準備

2023年8月18日(金) ブログ

涼しくてよく眠れました。

朝のルヴァンは又格別です。

9時過ぎには夜中運転して来たTさん一家が元気に到着。

その後すぐに昨日から軽井沢入りしていたOさん夫妻が到着。

アトリエ・ルヴァンの展示が始まりました。

お昼はもちろんルヴァンのテラスでランチ。

そして…

やっぱり5時半までかかってしまいました。

外から見えるように、とつれあいが苦心した切り絵を吊るすのがやっぱりとても時間がかかりました。

でも、まきこ先生始め、副館長のみほさん、管理人の小林さんとか

「別世界❣️」

と、褒めちぎっていただき、遠くまで来た甲斐があった気がしました。

でも、本番は明日からです。

どんなかなー?

無事、到着しました

2023年8月17日(木) ブログ

残暑 お見舞い申し上げます。

私達、かねてからお知らせさせていただいていますように 信州は軽井沢で[ハイジの世界展]を開催するべく、荷物をいっぱい詰め込んで車でやってきました。

新名神が出来たとはいえ、伝え聞くところによると京都南出口の辺りはいつも渋滞している、という事で、なんと夜半3時半に相生を出発しました。

おかげさまで台風も去り、影響の雨はところどころ降ってきましたが、曇り空、いせひでこさんの絵本[雲のてんらんかい]のような雲を見ながら10時間のドライブ。

やはり旧軽井沢付近は少し渋滞していて予定より30分遅れで軽井沢観光会館に到着しました。

寝不足でドド疲れの私の顔に、観光会館の女性スタッフさんはとっても優しくして下さり、お恥ずかしい限りです。

無事、2階のギャラリーの展示を終え、今夜泊のルヴァン美術館へ。

ウワァ、やっぱり涼しい❣️

紫陽花やいろんな花がまだ綺麗に咲いていましたよ。

さあ、明日はアトリエ・ルヴァンの展示です。

今日は早く寝て…

明日はお墓参りとライヴ

2023年8月12日(土) ブログ

天気予報の方は今日が一つのピークとおっしゃってましたが、本当に殺人的な暑さです。

スーパーに行ったのでスイカなんぞ、買ってしまいましたよ。それから白熊の氷やいろいろ…

明日は京阪神をうろつくのでちょっと収まってほしいです。

毎年兄と行っていた京都のお墓参り、今年は二人で。

夜は梅田で甥の久しぶりのライブがあります。

東京在住の甥、コロナ禍になってからは初めてのツアーだそう。

「ストーリーダンス」⁇

ストーリーキルトじゃなくって?

なんと甥の歌に合わせて7人のダンサーさんが歌のストーリーに合わせてダンス。

ミュージックビデオの舞台版、、だそうです。

それはもちろん、おじちゃんおばちゃんとしては観にいかなくっちゃね。

ドキドキ…

出発まで1週間

2023年8月10日(木) ブログ

お盆休みで高速道路は明日が一番混むそう。

台風もおさまればいいのですが、、

さて私達も17日の早朝に出発する予定ですのでとうとう1週間前になりました。

元々、「ギャラリー」では無い施設なのでいつもより(手作り感)が大きく、つれあいは大変です。

東京のBUNKAMURAの時は作品を送っただけでしたから…

軽井沢各方面へ依頼したポスター等も昨日あたりから貼り出されている様子。

信濃毎日新聞にもちょこっとお知らせ欄で掲載してもらえる由。

軽井沢新聞社のWEBのイベント案内にも。

元々、ゆう風舎初期からのお客様で今は長野県にお住まいのSさんも友人知人にチラシを配布して下さったり…

未知のお客様に来ていただけるかなぁ?

