若き彫刻家

2016年10月31日(月) ブログ
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クリスマスの準備、キットの見本、この時期ならもちろん自分自身の作品も少しは進めないといけないし…

(テレビなんて観てられない)
のに、昨日は二つもゆっくり観てしまいましたよ。

どちらも素晴らしかった〜(^o^)

WOWOWの無料放送の[スター・ウォーズ/フォースの覚醒 伝説誕生の裏側]
そしてNHKEテレの[日曜美術館]の再放送[巨匠ミケランジェロ!]

実はマイケルは物凄くミケランジェロが好きで尊敬してて、意識していたのです。
その理由が改めてよくわかりました。

敢えて言い張るのも変ですが(^^;;実は私も昔からミケランジェロ・ファンです。
もちろんマイケルを知る以前から。

(美術に進もう)
と、考えた高校時代、なぜかルネサンスの本を買いました。
その頃たぶん、京都市美術館にそういう絵画が来て観に行ったのだと思います。

いろんな画家がいる中でミケランジェロはなんだかスケールが違う気がしました。

そして新婚旅行で初めて降り立ったのが夕方のローマ。
次の日にはバチカン市国、サン・ピエトロ寺院の広場に立っていました。

信仰心の特に無い私でもこれらのものを創ったのは『神を信じる心』に違いないと思いました。
それほど人間技とは思えませんでした。

そしてそのサン・ピエトロ寺院の中にあったミケランジェロ作の【ピエタ】
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圧倒的な本物を目にして言葉もありません。
とても「大理石を彫った」とは思えない肉感、静脈を流れる血液(亡くなっているのに)衣服のひだ…
そして深い哀しみの中で我が息子を抱いているはずのマリアの若く純真で優しい姿…

忘れられない彫像でしたが、昨日のテレビで改めて知ったのは それが24歳の時の作品だという驚き。

そして力強く雄々しい、超有名な【ダビデ像】は29歳の時の。

やっぱりマイケルを思い出します。
【スリラー】は24歳頃
【BAD】は29歳。

生涯、社会や人の事をとことん考え、その時代では理解されなくても将来解き明かされていくような主張を込めて作品を創った反骨精神やヒューマニズムも同様に感じます。

毎日のニュースを見ていると嫌な気分になることの方が多いのですが
(やっぱり人間って素晴らしい‼︎)
と、思える時…
それが一番嬉しいことです。