ぶどうのケーキのルーツ

2014年9月1日(月) ブログ
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私自身は、ゆう風舎の、半生チーズケーキも、フルーツソースのブラマンジェも、洋梨のアーモンドクリームケーキも、ストロベリーヨーグルトケーキも、ミルクティー・ムースもビクトリアオレンジケーキも、etc…どれも美味しいと思っていますが、毎年なんと言っても人気があるのが「ぶどうのケーキ」です。

先日も来て下さったお客様が
「ぶどうのケーキはまだですか?」
と、聞いて下さったり^_^

この頃は市場の果物にも季節感が無くなってきて夏から巨峰も売られていますが、やっぱり私にとっては葡萄は「秋」なのです。

それで、9月に突入した今日は「ぶどうのケーキ」解禁です^_^

葡萄の甘酸っぱさとカスタードクリームのコクが合わさったこのケーキ、もちろん私も大好きです。
プラス、上に流したワインゼリーが又合うのかもしれません。

実はこのケーキ。
ずいぶん古い雑誌、そして私にとっては特別大好きだった雑誌[セゾン・ド・ノンノ]の秋号の特集記事[白馬からの味だより 秋の果実を使ったお菓子]という、長野県白馬村のプチホテル[ベル・プレ]のオーナーシェフ胡さんという方が作った「巨峰のタルト」というのがルーツなんです。

記事では木の葉型に焼いたタルト生地にカスタードクリーム、そして皮を剥いて種を除いた巨峰の実を並べ、上からアンズのジャムを塗って仕上げてあります。

(美味しそう!)

でも、タルトレットを一つずつ焼く手間は大変。
しめるのも嫌だし。
それでスポンジの上にカスタードクリーム、葡萄の実、その上に配合を考えたワインゼリーを流し固めてみました。

(成功だったんだナ)
召し上がる方の顔を見れば判りました^_^
そんな訳でこれからしばらく私の爪は黒く染まりがちですが…頑張って剥きます!
今回のはKさんが送って下さった静岡の大きな巨峰なのでよけいに美味しそうです(*^^*)