6年目

2017年3月11日(土) ブログ
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「多くの人にとっては、家族、仲間、隣人、恋人たちとの穏やかな日が、明日も、明後日も、その次の日も何気なく続いていくことこそ、幸せというものであろう。

それがある日突然に断ち切られた。

2011年3月11日、原子力緊急事態宣言が発令され、初め3km、次に10km、そして20kmと強制避難の指示が拡大していき、人々は手荷物だけを持って家を離れた。

家畜やペットは棄てられた。…

中略

今日生きている人間の誰一人として事故の収束を見ることができない。

 環境を汚染している放射性物質の主犯人はセシウム137であり、その半減期は30年。

事故後6年たっても解除できないままの原子力緊急事態宣言は今後百年の単位で解除できない。

それなのに、この国はオリンピックが大切だという。

フクシマを忘れさせるため、マスコミは今後ますますオリンピック熱を流し、オリンピックに反対する輩は非国民だと言われる時が来るだろう。

しかし、罪のない人を棄民したままオリンピックが大切だという国なら、私は喜んで非国民になろうと思う。

          『週刊金曜日』2017年3月10日号」

イラストレーター、イコマレイコさんの今朝のFacebookの記事から写させていただいた小出裕章さんの文の一部です。

今日のTBS【報道特集】のキャスターは3人共、宮城県や福島県にそれぞれ取材に行っていました。

地元で開催された成人式のために避難先から集まった若者のこと。

復旧から取り残された町で1人で住む人。

「負けるものか」
と、頑張っておられたのに急性の胃潰瘍で亡くなってしまった農業従事者の方。

そして原発事故でやむなく放っておかれ、餓死した牛、高い線量の中で病気になって安楽死させられ、解剖して調べられる牛…

飼い主の方の表情…

         

おくるみ

2017年3月10日(金) ブログ
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昨日はまた、めっちゃ寒かったので気分も逆戻りという感じでしたが 今日は少しましでした。

♪どこかで 春が 生まれてる〜♪

♪どこかで 赤ちゃんが 産まれてる〜♪
と、いうわけで「おくるみ」を作りました(ミシンで縫ってくれたのはスタッフTさんです)

ベビーキルトはずいぶん何枚も作りましたが、これはキルト綿も入れず真っ白なWガーゼを2枚にしたいわゆる「おくるみ」です。

周囲のフリルはDaysローンプリントのパープルを使いました。

パリの子供服専門店[ボンポワン]等、意外と渋いパープルのものが多いので憧れて…

でも、
「ピンクの方がいいわ」
「ブルーの方がいいわ」
とか
「花柄ローンにしたい」
と、希望があればその布だけ替えて…って思っています。
同布のウサちゃんニギニギ付きですよ(^^;;

ところで毎日新聞の3月9日大阪版夕刊に 私の学生時代の友人の娘さんの事が載っていました。
もちろん事件を起こした訳ではありません。
[中原中也賞]受賞者の詩人である彼女、東日本大震災に関しても、個人として捉えた深い感性の詩を作っているのです。

大崎さやかさん。
よければググッてみて下さい。

エンドウにキャベツ、

2017年3月9日(木) ブログ
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義母が元気だった頃は 頑張って畑で野菜をいろいろ作ってくれていました。

スーパーで買ったものではないそれらの野菜の美味しさは格別でした。

今は残念ながらなかなかそんな暇はなく、田んぼも畑もただただ伸びる雑草に手を焼いて…

年に何回か連れ合いが草刈りをした後の田んぼをトラクターで耕します。

見ているだけの気楽な私は
(トラクターってカワイイ)
なんて思ってしまいます。

それで今回の[村]にはトラクターも登場します。

よそ様から、採りたての野菜をいただいてばかりいる昨今ですから、こういう場面は嘘です(^^;;

でも絵キルトでは楽しく作ります。
まだエンドウが時間かかりそう(^^;;

嬉しいスモック♪

2017年3月6日(月) ブログ
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新潟県にお住まいのMさん。

メールでこんなご相談を受けたのは先月のことです。

「今回もこちらの生地を利用して次男のスモックを作りたいと思うのですが、次男の気に入った生地がDAYS OF KIDS2パネル柄(グレー・バス)でした。
私もとても可愛らしく気に入っているのですが、スモックにした場合絵がどのようになってしまうのか・・・
前身頃にポケットも二つ付けるためせっかくのバスが見えなくなってしまうのではないかと思っています。」

Daysのパネル柄は綿麻のけっこうしっかりした布なので、レッスンバッグやプレイマットにはしてみたものの、「スモック」とは思いつきませんでした。

でも、よく考えたら丈夫でアイロンが効き、何度でもザブザブ洗えるし、いいかも?!

