「もしも…」の切符

2016年2月26日(金) ブログ
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絵もおはなしも可愛いすぎ!なのになぜか主人公が「ワニ」。

アメリカの作家エリサ・クレヴェンさんの代表作[エルンスト]

扉には訳者の言葉でこんなことが…
「空想の世界と現実の世界を行ったり来たりするときのことばの切符があるとしたら それは「もしも…」ということばかもしれないなと思います。

エルンストが、そのちいさな胸のポケットにいつも入れてる「もしも…」という切符。
いつでもどこでも使えて 行ったり来たりの往復切符。

楽しい「現実から空想ゆき」にいっぱいいっぱい乗ったあとで「空想から現実いゆき」に乗り換えてエルンストは帰ってきました。
でも、そんな夢の旅を胸いっぱいしたあとは こんどは現実もぴかぴかしてきちゃうんだから素敵です。
…どうやら「もしも切符」の最高の秘密は、ここらあたりに、ひそんでいるのかもしれません…。」

いつも周りの景色、起こること、人々を見ながら
「もしも…もしも…」
って空想していたエルンストがお誕生日の前の夜に見た夢の景色。

クレヴェンさん自身がパッチワーク等のクラフトワークの先生だそうですから見るからに
「絵キルトにした〜い!」絵柄。

でも大変そう‼︎

でも、今回見事に絵キルトになりましたよ!

40代、まだ若くて油の乗ったItさんの力作ですよ。

「そこでは 砂は クリームみたいで、みんな 魔法の馬車に のっていました。」
という夢の一シーン。

パッチワークされた海や砂浜や山々に筆をトントントントン押しつけたような色とりどりのドットがいっぱい!
これはもうビーズで表すしかしょうがない、とItさん、がんばりましたよ。

写真より本物は数倍、綺麗です(*^^*)

春の作品展でぜひご覧くださいね。

倉敷のデニムで

2016年2月25日(木) ブログ
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火曜日に出勤してきてくれるスタッフTさんのバッグを見るのは楽しみです。

ミシン上手なTさん、けっこう厚めの丈夫そうな布でパパっと新しいバッグやお弁当バッグを作っては活用しておられます。

おとついも、見ると新しいバッグ。
ジーンズにするようなしっかりデニム。
倉敷に行った時に買っていたものだそう。
岡山県の児島デニム、というのは優れた国産デニムで、有名なんだそうですね。
なので倉敷の美観地区にもそんなお店がたくさんあるとか。

しばらく倉敷にも出かけてないので全然知りませんでした。
又、行ってみたいものです。

ところでTさんが合わせたのはなんと旦那さんのシャツ(^^;;

「もう着ない」
とおっしゃるので喜んでバッグに仕立てたそうです。
胸ポケットをそのままバッグの外ポケットに使う、なんてニクいニクい。

赤いチェック布だけど、中袋にもいっぱいポケットがついていて、本格的なファスナー開き仕立てで、このバッグ、なかなかハードに使えそうです。

それにしても若い方のバッグを持たせてもらうと凄く重くってビックリします(^^;;

ペアのクッション

2016年2月23日(火) ブログ
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大きな絵キルト制作中のKさんですが、一足早く、クッションが二つも出来上がったようですよ。

先週[Days Of Kids]の総柄プリントを幾つか買って帰ってくれたKさん。
あっという間に作品に(*^^*)

[Forest]とギンガムチェックでひまわりのような大きなドレスデンプレート、真ん中には女の子とアルファベットのアップリケ。

いつも感心するくらい作業がきれいで、チョコチョコっとレースを挟んだりするのがお得意です。

ラブリーなクッションは作者そのものですね(^^;;

ところで、二つ並んだアルファベット[M][J]はお嬢さんと息子さんの頭文字でもあり…誰かのイニシャルでもあり…??

どちらの意味でも大切なクッションになりそうですね(-_^)

春のバッグキット、アップしました

2016年2月22日(月) ブログ
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[Days Of Kids]パネル柄、バスの部分を切り取ると、又ちょっと雰囲気が変わります。

いろいろな花の咲いた小道…。
ギンガムチェックに囲まれた小道と、ふんわり曲がったもっと小さい小道と。

その部分を使って春らしいトートバッグを作りました。

お店に出しての初っ端に買って下さったのはKさん。

「なかなか作れないんだけど…」
と、笑いながら。

お年寄りの世話という、気持ち的にも身体的にもハードな仕事をお持ちのKさんですが、こんなバッグを持って、心を春にして、出かけてほしいな。

まだまだ寒いけど、もうすぐ三月ですものね。

見せかけチェスト

2016年2月21日(日) ブログ
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有輪さんから譲り受けたチェスト、とっても気に入っています。

