島田順子さんの本

2016年12月15日(木) ブログ
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戦争が終わって10年、20年…。
私達の小さい頃は右肩上がりの、いろいろな面で夢のあった時代です。

(でもその頃に水俣病とか、「負」の遺産も続々生まれていたことを、今、やっと気づきました。遅い(>_<)) 母が洋裁をやっていたことで、家に「ミセス」とか「ヴォーグ」とかの雑誌がいつもあって、興味津々、パリコレに登場していく日本人デザイナーのことを眩しい思いで眺めていました。 この人もそう。 島田順子さん。 洋服そのものよりも、パリに居住、その上パリから車で約1時間のフォンテンブローの森の側の村にあるセカンドハウスでの暮らしがとてもとても素敵で…。 雑誌[non-no]の切り抜きを今でも大事にとっていてときどき眺めます。 この時の順子さんは50代くらいかな? そんな順子さんが75歳になった今年、マガジンハウスから【Shimada Junko Style】という本が出版され、私も購入しました。 「好きな服を着れば毎日が楽しい!」 真っ白な髪を束ねて、姿勢はピン! すべての事にポジティブに生きる順子さんの今までのこと、東京、パリ、パリ郊外と3っつあるお家のインテリア、趣味のこと、盛りだくさんに写真で紹介されていて… 毎日、少しずつ ゆっくり石牟礼さんの文章をかみしめながら水俣病のことを知ろう、と読んでいる【苦海浄土】の世界と… どちらも私にとっては大切です。