何より小さな息子さんが気に入って下さったのならぜひ(^^;;

110cm幅60cmなのでスモックのけっこう広いお袖は取れそうになく、色合いが合い、これまた丈夫なスペック生地のギンガムチェックを合わせることを提案させていただきました。

そして早!完成したようです(≧∇≦)

「裁縫は上手ではありませんが…」
とありましたが、なかなかどうして!
袖やポケットだけでなく、衿ぐりがギンガムチェックになっているのがオシャレでしかも柔らかさが首に優しいです。
「母の愛」ですね(^^;;

以前に作られた、というご長男のスモックの写真も送っていただきました。

懐かしいなあ( ^ω^ )
私が初めて出したオリジナルの布[Yu’sPalette]の⑴です。
郵便屋さんが走ってて、ボーダーに汽車…のプリント。

いくら世の中にはいろいろな考えの人がいて、思想信条は自由というものの、幼稚園生という、あの柔らかい大切な年代の子にあんな事を言わせたり歌わせたり…
しかもそれを見て感動するという大人がいる、ということ…

おとついの【報道特集】の日下部キャスターが
「私には理解できません」
と仰っていましたが、私も毎日悶々としていて…

そんな中、Mさん手作りのスモックの写真でなんだか元気をいただきました。

さっそく…

2017年3月5日(日) ブログ
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「♪はるは名のみ〜の かぜ〜の寒さよ〜♪」
なので、布で春を始めています。

先日届いた春色USAコットン。
今日はさっそくDabidiさんにお願いして子ども用のブラウスに…。

淡いグリーンのデイジー模様の生地にスモック刺繍をする予定ですよ。

大人用には…

さあ、どの布でどんな型がいいかな?
思案中です。

大丸神戸店地下2階

2017年3月4日(土) ブログ
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3月2日木曜日、アネックス7階にあった手芸用品売り場が無事、本館地下2階に移されて 営業を始められたみたいです。

すぐに見に行きたいところですがまだもう少しの間行けませんが…

今朝、アンジェラス店長のSさんのFacebookに写真と共にアップされていたのでご紹介します。

「3月2日Angelus大丸神戸店が本館地下2階への移設OPEN致しました。14時間での移動は激過酷なスケジュールでしたが、やっと落ち着きFBでご紹介できます。たくさんのお客様や、関係者の皆様に支えられてのお店、感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひ、皆様もご来店下さいませ。心よりお待ちいたしております。」

ゆう風舎のベビーキルトやレッスンバッグ、ニギニギ等も飾っていただいていますね(^^;;

横に花が…
ウヒョ!お花贈るのウッカリしてました(ノ_<)
その代わりに大きな写真、貼っておきますから、ね(^^;;

春色コットン

2017年3月3日(金) ブログ
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またまた可愛いUSAコットンが届きました。

(歳と共に一年があっという間、になった…)
と、感じつつ、
「え?去年の冬もこんなに寒かったっけ?」
と、ブーブー不平を洩らす自分がいますが。
この冬も冷えがこたえました。

2月になり、光が強くなり、そしていよいよ弥生3月。

今日はお雛様ですね。
私も「カスタマイズ寿司太郎」をしましたよ(^^;;
ベースはインスタントのちらし寿司、それにちりめんを混ぜ込み、大葉を刻んで乗せた上に錦糸卵。
甘エビと半分に割ったスナップえんどうを飾り…。
ハマグリのお汁、菜の花の酢味噌和え…

皆さんのお宅ではもっともっとご馳走だったでしょうね。

季節は春に向かうのに、実は私の親しい人の中で、今けっこう体調を崩してたり、悲嘆にくれたり…があるのです。

先日読んだ研究記事のように「心」が脳も身体も支配するのなら、なんとか「心」が浮上し、明るい方向へ向かうようになってほしいです。

今、読んでいる若松英輔さんのエッセイ集【悲しみの秘義】にこんな文があります。
「あなたに出会えてよかったと伝えることから始めてみる。
相手は目の前にいなくてもよい。
ただ、心のなかでそう語りかけるだけで、何かが変わり始めるのを感じるだろう」

