お孫さんのために

2016年3月17日(木) ブログ
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ゆう風舎に通って来て下さる方が全て
「こどもこどもしたもの」
「可愛いもの」
好きでいらっしゃるわけではありません(^^;;

「渋い色合いのもの」
「大人っぽいモチーフ」
等が好きな方も けっこうおられます。

なのでもちろん、其々その方の個性を活かした作品作りを続けてこられました。

私はほんのちょっとのサポート役です。

ところが年月を重ね、皆さんお孫さんが(*^^*)

すると不思議と、急に見る目が変わられ(^^;;

ずっと部屋に置いていたクマのぬいぐるみや「ロロちゃん」をMさんに急に
「可愛いですネェ〜」
と褒められビックリしたり(^^;;

そんな訳でMさん、この春から[おためし保育]って言うんでしょうか?
一週間に1日だけ幼稚園へ通い始めるいっちゃんのためにランチョンマットとランチサックと着替え入れを縫われましたよ。

いっちゃんは女の子ですが、紺色の[Days…]で作られたところが、さすが渋好みのMさんです(*^^*)

でも、女の子の持ったり、着たりするブルーやネイビーって可愛さを引き立てたりしますよね。

限定キット

2016年3月14日(月) ブログ
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少し前に姫路にお住まいのお客様から
「今、ネットショップを見ているのですが、お店へ行くとネットには載っていないキットとかもあるのですか?」
というお電話がありました。

その方はウェディングのウェルカムボードを探しておられたので
「ネットに載せているのと同じ4種類(《スイーツ》も含めると)しかないのですよ」
とお答えしましたが…

他の物では、実はあるのです。
もう昔に作ったものとか、あまりにも材料が限定的なものとか…

今日、組んだこのキットもそう。

去年の[布と糸でつくる夢展]のために制作し、文化村にも飾らせてもらった小さなフェルトの上に作った[こども16景?]の一つです。

なんと二度目の登場(^^;;
ほんの少し小さくして今年の、メリーゴーランドの作品にもちゃっかり流用(^^;;

細かい細かいパーツが大変だと思うものの、しばらくは材料も「いける」と思うので新しくキットにしました。

このフェルトの[こども16景]シリーズは実は他にもキットにしているものがあります。(ネットショップではクリスマスバージョンの2つだけアップしています。)

どうか、ぜひまたお店に来て見て下さいね。

これからいよいよ季節が良くなります。
遠くにお住まいの方もぜひ旅の目的地にお加えくださいね。

今年の[布と糸でつくる夢展]は4月28日から5月10日までですよ(*^^*)

球子さん

2016年3月13日(日) ブログ
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3月に入るとますます加速的に日々が過ぎて行くような気がします。

作品展に出していただく方々には毎年シンドイ目をしていただき、申し訳ない思いもあるものの、密かに私は
(その方の持っておられる能力を表に引き出すのが役目では?)
なーんてエラそうな自負を感じたりして毎年強行しています(^^;;

この方もそう。
控えめで奥ゆかしく、いつも仏様のような笑顔。
私のキットを地道にコツコツと作り続けて下さり、もう充分技術はあるのだから、と
「ぜひ、キットではない、Cさんの好きなモチーフで…」
と、オススメしても
「先生のキットを全部してから(*^^*)」
なんて、誤魔化されていました(^^;;

でも、数年前から少しずつCさんのカラーが出てきましたよ。
きちんとした仕事に支えられた、独特のユーモアが見え隠れする作風。
その人柄そのものの作品は静かな評判を呼んでいました。

そして今年のモチーフはさらにユニーク!
小さな小さな写真を示されて
「これって出来ますでしょうか?」
と恥ずかしそうに笑いながら言われたCさん。
一目見てそれは日本画の巨匠、片岡球子さんの絵だとわかりました。

スゴーイ!
これを絵キルトで表わそうというのですから。
ビックリすると共に嬉しくなった私も、それから一生懸命材料探し、布探しをしました。

「難しい、難しい…」と言いながら頑張ったCさん。

見事な出来映えですよね!
残念ながら亡くなってしまった球子さんですが、見られたらなんとおっしゃったでしょう?

余談ですが、実は私は実際の球子さんを近くで拝見したことがあります。

遠い昔、「一期校」として愛知芸大を受けたことがあるのです(^^;;
一次試験の石膏デッサン。
その時の監督教官が球子先生だったのです。

独特のヘアスタイルに威厳のある面立ち。
怖〜い、でしたよ(≧∇≦)

ブラウンの陶器とブルーグレーの陶器

2016年3月12日(土) ブログ
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京都に産まれ、大阪、神戸、明石、そして相生と住みましたが、所詮関西圏内。
その他の暮らしを知らないのです。

そんな中、ネットショップを通じてほんの少しでも知り合えたお客様の土地柄をいろいろと想像したりしています。

先月は福井県は大飯町というところにある図書館に布の絵本のキットを購入していただきました。どなたかが仕立てて下さって赤ちゃんや小さな子供さんの集いに使って下さるのかな?
嬉しい事です。

