ハグくまさん

2013年4月22日(月) ブログ
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なんで、こんな、単純な、短い、なんでもない話、なのに最後にビエエ〜と泣いてしまうんでしょうね?

それが絵本の持つ「力」ですかね。

作品展に合わせて[木]の絵本を集めている連れ合いがみつけた[ハグくまさん]
ニコラス・オールドランド/作
落合恵子/訳

どれどれ?

「もりに ちょっと ふしぎな くまが いました。
ハグくまさんといいます。

ハグくまさんは だれかにあうと いつだって だきしめてしまうのです。

中略

どんなにちいさな トリだって
くさいスカンクだって
ニョロニョロして だきしめにくい ヘビだって。

なかでも ハグくまさんが すきなのは もりの き でした…」

さて、ある日のこと、ハグくまさんは大変な出来事に遭遇します。

もちろん、言いません。
楽しみに読んで下さいね。

西洋人と違って、日本人はあんまりハグしませんよね?
恥ずかしがりだもの。

かくゆう私は…、あんまり大きな声で言えませんが、京都の狭い小さな、うなぎの寝床のような家で、小さな、シワシワした母に……日常茶飯にハグされて育ちましたよ(^^;

〈ハグ〉なんて言葉は知りませんでしたが(^-^)

だから〈ハグ〉の良さは思いっきり!知ってます。

温かくて、いい匂いで、安心感いっぱいで…。

ひょっとしたら〈ハグ〉に気後れされる方でも、小さな子どもたちなら大丈夫でしょう?
思いっきりハグしてあげて下さい。

この絵本につけられた赤い帯には、
「2011年3月11日を忘れないでください。
いまも、多くの人びとが不安な日々を送っています。
なにより子どもたちの未来が気がかりです。
ニコラス・オールドランドのこの原書を手にしたとき、心から子どもたちに、そして今を生きる大人にも
「贈りたい」
と思いました。
もっとハグして、もっと読んであげてください。
落合恵子」
と書いてありました。