久しぶりにキットアップしました

2011年7月11日(月) ブログ
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昨日、休み返上で新作パネル柄の第1段階アイデアのスケッチをして、今朝ファックス。
台湾の方の作品感想も今朝、無事ファックス。
ちょっと(ホッと)しています。

今度の布のコンセプトは(本と ともだちに)です。
メーカーさんや販売元さんも気に入ってくださったらいいのですが…。
まだどうなるか、分かりません。

私の思いでは、これから時代が新しくなって、どんどん電子図書が発達するようになっても、昔からある、紙製の本は又全然別だと思います。
内容は勿論、美しく装丁された表紙を おもむろに開く瞬間の嬉しさ、ワクワク感!
その昔、テレビ番組[ディズニーランド]の冒頭で、いつもウォルト・ディズニーさんが、沢山の蔵書の並んだ棚から、
「今日は冒険の国から…」
などと言いながら 1冊の分厚い本を取り出して表紙を開けてくれる…その 瞬間の幸せをいつまでも子ども達に残しておいてあげたい。
便利でさえあれば良い、というものではありませんよね。

本は見た目もきれいです。
でも、写真の手前の物は昔の本風のビデオケースです。
(ビデオ)さえ、もう昔風ですね(>_<)

ところで…。
全然話は変わりますが…。
もう今は二人の幼子の立派なママとなった、卒業生の彼女。
子育てや夫や自分の生き方を探す日々の中、マイケルの歌が心に入ってきた、という、嬉しい便りをくれました。
You−Tubeの和訳付き[ON THE LINE]を聴いて涙が出ると…。
そんな彼女と、その他、ひょっとしてそんな風に思い始めて下さっているかもしれない方々のために、今日はこの曲を。
[スリラー]くらいの若い時の、彼自身による曲ですが、去年発売された[MICHAEL]の一番最後に収録された短い曲です。
マイケルの曲は壮大なメッセージソングばかりでも、ビートの効いたダンスナンバーばかりでもありません。
何気ない心のつぶやきのような歌もあります。
これは、新アルバム[MICHAEL]で、皆の前に蘇ったマイケルが、この曲を聴くと、又星空へ帰っていくような気がする、と、湯川れい子さんが書いておられた曲です。
やっぱり、和訳付きで…。http://www.youtube.com/watch?v=Nk16yJ5ekuQ

身が引き締まる…

2011年7月9日(土) ブログ
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毎年4月に 台湾のデパートで手作りフェアのようなものが開催され、その時に我が[Yu’s Palette]の布も発売されるようになって3年目。

パッチワーク、というよりもソーイング部門の材料として 子どもさんグッズにけっこう人気をいただいている、ということは聞いていました。

今年はなんと、[Yu’s…3]のパネル柄を使って作ったものを応募していただいて、私が画像を見て(1位〜3位)までを決めることにw(°0°)w
お話があった時には、気楽に「ハイハイ」と安請け合いしていた私ですが、昨日、送られてきた画像を見て、なんともいえない気持ちになりました。
皆さん、丁寧に丁寧に、それこそ(愛を持ってクリエイト)してくださっているのです。
普通の家庭のお母さんあり、後ろに写っている状況からすると、どこかの手芸店の方あり…。
台湾では 今の日本よりパッチワーク等の手作り熱が高い、とは聞いていましたが、どの方も、とても丁寧でアイデア豊富、労をいとわない制作ぶり。
今回のはかなり薄め、ソフトな色調の布だったのですがその描線を生かして刺繍を上からしてあったり…。

(なるほど〜!こんなふうに使えばいいんだ〜)
と感心しきり。
かーんたん!な私の考えるバッグとは全然違います。
そして何より、私の布を使って見知らぬ人が一生懸命(たぶん、楽しみながら)作って下さったことに感激し、泣きそうでした。

来年のための布…
(はあ〜!どんなのにしよー?)
と半ばダレかけていた心が(ピリッ)と 引き締まりました(*_*)

Mさん

2011年7月8日(金) ブログ
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前にお目にかかったのは 確か10何年か前、ゆう風舎を訪れて下さった時…。

小学生を教えていた頃のお母さんの一人、Mさんと思いがけなく再開する事ができました。
聞けば、体調を崩してあまり出かけなかったMさんを、
「リネンとレースの展示会してるから」
と、お友達3人が車に乗せて連れ出して下さったそう。

