漢字

2013年4月1日(月) ブログ
2013040119290001.jpg

「由香利」さん
「由佳里」さん
「縁」さん?

みんな、良い名だとは思いますが、どうしても他の人のお名前としか思えません。

もう何十年も、「ゆかり」をやっているものですから…。

先日から、拙書の[ストーリーキルト〜季節の中で〜]を中国語版で、というお話がありました。

もちろん、光栄なことながら、本の体裁が少し変わるようですし(ハードカバーでなくなる?)ま、出版社がよく考えてのことなら、と正直、遠い国でのこととぼんやり感じていました。

ところが、
「ゆかり、という平仮名は漢字に変えて下さい」
という連絡をもらい、
(ん??)

中国語には平仮名がなく、当て字でも全てが漢字表記なのだそうです。

名前を印刷するくらい、なんで出来ないのだろう?
今どきでも?
と、なんだか疑心暗鬼。

直ぐに良い返事をする気になれないでグズグズ考えている私に、東京にお住まいの中国人姉妹の顔が浮かびました。

中国の事情について
(聞いてみたいな…)

お仕事中にも拘わらず、親切に教えて下さったお姉さんのSさん。
「大丈夫ですよ、先生」
と、事情を詳しく教えて下さいました。

やはり、中国では平仮名は読めず、全てが漢字の当て字になるそうです。

Sさん自身、日本に来るまでは「宮沢りえ」さんは「宮沢里恵」さんだと思っていたそうです。

オバマ大統領ももちろん当て字に。

ちなみに
「先生の好きなマイケル・ジャクソンもですよ」
「ええっ?どう書くのか教えて!」

「まい克・ 傑克遜 」
“まい”は“しんにゅうに万”だそうです(^o^)

そうなんですね。
(自分の名前だから)
と、やたらこだわる案件でもないんですね。

それにしても、こんな事を聞けるSさん姉妹に感謝感謝です。

ところで、どんな漢字の(ゆかり)にしたか、ですって?
それはナイショ、ナイショ(^^;