春本番

2012年4月18日(水) ブログ
2012041811090000.jpg

毎年恒例の(作品展までの最後のお買い物)
スーパーマーケットまでの約20分ほどのドライブが、この時期、本当にゴキゲンです。

寒くて遅く咲いた桜の満開の木。
もう半分くらい散って葉桜になりつつある木。
木々の若葉の赤ん坊が一斉に吹き出て霞んでいる山々。

陽の光りに輝くさまは 本当に息をのむほどキレイ!
田舎に暮らす喜びを感じる、一番の季節です。

本当にこの点描の若葉の頃はあっという間に終わってしまい、毎年毎年心待ちにしています。

私はたぶん、一生高い山に登って絶景を見渡すことも、酸素ボンベを背負って南の海に潜って色とりどりのお魚たちを見ることもないと思いますが、この(春の山はザワザワ)の景色で充分です(^o^)

JR相生駅からも、山陽道を降りてからも、車で15分くらいのゆう風舎。
どうか、来週からもこの景色を車窓から楽しんでいただけるようにお天気でありますように…。

〈春〉といえば。

札幌のOさんから久しぶりにメールをいただきました。
「長い長い冬がようやく終わりました…」
1月、2月は入院なさってたそうです。
長いリハビリを経て、ようやく全快!
お医者さんの許しを得て縫い物開始。
さっそく、ゆう風舎のキットを注文して下さいました。

リハビリの先生に女の赤ちゃんが出来たそうな…。
スタイとニギニギ。

それだけで、リハビリでのOさんのガンバリと、優しいリハビリの先生の姿が思い浮かびますね。

絵本好き

2012年4月16日(月) ブログ
2012041620400000.jpg

昨日は近くにあるお寺の報恩講さんでした。
(なまって、ほんこーさん、ほんこーさんと言います。)

お寺がいっぱいの京都に生まれ、(観光)としてのお寺には小さい時からいっぱい行った私ですが、こういう風習は知らず、マイケル以前は全くの無信心(漠然と宇宙を支配する神様みたいなものは感じますが)、仕事を休んでまで、ということとか少々とまどいますが、地域のいろいろな方と交流を深めるのは なかなか素敵です。

三年前に新しく住職としてお寺に来られた若いご夫婦。
可愛い3人の子どもがおられます。
赤ちゃんだった、一番下の女の子Mちゃんは人見知りせず、作業したり会議したりするオバチャンたちの中にも入ってきて、いつもアイドルです。

何度かお手伝いに行くうちに、若い奥さんも私の事を覚えて下さったのか、インスタントコーヒーなのに私がいれて差し出すと、
「プロのコーヒー…」
などと冗談を。

でも、何より嬉しかったのは 私が何も言わないのに奥さんの方から
「高原さんとこへ行きたい、と思いながらなかなか行けなくて(基本的にお寺はお休みがないそうです)
絵本が大好きで…。
長崎にいた時は絵本の出版社に勤めてたんです」
と、話しかけてきて下さいました。

あ〜、お寺を空ける訳にいかないのかなあ?
あの3人の子どもさんならきっと絵本を楽しんでくれるだろうになあ。
たくさん、たくさんあるよ。

バッグに惚れました

2012年4月14日(土) ブログ
2012041419230000.jpg

洋裁が得意で、[お直し専門店]の店長さんのMさん。
今までは[リネン&レース展]等に手作りの服とかを出品してもらっていましたが、最近、現場をちょっと離れられ、時間に余裕がありそうなので、つい、声をかけました。

「絵キルト、作ってみては?」

昔、レース展出品のワンピースやジャケット、仕立て上がってから施されたさりげない刺繍やリボンワークにカルチャーショックを受けた私。
独自のセンスを研いていかれたらなあ、と密かに願っていました。

「難しいです〜」
と、初めての絵キルトに取り組むこと数ヶ月。
今日めでたく完成して持ってきて下さいました。

絵も描けて、小物をクチュクチュ作り始めると時が経つのも忘れてしまう、というMさん。

密かに期待していた通りの作品でした!

ドレスも花もいろんな小物もハイヒールも、とっても手間暇かかっていて素敵です。
でも私が一番惹かれたのは革製のアイボリーのバッグ。
お仕事柄、革製品も扱っていたMさん。
残り切れ端に、(まるでバッグみたい!)という形をみつけて作ったのだそうです。

適当な長さにファスナーを切って縫い付けてしまうのもさすが!
持ち手も細い革製ですよ!

