手作りの帽子

2010年12月6日(月) ブログ
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今でも、身近で若い人の齢を聞くと、
(えーと、じゃあ、あの頃、小学校3年生くらいか…)
と思い返してどんな世代か?の基準にしてしまいます。
教師を辞めて、今の仕事の方が長くなったのに、不思議にやっぱり教師気分が抜けません。
なので、ぷくぷくの頬っぺたをして、輝く瞳で見上げてくれていた小学生達が、大人になり、車の運転ができるようになり、はるばる訪ねてきてくれて、しかも子供まで産んだ!というのは 本当に不思議な感慨があります。
変わらないつもりでいても、こちらも随分齢いった、ということですね(^-^)

さて、今朝、神戸から来てくれたSさんとHさんも、今や子育て真っ最中のママ。
可愛いニット帽や男の子のキャスケット、それにセーターも それぞれのママの手作りだそう。
Sさんは前から大の手芸好きで 結婚前はゆう風舎でアルバイトしてくれていたこともあるくらいですが、バリバリの理数系のHさん。
「結婚して、子供が出来てから手芸に目覚めました」
とのこと。それはとっても嬉しいこと(^-^)。
今日も「縫い目がほつれないからこれがいいんです」
と言って、新しい帽子を縫うべく、Yu’s2のラミネート加工のプリント生地を買って帰ってくれました。
なるほど、そんな使い方もあるんですね。

辛い目に会われたK君のお母さんも、お孫さんが出来られたとか…。ヨカッタ。

あくまでも優しく

2010年12月5日(日) ブログ
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自分のとこながら、
(たくさんのクリスマス絵本があるものだなあ!)
と、感心します。
昔、絵本を集めていた頃には、[クリスマスの絵本]といっても、スタンダードなもの以外、そんなに無かったのです。
そのかわり、見つけた時の、ワクワクドキドキしたなんとも言えない感動がありました。
それが毎年、いろんな所からいろんなクリスマス絵本がたくさん出版されるようになると…。
有名作家の、又は人気シリーズのクリスマスバージョン。
古典をいろいろな画家が描いたもの。
クリスマスの事典的なもの。
クリスマスキャロルを題材にしたもの。
そして飛び出す絵本等…。
その中には正直、なんだか商業ペースに乗せて、「クリスマスだったら良い」という感じの、安易なお話作りの気がするものもあります。
賑やかな「意匠」だけを追いかけるものではなく、やはり、その時期ならではの心温まる、しみじみとしたお話を子ども達の心に届けたい。

有名作家もとってつけたみたいなクリスマス絵本?に思う作品もある中、この人は違います。
ガブリエル・バンサンさん。
みなしごのネズミの少女セレスティーヌを大切に育て、一緒に暮らすクマのアーネストおじさんの話です。
クリスマスの時の話は2冊。
どちらも[流行り]とは関係なく、昔からあったもので、私の本も、表紙がちょっとセピア調に色褪せています。
どちらも、ワガママで傷つきやすい小さなセレスティーヌにふりまわされるアーネストおじさんの数日ですが、美しい絵と共に、ひやひやしたり、ホッとしたり…。
どんな時にも、どんなセレスティーヌにも、あくまでもあくまでも優しいアーネストは、きっと女性の一つの憧れですよね。
優しいだけではありません。
あくまでも気高く、静謐な生き方を示し…誰かみたい(^-^)
だからこそ、最後にはセレスティーヌは心から反省、彼女も又、彼女自身の持っている優しさを示すのです。
クリスマスにはやっぱりこんな話がいいな。

出来ました。

2010年12月4日(土) ブログ
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ドアから入ろう、とするワンコがいて、高い所からのぞくニャンコがいて…。
やっと[アンティーク屋さん]は出来ました。

でも、そのわりには今日は沈んだ気持ちです。

昔、明石に勤めていた時、同学年の二人の可愛い、なかよし学級の子がいました。
素朴な風貌、言葉はでにくいながらも絵が得意で温厚なS君。
色白、おめめパッチリめちゃめちゃハンサムで、でも繊細すぎて時々調子を崩してしまうK君。
どちらも、親学級のクラスメートの中でも人気者でした。
卒業して何年かした時、思いがけず、S君の訃報に接しました。
施設で暮らしていたS君。
週末の帰宅を歓迎してお母さんがご馳走をしすぎたのでしょうか?
たまたま胃腸の調子が悪いのをS君には伝えるすべがなかったのでしょうか?
施設に戻ったS君は誰も気付かない時に戻した吐しゃ物で窒息してしまったのでした。
誰が悪いわけでもありません。
温厚なS君は施設の皆からも可愛がられていた、と聞きます。
なんともやりきれない気持ちでいる私に、まだ知らないかも?とK君のお母さんが手紙を下さいました。
その中に…
「自分はKより1日でも長く生きられるようにと、いつも願っています」
と書いてあったのです。……
どこの親が、子供の方が早く亡くなってほしいと思うでしょうか?
それだけ、不安なんです。
自分がいなくなった後の息子の事が…。
まだまだそんな世の中です。
社会の受け皿も、保護者がいてこそ、なんとか…。

