せかいのひとびと

2010年4月12日(月) ブログ
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私の作品もなんとか一通りは形になってきました。
でもやっぱり、通りを行き交う人が物足りないな。
まだ少し日にちがあるので、これからもう少し加えていくことにします。
ヨーロッパのどこかの街の通り、という設定ですから、いろんな国の人がいればいいなあ。
白人と黒人と黄色人種は作ったので どこか、もっと違う、例えばアラブの…?
そんな時、強い味方になってくれるのが ピーター・スピアーさん絵と文の名作[せかいのひとびと]です。
もう何年も前、たぶん、今は無き京都の丸善で買ったものだと思います。
活躍度の高さ…勤務校へも頻繁に持っていってた所以、もう表紙もボロボロです。

ピーター・スピアーはアメリカの有名なイラストレーターで、世界中の人々や建物、暮らし等を 事細かに、しかもユーモラスに描いた絵は勿論素晴らしいのですが、その文もウィットに富んでて とても素敵です。

「いま 地球にはどのくらい 人がいるか知ってる?(中略)そんなに たくさんの 人がいても 同じ人っていないよね。生まれた時から みんな 一人一人ちがっているんだ」
に始まりいろいろな(違い)と(同じ)をページを追うごとに楽しく展開していき…
「ほらね わたしたち みんながみんな それぞれ こんなにちがっているって すてきでしょ?」
でしめくくられています。

図工教師だった私は 子供達が描く絵の参考資料として持って行ってたのですが、ある年から 、その学校の研究テーマが〔国際交流〕になりました。
子供たちに解りやすい、何か良い資料はないかな?という研究主任の先生方に
「あのう…」
と、当時まだ若かった私は、おそるおそるこの絵本を紹介しました。
そして約一クラス分、40冊が購入され、授業に生かされることになった、という、ちょっぴり誇らしげな思い出付きです(*^_^*)

パンの缶詰め

2010年4月11日(日) ブログ
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今は4月なので番組編成期。
ワイワイした特別番組もこれから始まるという新番組も 私にはあまり関係ありません。
それよりも 世界中のMJファンから直接発信されるYOU−TUBEの方をほんの数10分でも観たいからです。
ほとんど英語ですから、
(たぶんこう言ってるんだろうなー)
と思うくらいで満足していましたが、ちゃんと和訳してくださっているもの(ごく一部ですが)を見つけた時は嬉しかったです。
泣けます。
例えばこんな事が書いてあったり…

「マイケル あなたはどんな時も僕らに“Ilove you”と言い続けてくれました。あなたの音楽と愛で 僕らの人生がいったい何度 救われたかわからないよ。そのお返しに いま僕らはあなたのために いったい何が出来るだろう?マイケル あなたの“Ilove you”は決して消えることのない手形のように 僕らの心に刻まれています。あなたの音楽は 人種、性別、年齢、国境、すべての壁を越えました。あなたが教えてくれた愛のもとに 今ひとつになった僕らは 様々な色を持つ美しい[虹の部族]だよ。僕らは世界を変えるためにここにいるんだ。あなたに誇りに思ってもらいたいから…」

若い男性でしょうか?
とりもなおさず、英語も堪能なんですね。
本当のところ
「彼に喜んでもらいたいから 頑張る」
というファンの書き込みが多いのです。
わかる、わかる…。

そのYOU−TUBEも、さすがに作品展が迫ってきた今の時期は我慢していたのですが、休日の今日はちょっと開いてみたのですよ(^-^)

でも、今日は夕食時に観た番組に素晴らしい人がおられました。
那須でパン屋さんをしておられる秋元さん。
宇宙飛行士の若田さんが宇宙へ持っていったという缶詰めのパンを開発した方だそうですが、その保存がきくパンの缶詰めを世界中の被災地や飢餓の地域に役立てようと志をたてて…。
ハイチの大震災の時も素早く行動を起こしてパンを届けられたようでした。
素敵な日本人がおられたンダ!
56才のおじさんパン屋さん、イイソ゛!
あ〜がんばらなくっちゃ… 。