Mさんにはなかなか出かけられない、もう一つの理由があるのです。

北海道から恋しい旦那さまについて、明石に移り住んだMさん。
3人の子宝に恵まれ、下の男の子は双子ちゃん。
一人が重度の障害を持って産まれました。
でも、もし、そういう(理想的なお母さん像)があるとしたら、間違いなくMさんこそ、と推薦したくなるような、前向きで明るく、息子の能力を最大限に生かせること、周りの人の理解を深めてもらうこと、には骨身を惜しまれず努力されました。
「こんな事が嬉しいのよ」
「こんな事が辛いのよ」
と、車椅子姿のY君を養護学校だけでなく、姉弟の通う小学校にも連れ出し、全校生徒を前に話をして下さったことも。
数年経つとY君はすっかり人気者。
産まれた当時は、お医者さんから
「この子は一生、話すことはないでしょう」
と言われたY君が、養護学校の卒業式でとつとつと[答辞]を読み上げるまでに育て上げたのです。
そして二人の姉弟は、Y君の事を真摯に支えるだけではなく、立派な社会人としてやはり福祉関係の専門家になるべく、進路を選んだのです。
その上、自分の趣味を活かしてミニチュア作りのプロとして仕事もしていたMさん。
勿論、保護者同士の中でも信頼が厚く、常に先頭に立ってきたMさん。
去年、とうとう倒れてしまったそうです。
頑張りすぎ…でも、母であるMさんが頑張らないとどうしようもないのも現実です。
そんな中で、少しずつ意識変革が出来ていったというMさん。
たまにはショートステイにY君を預けて、お人形作り、という新しい楽しみをみつけられたようです。
写真を見せていただくと、さすがMさん。
見事な美しいお人形でした。
久しぶりのゆう風舎をとても楽しんでくれたMさん。
見た目は誰より元気そうで、ぱぁっとひまわりみたいに明るくて、今日の装いも、誰よりもレース展っぽくって…。
その辺がMさんのMさんたるところです(^O^)

ユーコさんの本

2011年7月7日(木) ブログ
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「この頃、マイケルの話が少ないですね」
仕事の電話のついでに布メーカーのOさんの嬉しいお言葉…。
じゃあ、じゃあ(^-^)と、早速、先月の彼の命日に新しく出版された[JACKSON]という本をご紹介します。

ファンでないと ご存知ないと思いますが、マイケルが30代前半[デンジャラス・ワールドツアー]というコンサートツアーをやっていた時、バックダンサーの一人にユーコさんという日本人女性がいたのです。
と、いうか、マイケルが選んだ初めての女性ダンサーが日本人女性だったというわけです。(それまでのBADツアーは男性ばかりでした)
それが今は、東京で、[アウェークニング]という独自のエクササイズの教室を主宰したり、その他諸々の活躍をしておられる、ユーコ・スミダ・ジャクソンさんです。
もっと言えば、マイケルの代表曲の一つ[BLACK&WHITE]のショートフィルムの最後の方、(モーフィング)と呼ばれるコンピューターグラフィックによって男女の顔が次々、少しずつ入れ替わる映像(当時はユニクロのコマーシャルとしか知りませんでしたが)の中で誰よりも元気よく、にこやかにくるっとターンを決める日本人女性、それがユーコさんの若き日です。

たった一人オーディションに受かって、やがてマイケルとの対面。
リハーサル。
ツアー。
その後の仕事。
特に、伝説のショートフィルム[ゴースト]にも出演した彼女は、その数ヵ月に渡るハードな練習、コスチュームやメイクをした上での難解なダンスは、彼女のダンサーとしての現役生活に終止符を打つ決心をするきっかけになったそうです。
(やること、全部やった感)というか…。
凄いですね。そう思えるほどにしたというのは。

