6月…

2011年6月5日(日) ブログ
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「あのね、先生。テレビを観て、ゆう風舎のホームページに来て下さった人は、きっと先生の作る作品のファンなんだから、マイケルの話題はしばらく止めておいたほうがいいよ」
と、進言してくれたのは、もう一人のマイケル・ファンのIさん。

「そうかなー?」
Iさんの言うことだけに、そうかもしれない、としばらく我慢していたのですが…。

でも、でも…。
今年もとうとう6月になってしまったんですもの。
テレビや新聞ではさっぱり判りませんが 世界のあちこちで追悼の何かがいろいろあるのです。
アメリカでは、彼の作った音楽の素晴らしさを大人から子どもにまで解ってもらおうと、オーケストラと歌手によるコンサートが企画されていて。
日本でも、なんと彼の曲をブラスバンド用にアレンジしたもののCDが発売されます。
ネットでチラッと聴きましたが、なかなかこれがイイのです。
その他、本も又、何冊か出版されます。

ところで、今のうちのカフェに並べてあるのは 逆に6月生まれの人に関したものばかり。
アンネ・フランク、オードリー・ヘプバーン、絵本作家のセンダックさん、アイリーン・ハースさん。
エリック・カールさんにいたっては、マイケルの亡くなった25日に生まれてられます。

雨は多いけど、なーんだか特別の月…。
特に白い花がきれいな月。
今年は アーチの白バラも、珍しく沢山咲いています。

アレンジ

2011年6月4日(土) ブログ
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(あれ?どこかで見たような?)
(でも、なんだか違うような…)

ゆう風舎のキットを次々に買って下さるNさん。
決してそのままでは作られません。
長年、楽しんでアップリケ・キルトをしてこられたNさんには、確かな(ご自分に合ったアップリケの仕方)をお持ちなのです。

元々、私はホビーラホビーレのキットをしてみて、キルト綿と合わせた土台布にアップリケや刺繍をすると
(あ〜なるほど)
と、とてもしやすかったので、以来そうしているのですがNさんは違います。
シーチング等の土台布にまずはアップリケ、ししゅう。
ビーズがあればビーズ付けも…。
そして、すべてをつなぎあわせたトップの下にキルト綿をしき(裏布もだったっけ?)、落としキルトやその他いろいろなキルト線を描いてキルトしていかれるという方法です。
私のやり方より、ずいぶん手間暇がかかる方法だと思います。
私より少し年上のNさん、やっぱりこの方法が一番お好きなのです。
そして
「部屋の壁に飾りたいから」
と全体の大きさを考え、賑やかな街の風景がお気に入りとすると、一つ一つのお店はうんと小さく…。
それで、ご覧の写真のように可愛い、ミニチュアキルトみたいなパーツが(^O^)
しかも、所々、Nさん独自の工夫があって…。
「ワー!かわい〜!」
と、思わず周囲の人に見せに回りました。

キットの見本の通りにされてないと嫌じゃないかって?
とーんでもない!
私のキットを楽しんで、自分なりのアレンジをされるなんて素晴らしいと思います。
工作の時間の子ども達の目の輝きを思い出します。

さて、大阪は阿倍野にお住まいのNさん。
ゆう風舎の作品展だけでなく、大丸のワンディ・レッスンにも必ずかけつけて下さいます。
でも課題の作品は
「又、家でゆっくりやります」
と、今制作中のアップリケを持参、相談をもちかけて下さいます。

てきぱき、ユニーク、個性を持った、とっても素敵な先輩です(^-^)

ワンディ・レッスン

2011年6月3日(金) ブログ
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ワイワイしゃべっていて、うっかりシャッターチャンスを逃してしまいました。
半年に一度の大丸神戸店でのワンディ・レッスン。
作業中は何回か撮ったことがありますので、今日は一度、3時のお茶の時に…と、思っていたのに、美味しくいただいてから(ハッ)と思い出し、カメラを構えても、皆さん、もう「ご馳走様」。
なんだか動きのない写真になってしまいました(>_<) 今日、でも、皆さんの前に立って説明をさせてもらいながら(ああ、やっぱり)と判りました。 放映を観ていただいた方の多くから 「緊張してられましたねー」 と、言われ、 (そりゃそうじゃん!) と、思いながら、本人はそれほどの意識もなく、直前のリハーサル後に直すように指示されたことも、ちゃんと冷静に憶えてできたよな〜、と内心思っていましたが…。 なるほどカメラがあるのとないのとではゼンゼン気分が違う! カメラがあると、どうしていたらいいか解らず、前にあるモニターに映っている惨めな自分の姿が嫌でたまらず、なかなか笑顔にはなれないものです(>_<) と、いうわけで、おかげさまで今日は和やかに気持ちよくやらせていただきました。 参加してくださった皆様、ありがとうございました。 年長の方、若い方、いつもながら本当に優しい、穏やかな、気持ちの良い方ばかりで嬉しかったです。 又、秋にお目にかかります。 ぜひ又いらして下さいね。 ゆう風舎の[リネン&レース展]にもぜひ!

