ブルーナさん

2013年7月16日(火) ブログ
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昨日、ちょっとふれましたが、ディック・ブルーナさん。
私は一番有名なミッフィーちゃんの絵本より、彼の描く子どもや大人や他の物の絵がより好きです。

赤ちゃんも花も動物もトイレも…なんでこんなにシンプルで‘そのもの!’で可愛いいんでしょう!

ブルーナさんは元々グラフィックデザイナーとして、本の表紙やポスターを多く手掛けていました。
だから一目で全ての内容を喚起し、印象に残らなければならない、という仕事をしていたので無駄な物を省いて本質だけを描く、ということが身についておられます。

それでもシンプルなだけのグラフィックデザインとは全く違うブルーナさんの絵の魅力。
それはブルーナさんの温かい人柄に他ならないでしょうね。

右上の看護師さんとドナーの絵の下にはこんな事が書いてあります。
「ブルーナさんは、48才でブルーナ社(お父さんが経営していた出版社)を辞めて独立。以来、いままでは忙しくて断らなければならなかった仕事を引き受けるようになりました。その一つは、病気や貧困に苦しむ子どもたちをサポートする仕事。上は、献血を呼びかけるロッテルダムの赤十字血液銀行のカード「あなたの血は健康?」(1974)

40年以上も愛用している自転車に乗って、毎日アトリエへ通い、絵を描き、長年愛用のタイプライターを人差し指だけでトントン打って文章を記すブルーナさんは現在85歳。
日々、「もっと良いものをめざし」制作を続けておられます。