Around The Tree

2010年4月10日(土) ブログ
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Mさんは お直し専門店の店長さんをしておられるくらい洋裁が得意です。
いつも[リネン&レース展]に素敵なブラウスやワンピースを出品していただいてたのですが、今年、発売された[Yu’s]の総柄[Around the Tree]をいち早く購入下さり、(子供用)ではない、ご自分用のワンピースとブラウスに仕立てられたので、布の宣伝用にぜひに、とお借りしました。
布は反物で見るだけではピン!ときにくく、何か製品になっているととても参考になりますよね。
実は私も この布はデザインしている時から、ローンにして自分の服も縫えるような…と思っていたのです。
白地ので やっぱりシャツワンピースがいいなあ、と思っていたのですがMさんがピッタリのデザインで作ってこられてビックリ。
私には技術的にも時間的にも無理だったのでとても嬉しいです。
写真ではよくわかりませんがどちらのも前中央に細かいピンタックが施されています。
大きな息子さんがおられるとは見えない可憐な雰囲気のMさんによく似合いそう…。

とってもステキだけど…

2010年4月8日(木) ブログ
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私のアップリケのやり方はかなり大雑把かもしれません。
色や材質など、こだわるところには とことんこだわりますが、
(ま、いっか!)
ととばしてしまう所もあったり…。
つい、時間が無いことを理由にして、いつも中途半端な仕上げ具合を作品展当日に悔やみます。

それに引き換え、Nさんは完璧主義です。
特に、彼女の大好きな[ブランベリー・ヘッジ]を題材にしますと
(ひぇえ!こんなとこまでちゃんと折り込んで作ってある!)
とびっくりするくらい、飽くことなく、隅々まできちんと作られます。
今年は(少し違ったものを…)
とル・メールさんの絵です。
春の花がいっぱいの野原で、花を摘む少女達の姿が風をはらんでふわりと翻るドレスと共に画面いっぱいに広がる素敵な絵です。
一つ一つのパーツの布も選びぬき、考え抜き、ようやく野の花のアップリケにまでこぎつけましたが…
ウワァ、もう1ヶ月ない〜!
今日も
「たぶん、家で縫っていた方がたくさん出来るだろうけど、ゆう風舎へ来たかったから」
と、きちーんと裁って組み合わせ通りに置いた花びらが乱れないようにビニールシートを当てて登場。
それだけ見ても「キレイ!」と皆、感嘆の声をあげましたが、これをまだ一つずつ折り込んでまつりつけていく作業を思うと…
なんだか心配になってきました。
でも、期待通りに素晴らしいキルトになりそうなので、ぜひ頑張ってほしいです。
元気でいてくれますように。

[堀文子さん作品展]

2010年4月7日(水) ブログ
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阪急[御影]駅すぐ近くにある[香雪美術館]
尊敬する日本画家の堀文子さんの作品展が観たくて出かけました。
(花冷え)というのでしょうか、昨日とは打って変わったような寒い曇り空の下。
それでも、車を遮断した、いかにも御影らしい小路を行くと 大きな木に囲まれた瀟洒な香雪美術館はありました。
門を入ると迎えてくれるのは見事な(垂れ桃)です。
静かな館内には堀さんのスケッチからタブローまで展示してあり、特に感慨深かったのは 作品の合間、合間にあるプレートに書かれた堀さんの言葉でした。
大正時代に生まれ、現在90歳を越えて尚、独り暮らしをしながら絵を描き続けている氏の、自分に厳しく、大自然に対する畏敬の念に溢れた、又好奇心の衰えない言葉に又々、両頬をはたかれたような思いがしたものです。
でも、それは(年老いていく)ことに対してのプラス思考を後押ししてくれる、温かいものです。

帰りに[堀文子の言葉 ひとりで生きる]という本を買いました。
その本の帯にはこんな言葉――
群れない
慣れない
頼らない
これが私のモットーです

久しぶりに…

2010年4月6日(火) ブログ
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体調のすぐれなかったSさんが 少し気分がいいから、と出来上がっている作品を持って、来てくれました。
久しぶりです。
刺繍が得意で、手芸が大好きで毎年、びっくりする皆を尻目に凝った作品を5つくらい出されるSさん。
今年はそうは行きませんでしたが、それでも大作一つと小さめの絵キルトと花の刺繍があります。
写真のはドイツの童画家ポール・エブナーの、絵はがきからキルトにしたものです。
ロマンチックな作風はSさんの得意とするところ。
細かいアップリケや刺繍にいつも感心します。

