縫い物好きのグッズを

2011年9月15日(木) ブログ
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まだ暑いですが、一応夏は終わり、季節の変わり目で…。
いろいろな事があります。
嬉しい事、悲しい事。
カウンターパンチのように見舞われると動揺激しいですが…。

夕食時のニュースで被災した漁師さん逹が、
「仮設の中でぼんやり何にもしないでいるよりマシかなーと、」
漁の網を作る技術を生かして ハンモックを作っておられる様子が映し出されていました。
「復興するまでは 絶対諦めないぞって思って…」
とても素敵な洒落てて丈夫そうなハンモック。
注文も増えてきているそう。

私も ちょっとずつでも前へ進まないといけません。
まずは 11月の神戸大丸のレッスンのための作品を作ります。
いろいろ考えたのですが、今回は 基本?に戻って、私達手作り好き、チクチク縫い物好きのグッズを集めてコラージュしたフレームにしようと思っています。
すなわちもともとある[タンプルモア]と[ワンピース]を併せて、もっと簡単にした…って感じです(^-^;
左にあるのは ワンピースに使おう、と思って買ってきたリバティです。

「この顔」

2011年9月14日(水) ブログ
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数日前、Iさんからこの本[テオ もうひとりの ゴッホ]を借りました。
Iさんは私以上に伊勢さんに凝って、数冊立て続けに絵本や本を読み、ゴッホとテオのことを書いた絵本[にいさん]から この本に行き着きました。
これは伊勢さんの著作ではなくフランスの研究者が書いたものを訳しておられます。

実は私は 絵本作家のエッセイつながりで、1冊浮気をしていました。
[100まんかいいきたねこ]でお馴染みの佐野洋子さんの[やくにたたない日々]

去年亡くなられた佐野さんの晩年の日々を綴った、痛快かつ、ちょっぴり哀しいエッセイです。
何せ乳ガンの骨への転移を告げられ、
「あとどのくらいですか?」
「ホスピスもいれて2年でしょう」
「どのくらいかかりますか?」
「1000万くらい」
「じゃあ何もしないで、出来るだけ普通の暮らしが出来るようにして下さい」
「わかりました」
そして、病院の帰りにジャガーを買った、という有名なエピソード。
お母さんが認知症だったので呆けるのを恐れ、70歳で死ぬのが理想と書いていた佐野さん。
その通りにこの世とおさらばされました。

さて、今日からはガラリと変わってゴッホとテオの本。
どんな、壮絶な生き方を知るのでしょうか?

人それぞれの生き方、亡くなり方。
とにかく本は 心のつっかえ棒になってくれますね。

さて「この顔、初来日」と至るところにポスターで宣伝してあります。
京都市立美術館で開催されている[ワシントン・ナショナル・ギャラリー展]
11月までやっているのですから観に行けるでしょうか?

白い花

2011年9月11日(日) ブログ
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中庭のナツユキカヅラに咲く白い小さな花。
暑さにもめげず、真夏にちらほら咲き始め、今は随分沢山咲いてきました。
でもまだまだ咲くのです。毎年、ちょうど9月終わりから10月始めに開催する作品展の頃、2階の窓から見下ろすと まるで真っ白なじゅうたんのように咲き揃います。
少々の雨が降ったとしても、たぶん今年も大丈夫。
作品展の頃には満開になることでしょう。

春の、全員参加の作品展とは違い、一人一人の歴史をたどるべく、今まで作られた作品を一堂に集めて展示し、観ていただく〔個展〕。
今年で6回目になります。
でも今年は…
いつもとは違うものになりそうです。
本来なら 絵本図書館のカウンターの向こうに座って、来て下さったお客様をにこやかに、感謝を込めた笑顔で迎えるはずの作者。
今回は その作者が不在です。
Sさん。
皆の願いも虚しく、昨日の朝、天国へと旅立っていかれました。

(間に合わなかった…)
痛恨の極みです。
(頑張った自分を、改めて観てほしかった…)

この上は 皆で より良い作品展にして、大空にいるSさんに喜んでもらえるようにしようと思っています。

最初はこんな感じ

2011年9月9日(金) ブログ
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長年愛用していたケータイ、とうとうダウン。
買い替えました。
4年5ヵ月も 使っていたのは そのケータイが とっても気に入っていたからです。
佐藤可士和さんデザインの超シンプルな外観に加え、結構カメラ機能がよかったような気がします。
買い替える、と言っても今のところスマートフォンは必要なく、カメラ機能の良さそうな〔N〕にしました。
ところが、長年使い慣れているはずの〔N〕シリーズでも やはり随分、違います。
そんな訳で ケータイを買いに行った午後からは ほとんど仕事になりません(>_<) でも、朝にはちゃんと〔フルーツ漬け〕も作りましたよ(^-^) たくさんのレーズンとオレンジピールやアンジェリカやチェリー等。 そしてリンゴを細かく切って入れ、グラニュー糖とラム酒を注ぎます。 私が毎回感心するのは この、リンゴです。リンゴだけは生なのに 長いこと経っても 腐るわけでもなく、あめ色に美味しそうになります。 これから毎日かき混ぜて1週間。 それから使えます。 何年も熟成させると、こくのある、本当の[ダークフルーツケーキ]が出来そうですが、残念ながらいつも1年以内に無くなってしまいます。