残念ながら本当のチェストではなくて、引き出しは開きません(^^;;

1月に発売した[Days Of Kids]の総柄プリント3種。
ワンピにしたり、カーテンにしたり、透け感がなかなかいいのですが、こうやってパッチリ、たぶん発泡スチロールのような白い土台に張っていただくと、くっきり模様が浮き出て、これはこれでとても良く見えます(*^^*)

チェストの本体は業者さんに作ってもらわれたそうで板材と角棒材でしっかり作ってあって、引き出し?のパネルは有輪さんの若いYさんが作って下さったそう。

《つまみ》の部分は茶色っぽい色だったのでつれあいに白く塗ってもらいました。

(引き出しに何が入ってるのかな?)
と、つい引っ張られて、ポロリと取れてしまってもゼンゼン気にしないで下さいね(^^;;

チョこっとつけているだけですから(^^;;

プリントファスナー

2016年2月20日(土) ブログ
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「こんな所に?」
ってたぶん思っていただけるくらい、世界各国の絵本がたくさんあります。

でも、哀しいかな、どうしても[キルト作品展]等に比べれば[絵本図書館]を目指して来て下さるお客様はまだまだ少ないのです。

そんな中で、福崎町から車を走らせて来て下さるKさんは…
いつも素敵なお嬢さんと一緒です。
今年、とうとう中学生になられるそう。
そしてゆう風舎のドールハウス的なキット[もうすぐ!]や[キッチン]や[つづきを読んでね]等の作品を一つずつ、少しずつお二人で仕上げて下さり、もう少しで屋根つけまでこぎつけて下さりそう。

そしていつも絵本図書館の絵本を熱心に見て下さるお客様です。

そんなKさんからいただいたメール。
「前略…今日の映画作品の絵本展も素敵でした(^^*)♪娘が大好きな作品…スターウォーズ、ハリーポッター、ナルニア、ノアの方舟…沢山あって驚きました;^_^A
どんな図書館より、本屋さんよりも心が踊ってしまう絵本図書館でした(o^^o)…後略」

テーマを考え、絵本を選び、毎日コツコツと頑張っているつれあいに見せたいメールでした(*^^*)

ありがとうございます。

そうそう、フェイスブックにも嬉しい記事が。

ときどきいらしては材料を購入、忙しい子育ての合間をぬって可愛い小物を作るSさんが以前買って帰ってくれたYu’sのプリントファスナーを使ってお友達の赤ちゃんの哺乳瓶ケースを作ってくれたそう(*^^*)

哺乳瓶ケースというのはやっぱり私には思いつけないアイテムでした(^^;;
男の子だったのですね。

このプリントファスナー、以前 私がデザインした絵柄で日本ちゅうこうさんが開発してくれたものですが、残念ながら何年かして男の子用は廃番になっちゃったんですよ。
(ちなみにゆう風舎には20㎝以外のはまだ残っています)

自転車と英字、乗り物いろいろ、とか好きだったんですが…

花柄2種はまだ続いています。
20㎝、30㎝、40㎝の三種類です。

ネットショップにはあげていませんがご要り用の方はお問い合わせ下さいね。

営業用バッグ

2016年2月19日(金) ブログ
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毎月、とはいきませんが、ときどきはるばる大阪から有輪商店の営業マン、M君が車を運転して来てくれます。

もちろん、「営業」にです。

いつも、
(何か、変わった、洒落た新作布があるかなあ?)
と楽しみです。

今日は一月の展示会で注文した布の色違いや春らしい布少しと共に、来たるべき季節のためにレース布の幾つかを注文しました。

ところで大きなスーツケースに布見本をぎっしり入れて日本各地を回るM君ですが、もっと小さな(スクワッチ)というせいぜい4㎝×5㎝くらいの布を貼った紙の資料もたくさん持ち歩き…そんな資料入れに女子社員さんが作ってくれた我が[Days Of Kids]のバッグを使ってくれていました(*^^*)

やはり、何か作品になっていると布を仕入れるお店の人にも目に止まりやすいらしく…

とっても嬉しいです。

秋のパネル柄(オータムストリート)を使ったバッグも(*^^*)

この楕円の部分をファスナー付きのポケットにしてしまうなんて、すご〜い発想(≧∇≦)

ディテール

2016年2月16日(火) ブログ
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今年初めていらした川西市お住いのKさん。

2ヶ月以上拝見しなかった作品ですが、さすがKさん。
広げていただくと期待通り、ずいぶん出来てきていました(*^^*)

ル・メールさんが描いた原画、水路があるのでやはりオランダの街角でしょうか?
建物も通りも水路も木々もみんな柔らかなパープルに染まって、とても美しい絵です。

Kさんがこの絵を選ばれたのもよくわかります。

ところが絵キルトにするとなると、案外無いのが「紫系統の布」です。

それでもなんとか染めたり、布の裏を使ったり、雰囲気が出てきました。
樹木の幹はウールのツイードです。
絵キルトの場合はコットンばかりではなく、できるだけ違う素材を組み合わせると厚みや深みが出るような気がします。

そしてKさんの本領発揮が、女の子達に施されたさまざまな装飾。

昨年の[レース展]のシンデレラもそうでしたがディテールへのこだわりがいつもとても魅力的です。

大人になっても女の子の夢を大切に持っておられるのですね。

4Dかふつうか?