傘の布

2012年4月13日(金) ブログ
2012041319030000.jpg

ここ数年、[Chuko]さん(日本紐釦さんのアンテナショップ)のUSAコットンは充実しています。

国産とは又違った洒落た色合い、モチーフ…。

数ヶ月に一度、新柄が到着するようですが、なかなか覗きにいけないので残念です。
見つけた時にはもう反物は薄くなったりしています。

そんな中、送られて来た紐釦さんからのDMにカットクロスセットをみつけました。
写真だと(どうかな?)と思っていましたが、13枚の中には 使えそうなマルチボーダーあり、ビタミン色のプリントあり。
その中の一つを傘に使いたくなりました。(もちろん絵キルトの中の傘です)

実はもう早、6月の大丸でのワンディレッスンの課題を出さないといけないのです。(今回は6月1日ですよ!予定空けておいて下さいよ〜)

(え〜!これから作品展だというのに、そんなのまだ考えられないよぉ)
と、思いながら、屋根瓦を縫い縫い、考えていました。

(6月だからやっぱりブルー&ホワイトの涼しげなのがいいなあ。オーガンジーも使いたいなあ。
ブルーのフラワービーズも使いたいなあ。
雨の景色にしたいなあ)

そんな風に思っていたところですからその布を見て〈傘〉に決まりです。

すると、ガゼン、作るのがとっても楽しみになってきました。

毎回毎回、こんな風に(課題)が(楽しみ)へと変化していきます。
ありがたい仕事です。

雨の日

2012年4月11日(水) ブログ
2012041120350001.jpg

今日は1日、よく降りました。
それでも夕方にやんで、庭をみると不思議ふしぎ。
昨日までと色合いが全然違います。
木々の若芽がいっせいに吹き出して薄グリーンをまとっています。
本当に、毎年繰り返される自然の恵みに感謝です。

籠ってやっていたので、やっと屋根、完成してつなげられました。
もう少し日はあるので、と思っても、ここまではやってしまおうとすると、つい根をつめてしまいますね。
お陰で、目はかすみ、肩はガチガチ、首が回らなく…。
来年はもうこの大きさ、無理かなあ?
繋げて作るのも限界かなあ?
なんで毎年、こんなシンドイことするのかなあ?

なんて、チラッと頭をかすめたりしますが、でもしんどければシンドイほど完成の喜びも大きい…。

昨日も[野ばらの森のものがたり―ブランベリーヘッジ―]の大きな作品に挑戦したHさん。
毎週、ふうふう大変そうな様子。
よほど(もうコリゴリ)と思っておられるのか?と思いきや、
「次作はどんなのにするの?」
と聞くと、
「いやぁ、もう一枚、これ(ブランベリーヘッジ)しようかな、って思って」
と言われたのにはビックリ。
なぁーんだ、結構楽しかったンだ、ヨカッタァ〜。

兄妹

2012年4月10日(火) ブログ
2012041015230000.jpg

26日の作品展に向けて、ゆう風舎では毎年のことながら殺気だっています、ということはないか…(^^;

でも、もうすでに作品が完成して提出も終わり、余裕の人と、(あと何日!)って必死の人と、悲喜こもごも(^^;

写真の作品を作っているKさんは後者かな?

仕事もしながら、孫のお守りもしながら、針も持ち…。
大変です。

今日は上のお孫さんの入園式でした。
この、可愛い兄と妹に 秋にはもう一人加わるそうな。
いいこと、いいこと。

そういえばいつもお世話になっている美容師さんも
「三人目が…」
っておっしゃってました。
いいこといいこと。

これから皆の力で今よりもうちょっと良い世の中にしないと、ね。

片岡球子さん

2012年4月8日(日) ブログ
2012040809430000.jpg

おととしは堀文子さん、去年は田渕俊夫さん。

美しいお庭。
静かな空間。
生きる力を貰える人生の記録と豊かな作品。

春に訪れる香雪美術館は恒例の楽しみになっています。

今年は5月には無理なので今日出かけてきました。

(京阪神の桜はもう見頃かも?)
正しくそれは(当たり!)
とっても綺麗だったのですが、それが予想以上に寒い!寒い!
駅にはダウンコート姿の方もチラホラおられたくらいです。