そして私が誤解していたこと…すなわち、マイケルのバックダンサーだったことを利用して名前のあとに(ジャクソン)とつけて活動しておられる、勿論、許可はもらった上だろうけど…そんな風に思っていたのは大間違い。
アメリカ生活の中で知り合ったジョージ・ジャクソンという人と結婚なさっていたのでした。
しかも、たった1年で愛する夫に先立たれ、でもユーコさんには、コナちゃんという忘れ形見がいて…。
コナちゃんを育てるために必死で努力を重ねてこられたのでした。
はーあ、まさに(人に歴史あり)です。
そしてずっとユーコさんの心を支えてきたのは、大きな愛を持ってビジネスリーダーとして活躍した亡き夫と、厳しさと優しさ、何をするにしても(愛をもってクリエイトする)ことを教えてくれたマイケルへの感謝の気持ちだったといいます。
よかったら皆さんも、どこかで手にとってみて下さい。

今日はその、超難解、でも、素晴らしいダンスの[ゴースト]からの〈2BAD〉ご覧ください。http://www.youtube.com/watch?v=Lfpu5qPRjX0&feature=related

大阪駅ビル

2011年7月6日(水) ブログ
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いつも、[布と糸でつくる夢展]が終わると、休日出勤やしんどい目にあわせたスタッフの慰労にささやかな食事会に出かけるのですが、今年は NHKの収録と重なって延期になり、もう一つ事情が重なって延び延びになり、やっと今日、皆で出かけました。

岡本びいきの皆に、近くの苦楽園探索とダブル、っていうのを計画していましたが、1ヶ月半遅れるとすっかり暑くなってしまい、うろうろする気が無くなってしまいました(>_<) じゃあ!というので、いっそ、クーラーの効いたコンクリートジャングルへ、と方針転換。 目下話題の伊勢丹、ルクアを、と 大阪駅ビルに行ってきました。 伊勢丹ではスタッフYさんのお嬢さんが働いておられ、その情報でランチは一番人気の自然農法野菜中心のバイキングの[モクモク]へ。 平日にも関わらず、聞きしに勝る混雑ぶり。 なんとか開店時間、第1陣に紛れ込めたんですよ。 情けなくも少食の私も、バイキングは見ているだけで楽しいですね。 お野菜の味といい、お豆腐の濃さといい、自然農法の食材はどれも美味しく、人気の訳に納得です。 すぐに満腹になってしまう私をよそに、若い皆はモグモグ、頼もしい。 Nyaさんの手にあるのは ペロペロキャンディーみたいなウィンナー。 もう一回り大きいんですよ。 味は(ふつうのウィンナーとおんなじ)だそうです。 憧れの[ラデュレ]でお茶もできたし…。 でも、やっぱり神戸のレトロ、ハイカラな所が大好きな私です。

カーテン・カットソー

2011年7月5日(火) ブログ
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夜、7時のニュースを聞いていると、突然の地震速報。
和歌山で震度5強?!
びっくりです。
(今日は和歌山から来て下さったなー)
と、思っていたところだったもので。
どなたにも被害などなければいいのですが…。

6月3日の大丸のワンディレッスンに参加して下さった、神戸の方と一緒に、電車を乗り継ぎ来て下さったのですが、
(やっぱり和歌山からは遠いでした)
と、おっしゃっていました。

私も、たぶん大阪の南の方止まりで、行ったことがないのですが、学生時代には和歌山出身の人がいましたよ。
当時は、松坂慶子さんに似てると言われた彼女、本物の松坂慶子さんがふくよかになり当時の雰囲気が遠くなったのと同じように、彼女もそれなりに…(≧▼≦)たぶん、ブログ読んでないと…)
でも高校の美術教師をしながら洋画制作を続けている彼女、今年春には念願のパリ個展を実行したのですから大したものです。

和歌山、というとつい、ユニークな彼女をイメージしてしまいますが、今日の方はソフトで可愛い方でした(^-^)

ところで、写真は、60センチ幅のカフェ・カーテンで、ノースリーブの上に羽織る簡単カットソーを作ってみました。
このカーテン生地、柔らかいアイボリー色と、透け感と、アトランダムなドット刺繍が気にいって、仕事部屋の窓にもかけていますが、着心地はどうかな?

今井美樹さん

2011年7月3日(日) ブログ
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今井美樹さんのファンでした。

伸びやかな姿態。
ナチュラルでいて洗練されたファッションセンス。
(歌が上手い)というほどではないけれど、澄んだ透明感のある声。
大きな口を開けて笑うのに上品。
羨ましいようないろいろな事に恵まれていながら、悩みつつ、自己を省みつつの人生観…。
何より布袋さん作曲の歌が切なくて大好きでした。
CDもほとんど全部持っています。
先日、神戸のコンサートに行ってきたという、スタッフYさんに貸してあげようと思います。(こんなに沢山は嫌かな?)

