スヌーピー・ファン

2009年3月19日(木) ブログ
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長く続けてこられたお仕事を辞められてから今まで時間がなくてできなかった分を取り戻そうとするかのように どんどん意欲的にキルト作品を作っておられる北海道のOさん。
うちのキット等はあっという間に仕上げてしまわれますが、去年から取り組んでおられるパッチワークのベッドカバーは最後のボーダー部分のキルトに骨を折っておられるとのこと。
気分転換に[パッチワーク通信]に載せていた[布の絵本コンニチワ!]を作りたいのでキットを送って、とのお電話をいただきました。
お友達に赤ちゃんが出来たのでお祝いに、とのこと。
そして一つリクエストがありました。
そのお友達がスヌーピーが大好きなので1ページ、スヌーピーのページを増やしたい、とのこと。
ちゃんと下絵はインターネットでみつけたのでそれ用の布も加えて、とのことでした。

スヌーピーといえば、何を隠そう、かくゆう私も学生時代からの筋金入りの[ピーナッツ・ファン]です。
その頃の数々のエピソードを記すととても長くなってしまいます。
友達と燃えた模擬店は[チャーリー・ブラウン]という名にし、見事、優勝したこと、スヌーピー等の登場人物の絵が印刷されたグッズは 高嶺の花だったので 絵の得意だった私はとにかくそっくりに描くことに専念し、持ち物に描いて満足していたり…。
これは当時のピーナッツ・ブック、[うすのろチャーリー・ブラウン]です。
もうすっかり黄ばんで綴じもすりきれてしまった小さな本。
巻末に訳者の谷川俊太郎さんの言葉が…
「チャーリー・ブラウンは、いったい何歳なんだろう?7才に見える時もあるし、37歳に見える時もあるし、70歳に感じられる時もある。
単純な姿のわりに屈折した心のもちぬしでマンガの主人公のくせに(憂愁)とでもいうほかはない表情をしているが、彼とその仲間たちの生きている世界は、まぎれもなくわたくしたちの生きている世界そのものだ。
チャーリー・ブラウンもスヌーピーも、ルーシーもライナスも、わたくしはどうしてもきらいになれない。わたくしが自分をきらいになれぬと同じように。
彼等はわたくしたちと 運命を共にしている。甘さ、からさ、すっぱさ、しぶさ、にがさ――このマンガには人生のあらゆる味がある。 谷川俊太郎」
深ーいのです。
それにしても私がケータイの待受画面にしてるスヌーピー達の絵、次々更新されるけど、シュルツさんは亡くなっているのにいったい誰が描いているのか、いつも不思議です。