ただ「大飯町」と聞くとやはり心配になるのは原発のことです。
「そういう話ってでますか?」
ってお聞きすると
「あんまり出ないんですよ」
っておっしゃっていました。
地元では複雑なのかもしれません。

ところで福井のメガネ職人M君(T君)は昔からの趣味の写真に加え、ここ数年は陶器作りにもこっています。

数年前に同窓会の幹事を一緒した際に
「皆んなにマグカップを一つずつ貰ってもらおうと思う…」
と、明かしてくれたので、私はそれを包むリネンの巾着袋を作った思い出があります。

その時に私の分とつれあいの分とそして(余っているから、よかったら…)
のお言葉に甘え、もう一つ。
計3つ、ゆう風舎に連れて帰り、それ以来スタッフさんとのコーヒーブレイクに使わせてもらっていました(写真左の)

ところが4人だったり、5人だったりするので一つ足りません(^^;;
(T君にもう一つ、二つ頼みたいなー)
と常々思っていたところ、フェイスブックにて沢山焼き物をしたとの情報を得、
思いきって頼んでみました。

もちろん何らかのお支払いを、と思っていましたが、趣味なので…とのこと。

焼きあがって昨日届けられた荷物を見てビックリ‼️
こんなに沢山!
申し訳ないッスm(_ _)m

以前のは備前焼のようなブラウンでしたが、今回はブルーグレーの綺麗な陶器でした。

ますます腕を上げたT君の器。
とても軽いのです。
大切にいろいろなものに使わせてもらおうと思います。

爽風

2016年3月11日(金) ブログ
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いろいろな映像を見、いろいろな本を読み、いろいろな話しを聞いて、いろいろな事を思った…3.11以降。

今日が5年後なのですね。

これからもますます思い続け、考え続けていきます。
もちろん。

さて、私の今日は…
懐かしいお客様がありました。
偶然にも、それも5年ぶりの再会です。

17年前、相生にお住まい、ゆう風舎にも通ってくれ、公私共に親しくしていた、といっても私よりはずっと若いSさんが久しぶりに訪ねて来てくれました。

今は旦那さまと広島市にお住まいです。

全てに前向きでエネルギッシュ、自由な精神に満ちた彼女とさんざんおしゃべりした後、駅へ送りがてら、駅前にあるステーションホテルアネックスで夕飯をとることにしました。

いつも空いているレストラン、今日はなんだか様子が違います。
ほとんどの席がサッパリとした坊主頭と白と紺の体操服姿で埋まっています。

(ダメかな?)と思いましたがよく見ると窓側の席は空いているし、他のお客様もおられます。

そこで私達3人も席を取り、注文をしてまずはサラダバーを、とお皿に取ったりしながら、しばらくすると気がつきました。

とても静かー、なのです。
一目見てそれと判る球児達は物凄くお行儀がよく、静かに整然と食事をとっているのです。

4、50人はおられたでしょうか?
お料理を待つ間も、内輪で喋るよりもつい見とれてしまうほど。

やがて食事を終えるとテーブル毎に次々と食器を重ね、整頓していきます。
そして先生の許可をもらったテーブルの人から順次、椅子をきちんと整え、調理場の方に挨拶してから出て行かれました。

見事!
思わず、連れ合いは近くにいた子に
「どこから来たの?」
「岐阜県です」
見るとお隣のテーブルのご婦人方も同じように声をかけておられる(^^;;

そしてどうしても手をたたいて、
「がんばってください!」
って言ってしまいました(^^;;

本当に爽やかでした。
あそこまで気持ちよくきちんとした高校生の行動は初めて見た気がします。

(そんじょそこらの球児じゃないかも?)
って思っていたら上着に[Chukyo]の文字が読み取れました。

おばさん、おじさん達はただただ感激し、この子達の未来をなんとかして守らないと…って思ったのですよ(^^;;

お坊さんのダッフィちゃん

2016年3月10日(木) ブログ
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Iさんのご実家はお寺です。
なので2番目のお兄さんもご僧侶です。

その2番目のお兄さんの娘さんがご結婚なさることに(*^^*)

若い僧侶との恋愛結婚。
Iさんが頼まれたのは 娘さんが大好きなダッフィちゃんのウェルカム・ベア(^^;;

お婿さんのダッフィちゃんにはお坊さんの普段着である黒衣と五条袈裟、お嫁さんのダッフィちゃんには打掛けを、と(≧∇≦)