なぜなら、私はたぶん、もうしばらくは、もう何年も聴かないと思うのです。
今井美樹さんだけではありません。
以前は、明菜ちゃんも好きでよく聴いたし、小田一正とか、スピッツもサザンも、その他諸々…。

でも。
マイケルの歌を知ってからはマイケル以外は聴けなくなってしまいました。
何もかもが全然違いすぎて…。
この2年間、
(こ、この曲は何?!)
って鳥肌がたったことが何度あるでしょう。
この歳になってのそんな出逢いに感謝です。
スミマセン。
今井美樹さんの話でななく、結局、(マイケル褒め)になってしまいました(>_<)
今日は、やっと[デンジャラス]貼りつけます。http://www.youtube.com/watch?v=ww8i4L02zoo&feature=related

コンサート

2011年7月2日(土) ブログ
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夕べは隣町の赤穂ハーモニーホールへチェロやヴァイオリンのコンサートを聴きに行ってきました。
毎年行われている[赤穂国際音楽祭]というのですが、今年は初日のチケット代金が東日本大震災のチャリティーに あてられるとして、知り合いの方が力を入れておられたからです。
久しぶりの、夜に出かけるコンサート。
少しおめかしして出かけたつもりでしたが、もっともっとフォーマルな装いの年配のご夫婦が多く、びっくりしました。
マーラーやラヴェル、シューマンのピアノと弦楽器の四重奏曲ですから、美しく気持ちよく…。
でも、正直、室内楽の規模なので 迫力にはちょっと…。
一曲目は、つい、目を閉じて…。
でも、2曲目、3曲目はフランスや中国の美しい女性奏者のヴィオラやチェロでしたから、思わず見入っていました。
やはり、美しい人がいいですね(^-^)

ところで、写真はKさんが作られた[アレンジふんわりカフェ・カーテン]。
オーガンジーではなく、薄い薄いローン生地に、2つのキットのデザインを合わせ、周りのレースも少し太めでリッチな感じに。
こんなカーテンが風で揺れている部屋でラヴェルを聴いたら最高ですね(^-^)。

ちょっとうれしいこと

2011年7月1日(金) ブログ
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梅雨に戻ることが こんなに嬉しいのも珍しいです。
(ま、まだ6月なのに!)
という昨日までの猛暑は気持ち的にもストレス倍増でしたから…。

そんな昨日、2月に作品を制作して撮影してもらった、成美堂出版の[かわいい赤ちゃん小物]という本が送られてきました。

私はクマさん、ウサギさんのぬいぐるみと、いぬさん、うさぎさんの二ギニギと、スタイを作ったのですが、思いがけなく 表紙にしてもらっていました。
大好きな爽やかブルーの布の上にスタイといぬさんの二ギニギがさりげなく…。
まさか表紙にしていただけるとは思ってなかったのでとっても嬉しいです。
定価¥1000で、他にもおくるみ、スリーパー、モビール、肌着他、少し大きくなった頃のエプロンやベビーシューズやお洋服等、どれも色も形も可愛いものが、勿論、型紙、作り方付きで載っています。
オススメです。

私の作品はこれからキットにしますね。

可愛いお客様

2011年6月28日(火) ブログ
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[リネン&レース展]今年のテーマのために、連れ合いはずいぶん前から(風)に関する物語を調べたり、読んだり…。
竜巻に巻き込まれてドロシーが[オズ]へ連れ込まれてしまう[オズの魔法使い]もその一つ。
Nyaさん作の(魔女の顔付き)のユニークなドレスや白のリネン製だけど魔女の帽子の形っぽい帽子と共に、グルグルぐるっとレースのカーテンで竜巻がディスプレイされていますよ。
勿論そのテーブルには[オズ]の本も並べられています。
まるで原書みたいな太い英語の本も。

Kさんの孫、Oクンが見入っているのは、ロバート・サブタさんの手になる飛び出す絵本です。
O君はたぶん話は知らないでしょうけど、O君なりにひきこまれています。
こんな場面に出会う度に、物語や絵や造形物の力を感じ、元気をもらう瞬間です。

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