サクラ、満開

2010年4月5日(月) ブログ
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「マイケルが作品に登場しててビックリしました」…
東京のNさんとか
「パッチワークが終わってから 皆でお花見をしながらお茶しました」…
大阪のKさんとか、今日いただいたメールには 満開の桜の気配がいっぱい。
東京はでも、冷たい雨模様だったそう。
ここからは 少し離れた所にお寺の桜、山の中腹の桜が見えるだけ。
きっとソメイヨシノは街なかの方がたくさん見えるでしょうね。

でも「18周年おめでとうございます」
のメールを下さったTさんの住まわれる北海道ではまだまだこれからですよね。

写真はワイルドスミスさんの描いた桜の木です。
なるほどねー。

そっか!18年…

2010年4月4日(日) ブログ
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今日がお寺のお手伝いの本番の日だし、8時までに行くには早起きしなくっちゃ。
それまでに締め切りがあるもの、仕上げて送る用意して…。
それから今日、バースデーの友達に宅急便も昨日、手配したし…。
そんなこんなでバタバタ過ごした今朝、10時過ぎ頃、少し手があきました。
私はそっとお台所を離れ、お寺の裏の空き地に座ってメール・チェック。
すると、
「18周年、おめでとうございまーす\(^O^)/」
のメールが!
Hさんからです。
(そうかー…)
私はやっと、思い出しました。
今日はお寺の法要よりも、友達の誕生日よりも、作品提出の前日よりも…
大切な、ゆう風舎のお誕生日でした(>_<) 今はお嫁さんに行って他市で暮らすHさんは初期のゆう風舎のお客様。 独身ながら裁縫好きの彼女には少しの間手伝ってもらっていたこともあります。 今は子育てや諸々の事で なかなか会えませんが、いつも遠くから見守っていてくれているのですね。 ありがとうHさん。 今日はあいにく私はゆう風舎勤務ではなかったけれど、明日から又、頑張りますね。 「心のオアシス」と思って下さる方がおられる限り、がんばらなくっちゃ。 18年前。出来たてピカピカでなーんにもないゆう風舎の写真です。

正解!

2010年4月3日(土) ブログ
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舗道にいる子ども…。
作っているうちに
(この子って MさんちのT君に似てるなあ)
と 思っていました。
そのT君が、午後、久しぶりに登場。
またまたお父さんとお母さんを伴って…て感じ(^-^)
早速、キルトを見せて
「この子、T君に似てるでしょう?」
「前にいるこの人は誰?」
一呼吸置いてT君は
「マイケル・ジャクソン」
と、落ち着いた声。
(あ〜ヨカッタ)
T君に判れば充分。
それにしても四男坊のT君。
やっぱりお兄ちゃん達と対で付き合っているからでしょうか。
この春から幼稚園、とは思えないしっかりした口調です(^-^)

カントリー・サイド

2010年4月2日(金) ブログ
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今朝は、おとつい作った小さなお餅をぺたんとさせた型から外す作業です。
(おけそく)というそうです。
多くの地域ではもう 和菓子屋さんが作ってくれる(はくせきこう)という物に変えて世話のかからないようにしている所が増えているみたいですが、この辺ではなかなか…。
こだわりがあるみたいです(>_<) (これが便利!)と、ケーキにデコレーションする時に使うパレットナイフを持っていったので 外すのはスムーズにいきましたが、その後、約50枚くらいある板を洗うのはちょっと大変…。 外にある水道が低くて中腰で…。 でも、勿論、(若手)?ですから、ね。 今日はそれでも午前中に終わったので、帰ってからいろいろ用事を片付け、チクチク針を動かせていると、窓の横にススッと、白と黒の鳥が やってきました。 京都では雀か鳩くらいしか見たことのない私は 嬉しくて口を開けたまま、見ていましたが、その移動の仕方といい、屋根の歩き方といい、いかにも(自分の家)って感じで…。 去年の暮れ頃から毎日現れる鳥です。 [Yu’s Palette2]の絵は鳥さんに関しては (本当なんだ!)―さすがに青い鳥はいませんが― と、ますます嬉しくなりました。 田舎暮らしはなかなか面倒な事も多いですが、都会では味わえない[ステキな事]というのが確かにあります。 先日、神戸からいらっしゃったお客様が買って下さったキット[おしゃべりな鳥さん]も、ここに住んでいてこそ生まれた作品です。

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