ハンズ大賞

2013年7月30日(火) ブログ
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私の作品の中では一番大きいでしょうか。
180センチの正方形。
中にアップリケした子供達が小さく見えて写真にするとよくわからないので[ストーリーキルト]①にも②にも載せなかったこの作品、いよいよ今回のBunkamuraには持っていきます。

と、言っても、実はこの[朝のスクールヤード]、Bunkamuraに来させてもらうのは2回目なんですよ。

かれこれ8年前、惜しくもそれが最後になってしまった東急ハンズ大賞の作品展で、私が今度お借りするBOXギャラリーとは格が違う、地下の[ザ・ミュージアム]に入選作品として展示してもらったのです。

残念ながら、忙しい時期だったために観に行っていません。
その時から[Bunkamura]ってどんなとこかなあ?と思っていたのです。
NECに就職した卒業生のF君に頼んで観に行ってもらったのも懐かしい思い出です。

その昔、雑誌で知る【東急ハンズ】が三ノ宮に出来た時はめちゃくちゃ嬉しかったのです。
キッチン雑貨もケーキの材料も、授業で使う木材やちょっと珍しい紙や、なんでもかんでも買いに行ったものです。

その【東急ハンズ】の一つの呼び物が「手で考えよう。手で見つけよう。手で創ろう」をコンセプトにした[ハンズ大賞]でした。

プロ、アマ問わない造り手達が工夫を凝らし、まさしく手作りの作品達。
材料も高価な金属から木材から、はたまた使い捨てられるはずの空き缶、紙、とにかくなんでもいいのです。
電気じかけで動くものあり、歯車ガラガラと動かすものあり、まるで大人の図工室の楽しさ!
といってもジュニア部門やクラス単位の応募もあるのです。

観ていて思わずニコニコしてしまう、楽しくて、感心して、はては、
(こんなもの作る人達がいるんだもの、日本の将来も捨てたものじゃない)と希望に満ちて帰りにつくくらいです。

作品展に行けない時もカタログは買って楽しんでいました。

設立当初は立体作品が圧倒的に多かったのですが、キルトが市民権を得てくると同時に、キルト作品や織物等の入選作品も増えてきました。

そして、その頃は毎年開催ではなく、隔年開催になっていました。

(私も出してみよう…)
大きな絵キルトを作るのが楽しくなっていた私は2000年、その前の年と、その前の前の年に作った[移動図書館がきた!]と[ プロムナード]を応募。
無事、2作とも入選することができました。

そして、その次の第18回も2作品入選、第19回も入選できたのに…
不況のあおりで残念ながら19回続いたハンズ大賞は(休止)となってしまったんですよ。

あんな楽しい作品展はなかなか無いです。
又ぜひ、再開してほしい…。

それにしても、今回お世話になっているBOXギャラリー担当の若いNさんはハンズ大賞自体をあまりご存知ないのは、ショックでしたねー。