(いくらなんでも…)と、チャラチャラ春物のワンピースを着ていた私は冷えて冷えてトイレばかり探している始末(>_<) それはともあれ、いつもながらよく手入れされたお庭を抜けて館内に入ると片岡球子さんの、奔放で力強い作品がズラリ。 20代で描いた初期の日本画から有名な[面構え]や[めで多き富士]等の連作も。 片岡球子さん。 院展の重鎮で103歳まで生きた生涯画家。 50歳まで小学校の教師として全教科を持っておられたとは、今日、初めて知りました。 その教師生活が、型にとらわれない、子供のような純朴で力強い画風に影響を与えている、というようなことが書かれていました。 この人の絵を観ると、つくづく女の人の(強さ)を感じます。 もちろん堀文子さんもそうでしたが、さまざまな表現方法、生き方で示される(強さ)に元気を貰えます。 実は、この片岡先生をちらっとおみかけしたことがあります。 恥ずかしながら昔むかし、名古屋からバスに乗り(なんて地名か忘れてしまいました)愛知芸術大学を受験しに行ったのです。 もちろん、落ちましたが、その時すれ違った、お団子ヘアに櫛をさした女性教授、それが片岡球子さんだとすぐにわかりました。 とにかく、怖そうでした! すべって、納得です(>_<)

ニュー・バス・バッグキットアップしました

2012年4月7日(土) ブログ
2012040715060000.jpg

ファンの方のブログにありました。
マイケルの嬉しいところは、あんなに自分達とはかけはなれたスーパースターでありながら、どこかの部分で
(自分と一緒だね)
と思えるところがあることと…。

その方の場合は音楽の好みだったかな。

私の場合は、幾つになっても(子どもの世界)のものが好きなとこです。

なので、今日アップしたバス・バッグとか([カバン・バッグキット]のところ、見てみてくださいね)大好きです(^^;

写真はYさんの作品です。
去年、お嬢さんが結婚されたYさん。
この作品を作る、と言われ、
(はや、もうおめでたかな?)
と思ったのですが、違って
「[ストーリーキルト2]の図案が可愛くて作りたくなって…」
と、言って下さいました。
きっと楽しんで作って下さったんだな、と、作品を見て判りますね。

プラス思考

2012年4月6日(金) ブログ
2012040616140000.jpg

ホント、まだ寒いです。

お寺にある大きな桜の木、毎年もう今頃はちらほら咲きなのに、まだ蕾です。
もっとも、もう咲きだしそうに膨らんではいますが。

この辺りには村の婦人会もありますが、お寺の婦人会もあります。
会計監査の役で、今日はお寺に行ってきました。

2年間の任期の会長を引き受けて下さっていたMさんは ここから車で5、6分の所にお住まいの気さくな方です。
副会長、会計、会計監査と四人いますが、いろいろな行事、やはり皆勤はMさんだけだったと思います。

地域の係は交代しますが、やはり皆尻込みしてなかなか決まらない会長職。
先月の集まりでなんと、Mさんがもう2年、引き受けて下さることに。
偉いなあ。
「いいんよ、いいんよ。」
というMさん。

いつも案内状等のプリントを車に乗って配って下さったMさん。
「皆のうちがどこか判ったしヨカッタ」
と、言葉がいつも前向きです。

今日の会計監査の集まりには美味しいケーキまで買ってきて下さいました。

私なんて2年間でたった2つの行事に参加しただけ、監査の用事も正直ラクなもの。

それなのに、
「高原さん、ご苦労様でした。ご苦労様でした。」
と、帰り際に何度も言って下さって。

あきらかに私より若いMさんの人柄に触れて、お寺の用事を内心億劫がる自分を反省です。

どんな時にもプラス思考ですると、周りの人も自分も明るくなりますね。

お寺でいただいたコーヒー(もちろんインスタントです)があんなに美味しく思ったのはMさんのおかげですね。

入園に…

2012年4月5日(木) ブログ

お目めくりくりの可愛い小学生だったNさんも 今や2児のママ。

男の子と女の子に恵まれ、育児に奮闘中です。

 

そしてこの春、下のHちゃんもいよいよ入園。

手芸好きなNさんは きっと愛情こめていろんな入園グッズを手作りしていることと思います。

 

そんな中、

「こんなの作りました!」 

写メを 送ってくれましたよ。

 

このあいだ遊びに来てくれた時に買って帰ってくれた[風に乗って]のキット。

それはそれで作るのとプラス、型紙を50%に縮小して Hちゃんの幼稚園アルバムの表紙を作ってくれました。

小さな娘と 昔の図工の先生を両方喜ばせてくれる健気なNさんに 心から感謝ですが、

(いいなあ)

と思うと同時に そんな手作りはおろか、お弁当も満足に作ってもらえない子どもたちの話を思い出し、複雑な気持ちになる私です。

 

丁寧に、愛情たっぷりに育てられた子どもは きっと将来、人のことを考え、社会に役立つ人に育っていってくれるに違いないと思っています。

« 前ページへ次ページへ »