季節はいいけれど

2014年5月16日(金) ブログ
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毎年、かなりのプレッシャーがかかる[布と糸でつくる夢展]が無事終了し、いつのまにか青年期に入った山の緑、我が家の緑が乾いた風に揺れて、黄昏の青さが又なんとも言えない…

そして真っ白なレースのコレクションを少しずつ増やしていって、初夏のあしらいを考える…

毎年の、本当に大好きな季節の到来ですが、それに反して心の中がザワザワしてるのは私だけではないと思います。

♪戦争知らずに~ボクらは産まれた
   戦争知らずに~ボクらはそだった♪

私も戦争知らずに育った年代です。
それがあの唄から何十年、こんなに軍靴の音が近づいて来る時代になるとは思ってもいませんでした。

安倍さんは日本国憲法の事をアメリカの素人ばかりが何人かで短い期間で作った、まるで粗末なもののようにいつかの国会で言っていましたが、全くそうではないということをベアテ・シロタ・ゴードンさんの[1945年のクリスマス]を読んで知りました。

草案に取り組んだ人達は(法学者やその他勿論専門家も何人か)世界中の憲法を学び、理想を追求し、故国アメリカのものより立派な憲法を作ったのです。
そして何より平和な国として日本が歩むためのよすが、第9条。
時の権力者がどうあろうと冒せないように決められているのが憲法です。

安倍さんが説明していたような(制限的な)、(限定的な)、予想範囲の戦争なんてあるはずがないのは少し考えたら判ることです。
戦争とはそんなものではないでしょう。

そして、いつの世でも権力側の耳障りの良い発表の影で辛い苛酷な目に遭うのは弱い立場の人達です。
沢山の基地のある沖縄の危険が増すかもしれません。

こういうニュースもさらりと流して後は何事もないようにいつもの雑多な芸能やスポーツのニュースが席巻するテレビ界にもついていけない思いです。