まきこ先生によるとルヴァン美術館で開催されるコンサートも満員御礼の日もあるようで、そしてランチを目指していらっしゃる方々も。

そんな方もちょっと覗いてくださればなぁ、と願っています。

特製イーゼル

2023年8月8日(火) ブログ

文化学院を解体する時、いろんなものを寄付されたり、場所を移されたり…だったそうです。

学院には美術科もあったので、油絵具のついた風格あるイーゼルも沢山あり、それはルヴァン美術館の倉庫に保存されています。

「どうぞいくらでもお使いください」

と、まきこ先生は言って下さいましたが、ハイジの絵キルトおよそ50点は並びません。

それが判ったのは去年8月に下見に行った時でした。

なのでそれからつれあいがギコギコトントン木を切ったりホゾを彫ったりネジをつけたり、背の高いイーゼルを9台作りました。

互い違いに上下にパネルを置くので背が高いのです。

そして色はやっぱり白、他の色が映えるようにです。

 

さて、ゆう風舎実店舗は前半戦は今日が最後の日。

スタッフのOさんとTさんが朝から汗をかきかき、テラコッタの床磨きや諸々、ピカピカにしてくれました。

私達の車に乗らない諸々の荷物は行きがけ Oさん、帰りはTさんの旦那様運転の車で運んでくれます。

軽井沢でも二人にはとてもお世話になるのです。感謝です。

天候その他、どうしようもない事は仕方ないのですが、遠くから行って下さろうという方々もどうか気をつけて無理をなさらず、楽しい旅行になりますように…

もちろん、こちらで待っていて下さる皆様方とは又8月26日(土)の休み明けの日以降、再会を楽しみに頑張ってきます。

暑い暑い夏、どうか皆様、体調に気をつけてできれば楽しく乗り切ってくださいね。

ブログはちょくちょく入れさせていただきますね。

ローンとパイピングと

2023年8月6日(日) ブログ

遠くても台風の影響でしょうか?

暑さが異常で…

日本人もいずれタヒチのダンサーさんのようにブラと腰紐?で過ごさないと…などと妄想してしまいます💦

そういうわけにはいかないので とにかく涼しいものを着たい、街に出ると探してみるのですが なかなかこれが無いのです。

都会のエアコンがずーっと効いた所で着るのか?けっこうお袖がふっくらとあったり、(透けてはいけない!)とばかりに裏地がしっかりついていたり。

総じて、デザインはまあまあでも素材が暑そう…

(ノースリーブであんまり首周りが開いてなくって、黒いTシャツ、無いかな?)

ありません。

なので仕方なく自分で作ることにしました。

素材は綿ローン。

ボイルほど透けないし、一枚で充分。

この暑さでは「みかえし」さえも暑いので襟ぐり、袖口は皆んなパイピング仕立てに。

究極の綿ローンはエジプトはタナ湖畔でのみ栽培されると言う綿花を使ったリバティ・タナ・ローンですが、最近出回り出した無地の60ローンでもけっこう気持ちいいですよ。

夏服は手作りが一番涼しいです。

洋裁の勉強してないし、、とか難しく考えないで 手持ちの好きなブラウスやワンピースでだいたいの型をとってジャーンと縫ってしまいましょう。

何枚も縫っていればいろいろ改善していきますよ。

出逢い④

2023年8月3日(木) ブログ

今日の写真はTさんのミニチュア。

まだ作りかけのカフェ・チェアーです。

パリの街角に並んでそうな籐製のチェアー。

籐細工の籐では太すぎるし、針金でも違うし、ここまでかなり試行錯誤したそうですよ。

落ち着いたのはクラフトテープの紐と麻紐。

赤が可愛く、めっちゃ楽しみですね。

10月にお目にかけられます。

ところで続きです。

大正10年に創設された文化学院の教師、講師陣は豪華です。

与謝野寛・晶子夫妻を始め、高浜虚子、菊池寛、川端康成、横光利一、小林秀雄、阿部知二、有島武郎、佐藤春夫等が文学部を

美術部にも社会学、自然科学、哲学分野にもその時代の錚々たる名前が連なります。

やがて時代は自由が奪われ、戦争突入という暗いものに変わり、文化学院は閉鎖命令を受け、伊作は不敬罪で逮捕されるという事態。

表向きの名前は[駿河台技術研究所]となり、実際は陸軍参謀本部やアメリカ兵の捕虜収容所となりました。

唯一学院に残った用務員の仁科夫妻は 長年生徒と先生たちを世話してきたと同じように捕虜たちにも大切によく世話をし、敗戦後も捕虜一同から感謝のプレゼントをもらったそうです。

