梅雨が明けて、とうとう「真夏」「猛暑」がやって来ました。
レターパックを投函しようと近くにあるポストへトコトコ歩いて。
サングラスに黒い日傘、といういでたちで行きましたが 本当に雲一つ無い真っ青の空。
蒸し暑いよりはいいような気がします。
さてさて、
(出版社の都合や段取りもあるんだし…)
と、ゆったりと待とう、と決めていた[ハイジ下巻]、9月に発売されることになりました。
あと、2ヶ月😊😊😊
なにせ、もちろん原作読後の感動が冷めないうちに、と上巻に引き続いてキルト制作は終えてしまったので、ただひたすら「待ち」の構えでした🥲
もっとも、ちゃっかり布地は先行販売させてもらったのですがね。
下巻は フランクフルトからアルムの山へ、おじいさんの所へ帰って来た、その直後から始まります。
まずはヤギ達の盛大な歓迎に会いますよ。
9月まで 又追々に少しずつ紹介していきますね。
9月発売予定❣️
謎解き
今日は会場にIさんに座っていただきました。
閉館の4時になり、
「ご苦労さま!もう帰ってもらっても…」
と、言いに行くと いつも美しいIさんの顔が何やら複雑に歪んでいて…
びっくりする私に
「今、気がついたんです、あの一番上の切り絵が表していることに…」
と、涙目…
これは最新、増えた切り絵で 何度も足を運んでくれているIさんは
(何だろう?)
とシゲシゲ見て下さったのですよね。
実は竹山道雄さん作(竹山道雄さんはハイジの訳もされていますね)の[ビルマの竪琴]の1シーンから 最近のミャンマーでの軍事政権の民衆への弾圧を少し描いています。
ニュースで放映された、至近距離での市民への銃撃も衝撃的でした。
三本の指を立てて抗議したサッカー選手の腕も…
と、言ってもなかなか判りづらいですよね。
さすが、Iさんです。
お一人でもお二人でも想いを馳せて下さる方がおられるととても嬉しい。
モチベーションが上がります。
お客様が気づいて下さった「志村けん」さんの繋がりは又後日に…😉
薄い白いリネン
遅れてやってきたレース生地がありました。
四角い小さな窓がいっぱい並んでいてなかなか可愛い…
メーター数、たくさん来たし、何か作らないと反物のままでは模様を知ってもらえないし…、と自分のブラウスを作りました。
型は何年か前にLUCUAで購入したリネンのブラウスを元にアレンジしたもの。
すると 嬉しいことに気に入って下さったお客様がおられて、レース生地を買って下さって。
でも、私の作った型紙はいい加減すぎるのと、 私のサイズだとチト小さい…。
そこでプロのDabidiさんにきちんと型紙を描いていただきました(有料です)
今日わざわざ芦屋から車を飛ばして来てくれたInさんも気にいって下さいました。
じゃあ、簡単なキットにでも、って思うのですが、残念ながら襟ぐりや裾模様に使った薄い白いリネンがもう無くなってしまいました。
このリネン、透け感があって大好きでしたが、やっぱりその後、出逢いません🥲
どこかにないかなー。
出窓の思い出
上は今のレース展の写真。下は絵キルト。
実は同じ場所です。
ずいぶん時が経った、ゆう風舎絵本図書館の南側の出窓です。
絵キルトはもう何年になるでしょうか。
Hさんが縫われました。
その頃は出窓の外側は蔦に覆われていたのですよ。
「煉瓦の壁に紅葉する蔦の葉」に憧れて創業当時植えたものがどんどん大きくなり、漆喰の部分も点々だらけになり…
隣に新しいカフェを建てた時に切ってしまったものです。
でも大きな葉が風に揺れてカサコソする様子や窓から見えるシルエットと置いていたランプ類を気に入って下さって出来た作品でした。
その作者が今日、何年ぶりかなあ?
西宮からひょっこり来て下さいました😭
お元気そうで何より!
今は大きな作品を作っておられないようなので、僭越ながら ちょっとハッパをかけさせていただきましたよ😅
ベビーキルト
今回のレース展に並んでいるベビー・ドレス2つ。
どちらも可愛くて清潔感があって…そしてお祖母様の手作り💕
その下に控えしは、実はいにしえのゆう風舎のベビーキルトです。
もう、同じレースが無くなって廃盤になったキットです。
でも、デザイン自体はシンプルで作りやすいので、今回二つとも、レース違いで作って下さることになりました。
今日のお客様は左側の横段になったベビーキルトを…
このベビーキルトはその昔手に入れた、一つ一つが懐かしいトリミングのコットンレースが並んだデザインのレース生地で 大好きでしたが、無くなってしまい、その後同じようなレース生地に出会わないまま…でしたが、今年は「生地」ではありませんが幅広の帯状レースを仕入れたので これでなんとかできそうです。
少しずつサイズは変えていきますが、同じようなデザインには出来そう。
出来上がりが楽しみです。
カサブランカから時を超えて
雨ですね…
おかげさまでこちらは特に被害は無く、蒸し暑さや過度のジメジメに耐えて暮らす、くらいですが、またもや甚大な被害に遭われた場所、人々には言葉もありません。
本当に毎年起こります。
ところで。
今年の[リネン&レース展]のテーマは「時を超えて」でした。
私は頭を捻っても オードリーの子ども時代から晩年までのプロフィールくらいしか思いつきませんでしたが、連れ合いは まさしく「時を超えて」の英語版「ビヨンド ザ タイム」から そのままのテーマ曲を抱いた往年の名作[カサブランカ]を想像したみたいです。
そんなわけで絵本図書館の北側の窓と壁面は白い紙製の切り絵で覆われていますが、どうもまだ完成ではないらしく…
今日はその一部、しかもザックリとご紹介させていただきますね😅
英字で[リックス カフェ アメリカン]から始まるフィルム状のうねり、映画[カサブランカ]の名場面から始まり、[カサブランカ・ダンディ]を歌うジュリーを経由し、ある理由からチャップリンに飛び火、またまたある理由から[ウイ アー ザ ワールド]にもつながるのですよ😅
詳しくは又の機会に。
切り絵で時を刻む
黒い紙の切り絵と白い紙の切り絵。
どちらも未完成なのですが。
黒い方、ドアを開けて、の壁面は時を刻む渦のようにしたいのです。
説明がないとなかなか分かりづらいのですが、よくよく見ると…
左上に出発は、中立国オランダにまで攻め入ったナチスが描かれています。
「アンネ・フランク」の文字も…
オードリー・ヘップバーンも実は幼少時、オランダでその頃不安な日々を経験しています。
アンネとオードリーは歳も同じなんだそうです。
その後、バレリーナを目指していた頃、そしてブロードウェイの舞台劇[ジジ]の主役に抜擢され…そしてお馴染みの[ローマの休日]。
(途中から絵キルトが挟まります😅)
煌びやかなスターとしての一面と、歳を重ねてからのアフリカでの活動…
そんなオードリーの生涯から、切り絵は中村哲さんの尊い活動へと繋がれて行きます。
どうかゆっくり立ち止まって、そんなことを思いながら眺めていただくと嬉しいです。