その方の旦那様がこの夏亡くなった、という喪中ハガキを受け取りました。
私より少し上だったでしょうか?
ゆう風舎が建った始めの頃、親子で来て下さいました。
ニコニコとK君を見守っておられた、K君そっくりのハンサムなお父さん。
何と言っていいか…。二人で力を合わせて…というのがもう出来ない…。
手紙は書きますが他に何かできるか?と考える夜です。

なんとか伝えたいけど…

2010年12月3日(金) ブログ
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夕べの大雨や今日の強風で、せっかく色づいていた銀杏やケヤキがすっぽんぽんになってしまいました。
いよいよ、冬、突入ですね。

11月の終わり頃から 今年もやはり毎日のように喪中ハガキが届きます。
(そうか…。〇〇さんは今年、大変だったんだ…)
師走に入って慌ただし…と、思っていても、仕事とMJに明け暮れられた私は 幸せなんだなあ、と思います。
でも、いつも思います。
困難な事や、辛い時期を過ごしておられる方にこそ、MJを知ってほしい、聴いてほしいな…と。
でも、勿論、押し付けはいけません。
私がもっと上手に言い表せたらいいのですが、なかなか難しいです。
そして、真剣にそう思っている自分が、実は(浮いてる?)(おかしい?)のでは?と落ち込むこともあります。
でも、世界中に(ここがミソです)いる大勢のファンの言葉を知ると とても力づけられ、嬉しくなります。
勿論、日本のファンサイトでないと、よく理解できませんが…。
そんな中で見つけた文章です。

「30年という気の遠くなるようなキャリアの中で、Michaelは数えきれないほどの名曲を作り、歌い続けてきたが、その中でも、僕はこの曲を 一遍の迷いもなくMy Best Songに挙げることができる。囁くような歌い出しから、魂の叫びとなるクライマックスまでの、「静」から「動」へ変化していくメロディーラインは非の打ち所なく完璧!
「何かを変えたいと思うなら、世界をよりよくしたいなら、まずは鏡に映る自分からはじめよう」
…このメッセージにどれほどの力をもらい、勇気づけられただろう…
僕と同じくBAD世代の方にとっては少なからずきっと特別な思い入れがあるはず。
この曲は、それまで音楽にさえ関心のなかった、当時中学生の僕に「この人とはこれから長い付き合いになるのだろう」とまで理解させたとんでもない曲。
MOON WALKER冒頭で魂のライヴ映像が使われているが、これが僕のMichael映像初体験となった。今でもこの曲を聴く度に、Michaelに出会えた喜びと感謝の気持ちを最も感じられる名曲中の名曲と確信している。
Liveでこの曲を歌うMichaelの姿は!後半のスピンは!Michaelが人類の限界を超えた瞬間だと信じて疑わない…
僕はこの曲なしでMichaelを語ることは絶対にできない…。」

神戸、明石

2010年12月1日(水) ブログ
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今年最後の明石の[子どもの絵]の日。
時が経って、もう誰も「子ども」はいませんが…。
(続けることの大切さ)
を、私が実感できる、貴重な一つの営みです。
私はある時から3ヶ月に一度になりましたが、お母さんと皆は ほぼ毎週集まっていろいろな学習や作業を頑張っているのです。
ヘルパーとして勤務、遅くなって絵はかけなくても 顔を見せに来てくれるS子ちゃんも含め、皆元気に揃ってヨカッタ。

「早いけど…皆さん、良いお年を!」
と挨拶。
コミセンの外へ出ると もう辺りはどっぷり暮れて。
バスの車窓から見る高丘の町はところどころクリスマス・イルミネーションを施したおうちの灯りがきれい…。

何度も何度も見たこの情景が、今年も変わらず見ることができた幸せを感じます。

そうそう、勿論、時間までは神戸をうろうろ。
大丸の7階手芸用品売り場の入り口のショーウィンドウには先週持っていった[パティスリー]を、早速飾っていただいていました(^-^)

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