クレイジー・キルト

2019年10月15日(火) ブログ
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これもスゴくないですか?ってなぜか東京弁になる私…
 
パッチワークを始めた人にとっては 一度は作りたくなる「クレイジー・キルト」
Iさんにかかるとこんな作品になりました。
 
フムフム、到着したてのコメントには…
 
「ある日 母が[ハギレ箱]なるものをくれた。
 
   小学生の私のワンピースの布。
   母が参観日に着てたレースのスーツの布。
   着物のハギレにベルベットのショール…
 
   どれも見覚えのある 懐かしい布ばかり…
 
   私のリバティプリントとあわせて
   つないで〜つないで〜
   
   1枚の作品になりました。」
 
思い出の詰まった、重厚な布ばかり。
まさしく、コットンを合わすなら リバティしか無理?って感じです。
 
そして、「繋ぎ」として配されているのも重厚なレース、リボンの花、ボタン…
 
超ゴージャスなキルトですよ。
 
明後日からです😊

チェロ

2019年10月14日(月) ブログ
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突然、「日常を奪われる」… 
想像は追いつきません。
でも、やっぱり皆んなが皆んな頭を絞って想像して…
 
そんなことしかできません。
あまりの台風の脅威に憚られましたが、申し訳ないながら又、ブログ再開します。
 
土曜日から絵本図書館を閉鎖して17日からの
[井河原 法子作品展]の準備を始めています。
 
今日も作品の「コメント」を届けたりしてくれました。
 
この作品は もう20年くらい前の作品。
 
「宮澤賢治の最期の作品は
            [セロ弾きのゴーシュ]
   いせひでこは 神戸の震災後
            [1000の風 1000のチェロ]
    を描いた。
 
  映画[おくりびと]の主人公も最初はチェロ
  奏者〜全編をチェロの音色が流れている。
 
  チェロは優しく  懐が深い。
 
  私が一番 好きな楽器」
 
そうなんや〜。シミジミ…
 
でも、20数年前のこの頃は又違う楽しみがあったのが画面からよくわかります。
 
音楽に関係する布、
音符の、形をしたボタン、
 
いっぱいいっぱい集めて好きな楽器のために楽しんで楽しんで作っておられる!
 
小さな楽器のボタンを弾く、小さな黒い人の表現がとってもユーモラス。
 
会場でみつけてくださいね😅
 
 
お知らせ事項
 
10月11日にお振込みいただきました近藤さま、ご連絡下さいませ。

台風前

2019年10月11日(金) ブログ
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今日、ちょっと用事があって出たのですが、行きと帰りでは雲の様子がかなり違っていました。 
台風が引き連れて来る雲軍団。
 
今年は夏からこの雲軍団を何度見たことでしょう。
 
明日は日本列島を覆うような大きな恐ろしい台風が…
 
特に先日の台風で被害に遭われた千葉県の方たちのことを思うと…
 
なんとか被害が小さいことを祈るばかりです。

コスモス

2019年10月10日(木) ブログ
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Iさんの最後の搬入作品です。 
訳あって、大垣市にお住まいの親戚の方にプレゼントされ、昨日、送り届けて下さったようです。
 
今、まさしく秋桜の季節。
赤、白、ピンクと咲く可憐な秋桜の群舞は いかにも郷愁を誘います。
 
が、ご覧になってきっと感じて下さる通り、この秋桜畑は「特別」のものです。
 
「ひと針、ひと針、哀しみを縫うように仕上げた…」
とおっしゃいます。
 
その年の10月、最愛のおつれあいを亡くされたのです。
 
仕上がった作品の透明度はそんなところから表れているのですね。
 
黒い植物から覗く秋桜。
遠くの山際までえんえんと続く秋桜たちの輝きはまさしく…
 
写真ではなかなかお伝えできません。

児童文学作家さん

2019年10月8日(火) ブログ
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義姉の短大卒業生の何人かは 今でもとても仲良しで、年代を超えてときどき集まっておられるようです。
そしてこのゆう風舎を贔屓にして下さり、ときどきお茶がてら「打ち合わせ」会をしたり…

そんな中のお一人、そしてお一人でも以前から来て下さる優しい雰囲気の方が 実は活躍中の児童文学作家さんなのです。

中住千春さん。

月刊誌の絵本テクストを中心に活躍してこられ、数々の賞も受賞されていたのですが、今年1月、念願の単行本を出版なさいました。

右端の[どろだんご、さいた](フレーベル館刊)がそう。

小学校低学年の、お友だちとの
(そういえば そんなことあったよなぁ)
女の子なら誰しもが思い出すような 優しくて胸キュンなおはなしです。

そんな中住さんの新しい絵本が出て、今日ご持参くださいました。

(ひかりのくに)社から[おなべをもって ピクニック]

(フレーベル館)の[キンダーブック]の中に[もりもりりんご]

幼稚園の先生をなさってた中住さんならではの「子ども目線」のおはなし。

幼稚園や保育園のための本なので 一般の書店には並ばないそうなので ぜひゆう風舎でご覧くださいね。

[ひかりのくに]や[キンダーブック]が続いていることに感激。

だーいすきでした😅

中住さんのブログ→花曜日の時間割

おニューのスタイ

2019年10月7日(月) ブログ
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もうずいぶん前。
ゆう風舎に絵を描きに来ていた子が もう30代のママとは…

