小倉遊亀展

2013年4月14日(日) ブログ
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おととしは田渕俊夫さん。
去年は片岡珠子さん。
今年は小倉遊亀さん。

御影にある香雪美術館。
今年も行けました。

あー、もう、ここ大好きです!
駅からちょっと歩いただけで別世界。
首がだるくなるくらい見上げる大きな大きな樹木に囲まれて…。
去年と違って桜はほとんど散っていますが、シンボルでもある、赤、白の〈枝垂れ桃?〉は毎年ながら目を奪います。
鬱蒼とした樹木に隠れた隣のお屋敷は朝日新聞創設の〇〇翁の邸宅。
和洋折衷の素晴らしいお屋敷がチラチラ見えます。

館内も静けさを愛する方ばかり。
黙って作品と文に対峙しています。

(う〜ん、遊亀さんは105才の亡くなる歳まで描いてらしたのか!)

奈良女卒業後は教職につき20年経ってから画業に専念したとのこと。
42才という晩婚や、花や果物、器、少女といった身の回りのものを描いた、比較的小さめの作品が多いのは、病気の母親を看ながら教職を務め、何より(時間がない)状況での、氏自身の工夫だったのですね。
素晴らしいです。

泣くほど好きな新緑の頃の小さな作品展にいつも元気をもらいます。