルクドソレイユ]フランス語で(太陽のサーカス)という意味ですね。

正直、何も知らない私は、素晴らしいパフォーマンスだろうとは想像しながら
(どうせ、マイケルのダンスとは全然違うだろうし。
アクロバティックなサーカスだろうし…)
と、心のどこかで冷めた部分がありましたが。

ところが先日、ちらっとテレビで見たシルクドソレイユの練習風景に、すっかり心を動かされました。

れいによって、他に見るもののある私はテレビを見る時間はなく、いつものように体操にリビングへ入ると、ついていた番組。

美輪明宏さんと、演出家の亜門さんともう1人、何とかいうパフォーマーの3人の対談を挟んで、シルクの練習風景が…。

サーカスといえば失敗が大怪我や命に関わる大事故になりかねないもの、しかも世界的に活躍する、芸術的なパフォーマンス。
どんなに過酷で厳しいスパルタ式の練習か?と思えばさにあらず…。

「とっても良くなったワ」
「これが出来たんだから、これも出来るはず」
「水、を表現するには両腕をどんな風に動かせば?
自分で感じてみて。
考えて…」

コーチする人がパフォーマー1人1人の個性を把握し、リスペクトした上での指導…

(あー、そうなんだ!)
私はいっぺんに[イモータル]が楽しみになりました。

(そうでなくっちゃ!)
敢えて言えば…今、問題になっている学校のクラブ活動における体罰、オリンピックの女子柔道指導における体罰の指導理念と全く対極にある世界です。

巨人の桑田選手の話でも女子柔道OBの方の手記でも、(相手に、選手に対するリスペクト)という言葉が象徴的でした。

ホントにね。
私が教員時代からずーーっと感じていたことです。

子ども達をのびのびそれぞれの持っている能力を伸ばすには…。

小学校の先生方は研究会等で共通認識し、低学年の児童に話しかけたり、聞いたりする時は目線を同じにするために屈んだり、そういう風な物言いを身につけてほしいから、きちんと丁寧な言葉で話しかけたり、そういう文字を書いてほしいから黒板に書く文字はきちんと美しくしたり…。

そうやって大切に育てた児童たちを
「おまえら!」
呼ばわりする中学校の先生方に渡すのがとってもせつなかったりするのです。

とにかく、シルクの練習風景は素晴らしかったです。