とても久しぶりにそのお母さんが来店してくださいました。

お母さんはちっとも変わっておられないように見受けましたが時は経っているのですね😅

で、1歳のお孫さんのために絵本とスタイのキットを買ってくださいました。

最近できた3つの新作。
お孫さんは男の子のようで左端のワンちゃんプリントのカウボーイ風のにされましたよ。

USAコットンの可愛い柄を使ったこの3つ、なかなか好評です😊

ネットショップにあげるほど、ではないのですが もし、ご要り用の方がおられましたらもちろんお送りしますのでご連絡ください。
値段は右端のが¥990(税込)他の2つが¥880(税込)です。

軽く小さなキットですので切手と封筒でお送りできると思いますので[お問い合わせ]にでもお書きくださいね。

月あかり

2019年10月6日(日) ブログ
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これは2016年のIさんの力作です。 
145㎝×110㎝ある大作です。
 
空は細長く裁ったブルーの布のグラデーション。
大地はさまざまなレース生地を繋いだり、重ねたり…
 
月光を表すために施した刺繍やビーズ刺繍がとても効果的ですね。
 
この作品も 私は……
 
なんて言いますまい。
観てくださった皆さんがそれぞれにお感じになることがすべてです。

好きなものを絵キルトに

2019年10月5日(土) ブログ
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今、絵本図書館のテーマは秋の味覚。 
ホント、悲しいことや、心配なことや、憤ることが多い世の中なのでまずはお腹を満たして元気になってから…
という趣旨でスイーツからお惣菜までいろいろな食べ物が出てくる絵本を並べています。
 
そんな訳で私の何年か前に作ったキルトや布製ケーキ、なんかも参加させてもらっています。
 
今度、作品展をするIさんはお料理が得意で、[春の味覚][秋の味覚]という作品もあるくらい。
 
私は…と言えば、子どもの頃から甘いものに目が無くて、とうとうケーキを出すカフェを作ったり😅
 
気持ちを上げるスイーツ達は布で作っているだけでも…
 
楽しい作業でした。
 
でも、今、いろいろな要因のもとに「子どもの貧困」がずいぶんある、と聞きます。
各地で「子ども食堂」を頑張って下さっている人たちも…
 
ときどき、こんなことしててもいいのかなあ、と思うことがあります😓

転機

2019年10月4日(金) ブログ
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こうやって 改めてIさんの作品を預かり、写真を撮ったりシゲシゲ観させていただくといろんな事を思い出します。 
ゆう風舎が今年27年の歴史を数える、ということはIさんの絵キルト歴も27年になる、ということだからです。
 
元々、オリジナルのアイデアで その年その年の興味あるもの、好きなもの、心境に近いものを表してこられました。
 
神戸淡路大震災で姪御さんとその赤ちゃんを亡くされた年の作品とか、お祖母さんの思い出をさりげなく加えたものとか、そんな心模様を布や糸に託して作ってこられたのですが、私から見ると、最近の深い自己表現の新たなきっかけになった作品はこの作品ではないかな?と思います。
 
これは今から8年前。
未曾有の災害であった東日本大震災、津波の起こった年に作られたものです。
 
起こったのは3月。
ゆう風舎の作品展は4月の終わりから。
 
なのでこの作品は海の部分がほぼ完成していたのです。
 
Iさんは悩みました。
 
大勢の人の命、生活、何もかもを奪った津波…
海を表した作品…どうしよう…
 
悩み悩んだ結果、やはりこのまま海の作品にしよう。
その代わり、希望を持って未来に羽ばたく白い鳥をいっぱい飛ばそう。
 
そう決心して この作品を仕上げました。
 
その後、Iさん自身にもまるで人生の津波のような出来事がいろいろ起こりました。
 
でも、27年間、一度も作品不参加の年はありませんでした。
そして それ以後のどの作品も「辛い時からの再生」を描いておられるように私には思えます。
 
「ここから先へ」
と 彼女自身がつけた副題にもよく表れていますね。

ディテール

2019年10月3日(木) ブログ
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今日は久しぶりによく降り、気温もまあまあ下がりました。 
雨の中、Iさんが残りのタピスリー作品を全て持って来てくれました。
 
第一回目、12年前の作品展の時に展示されたものもあります。
最近の作品と比べてみるのもとても興味深いです。
一つ一つに想いがこめられ、まさしく彼女の半生そのもの、と言えます。
 
この写真は比較的最近の作品から一部分を切り取って並べたもの。
 
部分の 布の使い方、刺繍の入れ方、ビーズ…
植物を通しての感情表現、造形表現、彼女の懸命な生き方、息遣いが感じられ、又違った味わいです。
 
全体像も これから一作ずつ、ときどきご紹介しますね。
 
でも、なんと言っても本物を観ていただくのが一番!
 
今月17日から22日までですよ。
ぜひ足をお運びください。

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