別バージョン

2011年6月1日(水) ブログ
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いよいよあさってに迫ってきたワンディ・レッスン。
せっかくなので、キットを元にして、周りにレースを合わせた、違うバージョンも作ってみました。
オーガンジーだけのフワフワした感じのカフェ・カーテンもいいですが、御自宅の、飾ろうと思われる窓の寸法が、キットとうまく合うとは限らないだろうな、ということが 当初から気になっていました。
そういう場合は小さければカット、大きい場合は他のレース地を足されればいいなあ、と思っていたのです。
「透け透けの額絵」みたいになるといいなあ、と…。
(すけすけの…)なんて言わないんですよね。
ちゃんと[シャドウキルト]とか名前がついているんですよね。

周りに併せるレースを選ぶのが又、楽しく…。
白のバリエーションというのは、ホント、飽きません。
時間がおありの方は 所々にハシゴレースをはさんだり、クレイジーキルトにしたり、透ける工夫と白い布のバリエーションを楽しんで、それこそ(世界に一つだけの)カーテンになさって下さい。

特製ハガキ

2011年5月30日(月) ブログ
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あれ以来、いろいろな方からお便りいただきます。

懐かしい方からも…。
中学校卒業以来、会ったことのない近所の友達…。
元、同僚の先生方…。

今日、届いたのは千葉県にお住まいのKさんからの封書。
赤穂に住んでおられた時に ゆう風舎のキルト仲間として、楽しい時間をご一緒させていただいた優しい上品な方でしたが、旦那さまの転勤に伴って 千葉県松戸市に引っ越しされてしまってからもうかれこれ10数年が経つでしょうか。
その旦那さまのファンでした(^-^)。
頭部はちょっと寂しくはなってられましたが(;^_^A昔の時代劇スター、栗塚旭を彷彿とさせるような渋い2枚目。
私なんかにまで、紳士的で優しく接して下さるとなると、ファンにならずにはいられません。
その私の気持ちを知ってか知らずか、旦那様製作の素敵なハガキ付きのお手紙でした。
Kさんがリクエストしてくださったんでしょうね。
お知り合いの方に 先日の番組の案内をする内容で、パソコン通の旦那様がプリントしてくださったようです。
そういえば 拙書の[ストーリーキルト]が発売された時も、東京の書店に陳列されているところを いち早く写メールして下さったのも Kさんの旦那様でした…。

手塩にかけてきたお嬢様の、思いがけない国際結婚に悩んでおられた日々、肩が回らなくなってキルトも手につかなくなった日々、息子さんのご結婚、お孫さんの世話で多忙だった日々…いつも優しい旦那様と二人三脚だったKさんはとってもお幸せだと思います。
そして、いつも私にまで幸せを分けて下さいます。
謝謝m(__)m

黒いレース

2011年5月29日(日) ブログ
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朝一番の電話

「あ!ゆかりちゃん?(幾つになっても“ゆかりちゃん”です)こんな台風来そうな日だから、お兄ちゃんに(幾つになっても“お兄ちゃん”です)今日はやめとき、ってゆっといて」

母の女学生時代からの親友、Mさんからです。
「テレビの話は又ゆっくり、ね!」
80半ばになられても声も話し振りも昔とおんなし…。
私の仕事中をおもんばかって、さっと電話を切るカッコ良さ。

(誰にも甘えず、一人で仕事をしてきた人はやっぱり違うなぁ)
電話を切った私はしみじみ感心しました。

京都中京区の裕福なたんす屋さんの娘として生まれた彼女。
生まれつき、右手の親指と小指以外の指が縮んでいる、という奇形を持っておられました。
そのため独身を決心、大いに勉強して服飾デザイナーとしてアトリエを構えるようになりました。
顧客は 湯川博士夫人他、京都セレブ。
ときどき、母についていっては、左腕にピンクッションのついたリストバンド?をはめ、親指と小指だけで器用に仮縫いをしていく姿と、ヨーロッパ製の美しい布の彩りが 子供心にも焼き付いていました。

そんなMさんが 長年住み慣れた家を処分、親戚からも離れた山科の医療施設突きマンションへ引っ越しされたのは 去年の暮れでした。
[終の住みか]への、潔い決断です。

母の病院にも 最後まで来てくれたMさんに、久しぶりに会いに行こうと相談しつつ、なかなか日をとれない私を残して まずは兄一人で、という日でした。

ところで、もっと前。
アトリエをしまう時に
「ゆかりちゃん、いろいろレースの端切れ使うでしょ?貰ってくれる?」
というMさんの言葉に、楽しみにしていた私に届いたのは、レースはレースでもなんと黒いレースのいろいろでした。

(はぁ〜こういうので服作る人もいるんやなあ)と眺めながら…
私は何にしたらいいかわかりません。
この際は[黒好き]のHさんがパーティ・バッグでも作らないかな?