今日のモデル

2011年9月7日(水) ブログ
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もう何年も続けていると、子供たちに描いてもらう題材もタネがつきてきて…。
外へ写生に行く時間もなく、短時間で、描き易くないと…。

今日は うちのショップで大人気のフランス製ぬいぐるみをいろいろ持っていきました。
これが又、水彩絵の具を混色してきれいな、しかも一風変わった色を出すのにピッタリなのです。
何しろ、キツネ?なのか、牛?なのか、ウサギ?なのか、ネズミ?なのか、とにかく耳も腕も足もとにかく違う色。
渋い色合いなのに、パッと子どもたちが好きな鮮やかなピンクが鼻だったり…。
とにかくこのシリーズにはカルチャーショックです。
私の作るぬいぐるみのなんと(フツー)のことか(>_<) ショップでは大人の人がよく買って下さいますが、やっぱり子どもたちにも好評でしたよ。

塗っちゃえ!

2011年9月6日(火) ブログ
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今回のシリーズはメアリー・ブレアさんの[I CAN FLY!]
Oさん取り組む連作の1枚目がほぼ完成してきました。
絵本の絵を布に置き換えた、その布使い、色使いの可愛らしさ、的確さにみんなキャー!キャー!
私もキャー!キャー!
…ん?おっと !
よーく見るとなんだかとても残念なことが…。
白いリネン地に主役の「わたし」の肌の色が白すぎてよく目立ちません。
原画を見ると、ちゃんと日焼けした小麦色の肌。
原画に忠実を求める私ではないのですが、これはどうも、他のところがあまりにもよく出来ているのに残念…。
かといって、ほどいてやり直すのは酷、というもの…。

(!そーだ!いいものがある!上から塗っちゃえ!)
色鉛筆も、水彩絵の具も、ゆう風舎のキルトには大切なツールです(^-^)

図工の時間

2011年9月5日(月) ブログ
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(たぶん、地域によって 違うんだろうな?)とは思うものの…。
でも、中学校での美術の時間数があの頃でも減らされてた…
その傾向がどんどん小学校にも影を落としてきた…
締め付けや管理が強くなり、先生方の余裕や自由な裁量がどんどん減っていく…
変質者の増加で、登下校も一斉に…。

いろいろ、いろいろの理由で、私が勤めていた頃とはずいぶん違う図工教材の話に、今日、愕然としました。
きっかけは〇〇さんの、久しぶりの彫刻刀使用です。
彼女達の子ども達が持ち帰る図工科の作品とは、たいがいセット教材だそうです。

子ども達に(上手い、下手)の概念を植え付けず、自分の発想や工夫を大切にしてほしい。
自信を持ってほしい。
他人の工夫を解って認められる人になってほしい。
集中力をつけてほしい…

そんな理由を掲げて(教科書はあくまで参考)セット教材には頼らず、子どもが飛び付いてきて、夢中になってくれる題材を、と必死になっていたあの頃…。
他府県の先進校の研究授業に参加しては
(私は何をやってたんだ?)
と、頬っぺたをたたかれたような思いがしたあの頃…。

土粘土の後片付け、掃除は大変だったけど
(さすがの私もその日だけはジーパンにエプロン、という服装だったな)
「好きなだけ使ってもいいよ」
と用意した土粘土をこねて、子供達が作っていった大きなお腹の鬼や、でこぼこ背中の伸び上がった竜は迫力プラスユーモアがあったな。
いろんな木材をいっぱい段ボール箱に用意。「お店を作ろうね」
の言葉に輝く子供達の目を見るのはとても楽しかったな。
各家庭から集まって、図工室中いっぱいになった卵パックで共同制作した恐竜の最終処分。
少しずつはずして大事そうに持って帰る子供の姿に(お母さん、困るだろうな)と苦笑いしたっけ…。

時代は変わっても、東急ハンズの「手で考えよう」というキャッチコピーは不変だと思うんですがね。
そういえば、[ハンズ大賞]が休止されてから長くなります。

台風一過

2011年9月4日(日) ブログ
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各地でいっぱい被害。
心配してメールを下さった東京のNさんが言うとおり、今年は沢山の災害があって 辛い年になってしまいました。

