講演会

2014年6月8日(日) ブログ

河出書房という出版社があります。

なかなか骨のある有意義な本を多数出しておられます。

その河出書房が1988年に出した[河出ビデオ]のシリーズの中に[牛乳が飲みたい 原発・勇気ある撤退]というビデオがあります。
たぶんチェルノブイリの事故を受けて事態の深刻さを感じた方達が一生懸命作った作品なのだと思います。

それに若き日の小出さんが出てきます。
以前にチラっと写真だけご紹介したことがありますが、改めて見てみるととても良い内容のビデオなのでぜひご覧になってほしいと思い、貼ってみます。
三つに分かれていて、最初のコントがイマイチですが3分50秒くらいから本編が始まり、5分20秒くらいから若き小出さんが出てきます。

本当に一貫してブレない発言。
爽やか^_^
ハンサム(*^o^*)

その26年後の小出さんに今日会ってきました。
と言ってももちろん、一参加者として講演を聞いてきたのです。

政府が隠蔽する真実をわかりやすく伝えてくれる原子力の専門家、としてよりも「人」として尊敬、敬愛しまくりの私としてはYouTube等で見られる限りの各地での講演会、インタビュー、その他諸々を見、聞きましたが どうしても「ナマ小出さん」にお会いしたく、スケジュールを検索したところ、6月8日に芦屋市で講演会があることをつきとめたのです。

とうとうその日がやって来て。

原発のしくみや危険性をわかりやすく話してくれること、
でも危険性よりも問題な差別性のこと、
汚染された世界の中で子ども達をどうやって守ったらいいか、
これからの私達が生きていく上で何を大切にしていかなければいけないか、
そして講演終了後の数々の質問にも誠実に心をこめて自分の解る範囲で精一杯答えて行かれる姿勢等…

いつもYouTubeで観る小出さんでした。
そこには専門家としての驕りもなく、本当に私達とおんなじ目線で苦しんでおられる小出さんの姿はいつ見ても切ない感じさえします。

偶然隣り合わせた奥様は伊丹で催された会にも行かれたとのこと。
どんなにこうやってこれからのことを
心配し、なんとしたいと願っている皆がいるのに現政権にはなんの影響もないのか、ということを嘆いておられるのは本当に共感しました。

でも、「諦めたら終わりですよね。なんとか自分達の出来ることを頑張りましょう」
と握手をして別れました。

今は神戸にお住まいの方、でもご出身はゆう風舎のごく近くの上郡の方、娘さんは今も上郡在住、という嬉しい偶然付きです(^O^)