そして終戦後、さまざまな困難の末、学院は再開されたのです。

その後も著名人を講師に招き、卒業生も各分野で活躍する人が多い学び舎だったのですが…

時代の流れ、様々な理由で惜しまれつつ2018年(平成30年)閉校となったのです。

勤めておられたまきこ先生、今度は同じく西村伊作が考案した軽井沢のルヴァン美術館の学芸員に転身。

ある夏、出かけて行った私たちをランチの後、カフェの裏に連れて行って下さいました。

「新しく建ったのです」

と案内されたのは両面ガラス張りの細長い建物、夏の間に子ども達やお客様を集めて陶芸や草木染めのワークショップが出来る、名付けて[アトリエ・ルヴァン]でした。

「高原さんもここでワークショップされては?」

その時はピンと来ず「いえいえ〜」とか笑っていたのですが、

神戸の後、もう一度東方面で頑張って[ハイジ展を…」と考えていた時

(東京はちょっとシンドイなぁー)

と言う私に

「ルヴァンはどうやろう?」

と思いついたつれあい。

信州❣️軽井沢❣️まきこ先生❣️

場所に憧れ、すっかりその気になってしまいました。

まきこ先生に相談すると快諾して下さり…

そんな訳で軽井沢での[ハイジの世界展]が決まったと言うわけです。(長々と読んで下さり、ありがとうございます)

後は壁の無い、ガラス張りの会場にどうやって展示するか?の大きな課題が残り、神戸の時よりも準備が大変ですが、なんとか来て下さる方が楽しんでもらえるように…がんばります。

出逢い③大正の夢と風

2023年8月1日(火) ブログ

Facebookなんかを見ていると 熱中症予防には もちろんこまめな水分補強と、それと「朝ごはんをちゃんと食べること」と、よく出てきます。

私の場合は朝食大好き人間、ですが、皆さんはいかがですか?

と、言うか私達世代よりも若者や子どもが心配ですね。

美容師さんも「朝は食べられない」って普通に言ってらしたけど…

 

ところでそもそも文化学院って?

子どもの時から何となく耳にしたことはありますが 関西に住む私達にはあまり馴染みの無い、特別な学校というイメージです。

「紀州の資産家として育ち、若い時から油絵を描き、陶器を作り、欧米の生活様式を学んで来た西村伊作(1884〜1963)が理想的な学校を創るという夢を持って、友人だった与謝野寛、晶子夫妻や石井柏亭等と1921年、東京駿河台に 自由と芸術を求め、文化学院を開校しました。」とあります。

特にきっかけとなったのは長女アヤさんの小学校入学をきっかけに 我が子を封建的で形式を重んじる学校に行かせたくない、と言う気持ちだと言うのです。

伊作のこんな言葉が残っています。

「愛すべき少女諸君よ。

時代の進歩はわが日本をも推し進めてよりよき日本の少女を作らうとして居ます。

虚礼は古い日本に残して棄てませう。

新しい我日本の文明はもっと快活な自然な動作を要求します。

登校の際あの形式計りの門の前へ並んでわざとらしいおじぎや譲り合いのためにひまを潰さず、自然に水が流れる様に先の者から無邪気に門を入ったらどうです。

文明人のあいさつはもっと軽快で親密なものです。

心にもないうわべの形式に生きるのは悲しいことです。大正8年10月20日 西村伊作」

自然な教育、質素でも美しい生活、これが伊作氏達の思想であり、学院の教育者たちも職業教師ではなく、教育には素人、でも文学、芸術各分野で活躍するそうそうたる人物達。

卒業生の中にも有名人が多く…

(つづく)

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