絽の着物で

2014年7月17日(木) ブログ
attachment00_338.jpg

先日、テレビで今度世界遺産に加えられた富岡製糸場のことが放送されていましたが、日本の絹は世界的に見て優秀だったのですね。

さて、このカーテンも透かし織りの絹、絽の着物をほどいて作られたものです。

(スイート、スイート)な今年の展示からはちょっと異彩を放って(そんなのもあり、です^_^)

作ったのはCさん。
私がどうしても
「仏様のようなお顔の…」
と、枕詞にしてしまう、柔和で優しくにこやかなCさん。

外見にたがわず、とても丁寧にきちんと暮らしておられます。

お姑さんが遺された着物、今迄にも暖簾にしたり、座布団カバーにしたり…
そしてこの布も捨てるにはあまりにも綺麗な色、涼やかな絽の風合い。

皆にワイワイ勧められながら素晴らしいカーテンに蘇らせました。
隣に配したのはゆう風舎の、透け感とシャリ感があるクリーム色の綿麻生地。
着物地の波の模様に合わせて渦巻き型のレースを切り取って散りばめられました。

この間、やはり立派な日本家屋にお住まいのMさんが毎日玄関の板張りの床を固く絞った雑巾で磨く、と仰っていましたが、きっとCさんのお宅もそんな感じでこのカーテンが似合うに違いありません。

私の周囲にもときどき「大和撫子」がおられます^_^