姫路や宍粟郡や佐用町等、身近な所でも避難勧告が出、大変だったと思います。
遠くに住んでいる友人からも「大丈夫?」のメールをもらいましたが…。
ありがとうございます。
おかげさまでこの辺りは大丈夫でした。
勿論、警報も出てて、2日間、開店休業状態でしたが…。
刺繍は、はかどりました。

アレンジ

2011年9月3日(土) ブログ

ノロノロ台風。
各地で大変な雨の量です。
ゆう風舎周辺では(物凄い風雨!)と、いうわけではないのですが、かなり近い所を通過するとニュースで見て、開店休業を覚悟しました。
二人のスタッフさんにもお休みをとってもらい…。
せっかく絵本図書館を開ける土曜日ですが、こればっかりは仕方ありません。

そんなこんなで、気分も下がりそうな日…
でも、なんだか嬉しいメールが届きました。

学校事務職員としてお仕事をしながらも、忙しい時間の合間にゆう風舎のキットも沢山作り続けて下さっている明石のOさんからです。

「今夏、パリ東駅からTGVに乗ってアルザスに旅してきました
ワイン街道にあるNIDERMORSCHWIHRという小さな村にあるフェルベールさんのお店に
コンフィチュールを求めて一面葡萄畑という景色のなか、気球ではなく地道からでしたが辿り
着くことができました

東京で開かれたショコラ展でクリスティーヌさんとお出会いし、是非訪れてみたいと密かに旅行
計画を立てていました
そこで何か手作りのプレゼントをしたく思い、ゆう風舎のキットを購入し、少しアレンジして出発の
2日前にようやく完成しました
ブルーで統一されたレースの美しいキッとですが、本で見た MAISON FERBER をアップリケに
して地名と道路標識は刺繍で、最後にてんとう虫のボタンをつけて完成しました!
マカロンは可愛いボタンを大丸で見つけました
ジャムのカバーが赤地に白の水玉模様なのでそれをカットし、ドア飾りにしています
アルザスのクロスも風合いがあって素敵です
涼しくなってからショコラ作りを始めますと聞いていましたが、訪れた日には並んでいました
クグロフなどのパンやケーキもショーウインドウに並んでいて見飽きないところです

このパッチワークのお陰で直接お会いすることができ、その上何と厨房にも入れてもらうことが
できました
大きな銅鍋にアルザスの果実が丁寧に見事なコンフィチュールに作られていきます
日本からも数名修行に来られています
最後にお土産までいただいて帰ってきました…」

キットの作品がアルザスまで行ったなんて。
しかもとっても可愛いアレンジしてもらって…。
Merci Beaucoup!

レア・ソング

2011年9月2日(金) ブログ
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(被災地に行かないように…)
皆の願いが利いたのか、台風はいつのまにか進路をずいぶん変え…。
気が付いたら こちらの方、直撃のような?!
でも[ノロノロ台風]なようで、今のところ雨だけです。
どちらにしても、どこもひどい被害が出ませんように。

こんな日はしみじみした歌を聴きましょう(;^_^A
いつも覗かせてもらっている筋金入りMJファンNaさんのブログで発見したレア・ソング。
和訳は載っていないので詳しくはわかりませんが、なんだか
「お父さんの誇りとなるように、お母さんの微笑みとなるように…」
といった、超健気な曲なのです。
14歳の彼がナイーブに、かつ、力いっぱい歌っています。
(どうしても、ちゃんとした音源で聴きたい!)
と探してみたところ…ありました、ありました。
彼の亡くなった年にモータウン(ジャクソン5だった時の所属レーベルです)からちゃっかり3枚組ベスト盤として発売されていました。
アマゾンで注文するとすぐに到着。
ワクワクして聴いてみると、知っていた曲以外のものも全てとっても素晴らしい。
彼、11歳から14歳くらいのものです。
本当に何曲もレコーディングさされていた日々…でも、全ての曲に全力投球、健気な歌声には感動します。

そういえば、今朝見た新聞のテレビ番組欄に[懐メロ]番組が載っていたな…。
懐かしい昭和の歌謡曲。
いつの頃からか、私はそういうのを見るのが好きになり
(なんだか父や母に似てきたなあ。こんな風に齢っていくものなんだなあ)
と、思っていましたが…。
何もかも吹き飛ばしたMJの歌とダンスと人となりです(;^_^A。

[To Make My Father Proud]、ぜひ、ちょっと聴いてみて下さいね。http://www.youtube.com/watch?v=D5S2txWxIoM&feature=related

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