時間が少しずつそんな思いを運んでくれることを願います。

さて、私が出会えた可愛い布達。
春色です。

私は特に真ん中辺りの花柄が気に入っています。
弱々しいけれど、色合わせが絶妙です。

有輪さんもこんな花柄を作ってくれないかなあ?といつも思います(^^;;

もやもやリバティー

2017年2月28日(火) ブログ
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昔は本当に、可愛い可愛い、色の綺麗な小花模様かウィリアム・モリス等がデザインしたアールヌーボー調の伝統的な模様のとか…
だけを、しかも心の中で
(エイ!)
と、声をかけて(高いものですから)買ったものですが…

最近はすっかり私の作品には無くてはならないものになってしまったリバティ・タナ・ローン。
選ぶ布が全然違うものになってきました(^^;;

絵キルトの細かいパーツ、しかもパッと映える色…というとこれしかないような気がします。

なので「絵の具感覚」で使えるプリントばかり探してしまいます。

そして昔と違って季節限定のプリントが春夏、秋冬もの、として毎年どんどん出て 種類もとても豊富になりました。

今、1番ヘビロテになっているのは手前にあるグレー、ブルー、パープルがフワフワと雲のようにぼかされたプリントです。
ホラ、ひつじさんもこの布一枚で…(^^;;

隣の馬さん親子もガチョウさんたちも ぜんぶリバティです。

こんな使い方ってリバティ社の方は怒られるかな?

でも綺麗な発色と、何と言っても針通りの良い布質で、私も[ワイルドスミスさんの絵本]に挑戦しているHさんも、とっても助かっているのです。

高額なのも目を瞑れるくらい(^^;;

アカデミー賞

2017年2月27日(月) ブログ

昨日、チクチクしながらyoutubeで聞いていた23日の[大竹まことのゴールデンラジオ]でいとうせいこうさんという方が[ムーンライト]という映画を観た感動を熱く語っておられました。

貧困、麻薬、暴力、トランスジェンダー…
全ての問題を抱えた小さな黒人少年…始めは何にも語らない、そして少ない少ないセリフ。
その子が大人になるまでを描いた、低予算でたった25日間で制作されたというアメリカ映画。

それが全米脚本家大賞を受賞し、アカデミー賞でも大本命の[ラ・ラ・ランド]にどこまで迫るか?と期待しておられました。

セリフが少ないのに、でも
(ああ、こうなんだなあ)
と、想像してしまう。
例えて言えば、優れた俳句のようだ、とも。

題名は 主人公をケアする、自身売人でありギャングであるキューバ人が、キューバのあるお婆さんから
「黒人達は月明かりの下ではブルーに輝くんだよ」
と、言われたことから、のようです。

地味な映画なのに絶賛され、
「この映画を観終わって映画館から出てくると人生が変わっている」
とは、ローリングストーン誌。

そんなこと聞くと 優れたミュージカル映画を復活させた[ラ・ラ・ランド]もいいけれど、やっぱり[ムーンライト]がとればいいなあ、と思っていたら、なんと作品賞‼️

アメリカの良心、というところでしょうか?
今だからよけいに、ハリウッドの反骨精神というか…

ところがところが前代未聞!

作品賞発表の時、プレゼンターは一旦[ラ・ラ・ランド]って紹介!
あとで間違いだった、と…
なんだかどちらも気の毒でした(>_<)

ところで[ムーンライト]のエグゼクティブプロデューサーに名を連ねているのはなんとあのブラッド・ピット。

アンジーには見限られたみたいだけど、なかなかどうして、ブラピ、Good Job!です。

アフリカの若人

2017年2月26日(日) ブログ
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先日、Mさんが、姪御さんの留学時代のお友達であるmちゃんと言うナイジェリアの若人をお連れ下さいました。

かねがね、マイケルはアフリカ大陸を人類の故郷と捉え、
「I’m a black American. I am proud of my race.」
と、言っていましたが、私はそうそう身近にお話をしたことはありません。

入ってこられた時、
(なんとご挨拶したらいいだろう?)
と モゴモゴしている私に Mさんが
「日本語ペラペラです」
と(^^;;

イギリス?アメリカの大学、大学院、そして立命館大等で修学してきたと言う彼女、
(そんなに、いったい何を勉強されているのだろ?)
と、思って聞いてみると(Mさんに(^^;;)
「犯罪心理学」
なのだそうです

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