2016年2月15日(月) ブログ
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このところやっと私の周りの方が何人か[STAR WARS フォースの覚醒]を観にいかれたようで、話しが出来るのが嬉しいです(≧∇≦)

土曜日はスタッフOさんが観にいかれたようで(*^^*)

Oさんは初めて[SW]を観たのはテレビで、だそうです。
リアルタイムの時は2、3歳だったそうで(^^;;

そうなんです。
こればっかりは旧三作をリアルタイムで観たか、観ていないかで興味関心が全然違います。

私はやはり青春時代、ちょうど結婚してたか?してないか?くらいに二人で観に行ってハマり、もちろん6作共、何度も楽しんだ世代です。

世界中にそんな人がいっぱいいますから今回の新作は賛否両論!
ボロクソの意見もありますが…

私は文句無しに面白かった☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

新しいキャラクターのレイちゃんとBB-8に夢中です(^^;;
レイちゃんのフォースが覚醒していく演技は素晴らしい(*^^*)

それにしても4Dって高いのですね!
一人、¥3200‼️
夫婦で行くと¥6400‼️
ま、若くてディズニーランド好きなOさん夫妻なら、ね。

私は3D(字幕)とふつう(吹き替え)と行きました(スミマセン、2回観ました(^^;;)

私の結論としては「ふつう、吹き替え」が一番、物語が良く解って…って感じです(^^;;
歳いったのですね〜。

日曜日

2016年2月14日(日) ブログ
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今年のバレンタインデーは日曜日。
しかもゆう風舎定休日(*^^*)

…とは言ってもべつに何にも(^^;;です。
もちろん、チョコレートは用意しましたよ。

今日はどこへも出かけず、ダラーっとしながらたくさん縫おう、と思っていました。

ところが哀しいかな、時間があってもそう縫えなくなってしまいました。
すぐに目が痛くなり、目からの肩こり…となってしまいます。

そこで、
(なんだか暖かくなってきたし…)
と、ちょこっとショップのディスプレイ替えをしました。
冬物は片付けて、春らしいもの…

(春に向けて何か作りたいな)
と思っておられる方、ぜひお立ち寄り下さい。
春の新柄布もいろいろ入荷してきていますよ。

ところで、縫い物の私のお供のYouTube。
本当に便利です。
探せばずいぶん前の講演会、なんていうのも聞けます。

たまたま出逢った井上ひさしさんの講演会。
2007年11月に所沢市であった
[日本国憲法が創り出した価値]というお話です。

現在、活躍しておられる、いわゆる「識者」と言われる方はごまんとおられますが、やっぱり話し方、感じられる人間性…そう言ったものが好きでないとなかなか話を聞く気にはなれないものです。
井上ひさしさんはやはりとても穏やかな飄々とした話ぶりで、ちっとも語気を強めては話されないのに聞かせられます。

その中で日本国憲法の、特に「前文」が非常に優れているので世界あちこちの「非核化」に関する条文等に真似され、盛り込まれている事を教えて下さいます。

イタリア半島のすぐ脇にあるサンマリノという小さな非武装の国。
そこにあるレストランには日本語で書かれた「前文」が飾ってあるそうです(*^^*)

そしてその日本国憲法前文には、アメリカの独立宣言、フランスの人権宣言、イギリスのマグナ・カルタなど、先人達が考えてきた世界平和に対する想いが盛り込まれていること。
決して「押し付け」でもなんでもないこと。

人間であるならば誰しも必ず
「誰かの命令で人を殺しに行かされる、誰かの命令で人に殺される、ことはゴメンだ」
すなわち
「私の運命は私が決める。人が決めるんじゃない」
という、実はかんたんなことを保証してくれている、でもそのかんたんな事を保証するまでどれだけの犠牲があったか?という事を改めて、しかも優しく教えて下さっています。

だいぶん昔のYouTubeですから何分か、短いパートに分かれています。

ここでは5分足らずの「パート4」を貼ってみますので、お忙しい方はこれだけでも…。

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