和裁の素養もあり、縫い物歴何十年で、何でも手速いIさんでもなかなかのハードルだったらしいですよ。

暇はかかったけど、出来上がって着せてみると想像以上にダッフィちゃんによく似合う(*^^*)
日米の友好な融合ですね。

打掛けの裾にはちゃんと綿まで入って本格仕立て。

こんなウェルカム・ベアはなかなか無いですよね!
スゴ〜い‼️

ミモザの日

2016年3月8日(火) ブログ
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「毎年3月8日は国際女性デーとされていますが、イタリアでは『ミモザの日』と呼ばれ、男性が 日頃の感謝の気持ちを込めて、妻や恋人、身近の女性にミモザの花を贈る習慣があります。

この日を迎えると 街中にミモザの花が見られるようになります」

って、こんな事を教えてくれたのはこのお人形を作ったKさん。

以前[リネン&レース展]のために作った《妖精さん》の型紙ですが、Kさんのは髪型が又ステキ❤️
その上、[Days Of Kids]の新柄プリントのワンピを着ています(*^^*)

本当にミモザの花とよく似合って《ミモザの妖精》って感じですね。

それにしてもさすがイタリア。
女性に対するリスペクトの表現も粋ですね。

3月8日…ふうーん、[International Woman’s Day]でもあるんですね。

ニュースじゃ、「サバの日」としか言ってなかったなー。

ピタリ!

2016年3月6日(日) ブログ
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午前中は村の婦人会の総会があって…

実は昨日までちょっと落ち着きませんでした。
2年前に2年間、会長の役をしたものの、もう一期は選ばれる可能性があるのです。

比較的若手?の私達が担わないと仕方ない、とは思うものの、土日、特に作品展期間中のゴールデンウィークに2日出ないといけないのがかなり辛く…それでも選ばれたら仕方ない、っと半分覚悟していましたが、無事スルー。

ホッとしましたが、選ばれたのが2年前会計として一緒に頑張ってくれた方だったのでなんとも気の毒で…

ま、彼女の方が少し歳上できちんとした方なので先にお役ご免(二期務めたら放免です(^^;;)になられるのもいいかな、と…

彼女が、困惑しながらも潔く引き受けて下さった事で例年になく会がスムーズに運び、お昼のお弁当をいただいて正午過ぎには仕事に戻ることができました。

帰るとつれあいと共に店番をしてくれていたMさん(Dabidiさん)の手の中にはだいぶん出来てきたキッズ向きのシャツが(*^^*)

[Days Of Kids]の新柄「キッズ・シェルフ」のグリーンで作ってもらっているのですが、見ると、蓋つきの胸ポケットの柄もピッタリ!と合っていてビックリ

てんとう虫

2016年3月5日(土) ブログ
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冬の時期は絵本図書館、寒くってハラハラします。

大きなストーブをボーンと炊いているのですが、天井が高いこともありなかなかあったまらないもので…

でもいよいよあったかくなってきました。

ほれ、この通り、この坊っちゃん、床にペタンと腰を下ろして読んでも平気みたいですよ(^^;;

明石からお母さんに連れられて来てくれたT君。
絵本が大好きだそうで好奇心豊か、クルクルよく回る頭と瞳が素晴らしい(*^^*)。

ところで、毎年春めくとなぜかカフェの壁や窓辺に姿を現わす黒いてんとう虫。

一匹や二匹なら、
(ああ、春だなあ)
なんて心楽しい気分になるところですが、日によっては(多すぎ!)って日もあって、砂糖入れやお客様の召し上がっていらっしゃるケーキ等に移動しては大変、とスタッフさんが一生懸命「捕獲」したりします。

一昨日くらいまでは(冬)だったので忘れていたくらいでしたが、そのT君が
「おうちの中にてんとう虫がいる!」
と可愛い歓声を上げてくれたのでびっくり!

あっという間にカフェに春が来たのですね(^^;;

そしてそのT君、
「いいな、いいな」
と、羨ましがってくれるのです。

ビニール袋に入れて、帰りに4匹持って帰ってくれました(^^;;

スペイン語版

2016年3月4日(金) ブログ
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弥生3月…
すこーし暖かくなってきました。

でも(ウキウキ)と言うより、確定申告やら、村の自治会や婦人会の役選等、ザワザワと落ち着きません。

ご家族に新入学や転勤、なんていうことを抱えておられる方は さらに落ち着かず気忙しい思いをしておられるかも、です。

周りでは体調を崩しておられる方も少なくないのです。

そんな中、ちょっとだけいいこと…と言うと、昨日、[Story Quilt 2]のスペイン語版が送られてきました。

嬉しいケド、なんで[2]だけ?(^^;;

それでも、いつも言葉だけではなくちょっとした装丁の違いにお国柄が出て面白く思います。

「アップリケ」はスペイン語では「Aplicacione」なんですね。
「Patchwork」は英語と同じなんですね。

[Story Quilt2]のタイトル文字を右下に押しやって赤く大きくその文字が入っていましたよ。
裏表紙には「いただきます!」の作品とたくさんの文章。
オリジナルの日本語版(写真上)には下のアイコンだけですから何と書いてあるのでしょう?

とにかく絵キルトに興味を持ってくれる人が増えるといいなあ。

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