ポカ・ドット

2011年5月28日(土) ブログ
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早くも梅雨入りしてしまいました。

台風も接近しているし、大雨の予報?
昔と違って、近頃の大雨はそく“被害”と隣り合わせですから嫌な感じです。

そうでもない雨の日なら、それなりに楽しまなくっちゃ。
今日も私は、この季節になるとなぜか着たくなる水玉模様のワンピを着ました。

水玉模様、ポカ・ドット。

探してみると いろいろあります。
そうそう、この間縫ってもらった綿麻とカットワークレースのマルシェバッグ風バッグ。
持ち手がやっと届いたのでつけました。
これも白いドットです。
スタッフMさんは これをボレロ風の上着にする、と買って帰りましたよ。

温かさに感謝

2011年5月27日(金) ブログ
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顔から火が出そうな恥ずかしさ!
それを越えて 今は皆さんの温かさでホコホコ…です。

夕べの放送直後から沢山のメールや電話をいただきました。

「見ました!正座して見ました!」(ホントですかぁ?)

「顔がニコニコして涙出てきます〜」(恐縮です…)

「先生緊張してるー。」(そりゃあ、ね)

「服も髪型もヨカッタよぉ〜」(さすが、親友、ツボつぼ)

中には 絵文字のハートマークいっぱいで
「私達の青春は あれで良いのだ と言って貰ったみたいで 私迄嬉しい…のは 拡大解釈しずきね!」
と、感激屋の学生時代の友人も(;^_^A。

それと、初めてお便りして下さった方の御感想にも多かったのは、最後の方に映してもらった大きめの絵キルトに関してでした。
私も画面を見て、ビックリ。
さすがにカメラと照明の技、折り皺が飛び、でもくっきりはっきり細かいところまで鮮明に映っていました。
はっきり言って、本物より綺麗でしたよ。
あの作品、実はもう何年も前の作品です。
[レース展](始めはリネンは無かったのです)を始めて3年目くらいのだったでしょうか?
当時、いろいろなレースを集めるのに凝っていて、有輪さんの出される花柄やホビーラの花柄、リバティの花柄等を組み合わせて[自立心を持った若い女性]みたいなものを描きたい、と思って作った作品です。
スタジオに、少し大きめの作品を持ち込んでもよい、と言われた時に、何にしようかな?と考え、本や[ハンズ大賞]で紹介されたものでないものを、と選びました。
もちろん、レース繋がりもあって。
子ども子どもしたものの多い私の作品の中にあって、珍しいものかもしれません。

とにかく、皆さん、温かいお言葉をありがとうございました(^-^)

なんとも言えない日

2011年5月26日(木) ブログ
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会う人、会う人、
「楽しみです(^-^)」
と、言って下さいますが…。
(人ごと)だからですよお〜(>_<) (テレビ向き)じゃない顔っていうのは本人が一番判っています。 しかも、近眼の目で当日モニターごしに見た私はなんだかやたら小さくて…。 おっと、そうそう、大事なのは私のテレビ映りではなくて、作品ですよね?(;^_^A それは、そんな風に全国放送されて、正直、とっても嬉しいです。 さて、どんな風に映るやら…?。 とりあえず、この場を借りて、口コミ宣伝をして下さった皆様、大丸神戸店手芸品売り場の皆様、丁寧なお手紙やおはがきを下さった方々、見た後ではコメントしにくい??と前夜電話をくれた友人、自身のブログで宣伝してくれたSさん、ミクシィで「5時間前です!」と、宣伝してくれた卒業生のMちゃん、そして私のグチを笑って聞いてくれた周りの皆さんにお礼を…。

今年のレース

2011年5月24日(火) ブログ
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若い時に母が縫ってくれたブラウスで、好きで、このくらいの季節になると着ていたものがあります。
紺無地のパキッとしたコットン。
袖が五分くらいでたっぷりギャザー。
トロンとしたブラウスとは又違ったハリが夏らしいし、ちょっぴり[よそいき]感が気に入っていました。

哀しいかな、濃い色のコットンは洗濯を繰り返すとやはり色落ちしてきます。
母に作ってもらった服はなかなか捨てられない私ですが、
(好きだったんだけどナ…)
と、泣く泣く処分して何年にもなります。

今年1月の有輪さんの春夏物展示会で紺色のコットンレースをみつけた時(今まで紺色ってなかったです)、
(あのブラウスみたいなの作れるかな?)
と、注文してしまいました。

前のとは全然違いますが、カットワークのコットンレースの持つしゃっきり感に曳かれたのです。

一段落ついたこの間、昔のブラウスを思い出しながら、スタッフYさんにお借りした本に載っていた型紙を少しアレンジして作ってみました。
懐かしい型です。

このカットワーク・コットンレース、アイボリーもありますよ。
こちらは手始めに、今日スタッフTさんに縫ってもらったマルシェバッグ風カバンの中袋に使ってみましたよ。
持ち手、買わなくっちゃ。

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