こころにとどけもの

2009年11月30日(月) ブログ
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MJのファンになって まさかこんな所に行き着くとは夢にも思っていませんでした。
ダンスが凄い!
歌が上手!
歌詞が深い!
優しい人なんだ…
そんなことから知っていきましたが[オックスフォード大学での講演(愛と家族)]を読んで、ちょっとびっくりしました。
私は自伝を読み終えた次の日、幸運にもそれが載った本を手に入れたのです。
そこには、恥ずかしながら、手前味噌ながら、安定した公務員という職を二人して離れ、[ゆう風舎]を細々とやってきた中で ずっと考えてきた理念、ニュースや新聞で知る度に感じていた社会の様々な問題の根源に関する私達なりの答え、どうしていくべきなんだろうか?という疑問、そんな事がもっともっと深く、真摯に、しかも自身の体験をふまえて語られているのです。
そして、物事の悪い面を見るより、良い方向に捉えようと…。
読んでいて涙が止まりませんでした、というより声を上げて泣いてしまいました。
彼は正に私と(ほとんど)同年代。
同じ気持ちで社会を見、子ども達の事を考えていたんだなあ、と。
いえいえ、私なんかよりも もっともっと真剣に、です。
これはもう、できるだけ沢山の、心ある人達に読んでもらうしかありません。
私はいの一番に読んで欲しかった連れ合いの手を止め、読んでもらった後、ケーキの焼き上がる間、洗濯機の回っている間、夢中でコピーにかかりました。
まずは5人いるスタッフ一人一人に配ります。
忙しいのに何をしてるのか?と思われるかもしれません。
でも、これは作品を作るのと同様、私にとっては大切な仕事なのです。
又、絵本図書館にもコピーを置いておきますから、お近くの方はぜひ、読みに来てください。
講演は42歳の時のようですが、もっと若い日から、彼はコンサートで歌の合間に
「皆はきっと誰かの大切な人なんだよ!」とか
「楽な方に流されちゃいけない!」とか
「自分自身から変わろう!」とか叫んでいますね(^-^)

MOONWALK

2009年11月29日(日) ブログ
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ちょうど一週間。
毎日30分ずつ、読んで、とうとう読み終えてしまいました。
私は
「一行、一行いとおしんで読んでいます」
と書きましたが、編集者のあとがきによれば この本の完成までにはなんと4年もの歳月がかかったとのことでした。
当然といえば当然ですが、レコーディングやコンサートの合間をぬってMJが机にかじりついて書いたのではなく、口述筆記です。
それでも何度も何度も話し合いや推敲を重ね、始めから
(自身の本当の姿が解ってもらえる)
と乗り気だった彼が、いよいよ発売を待つばかり、となった時期に 急に気が変わり、発売に難色を示した、という事実…。
編集者は頭の中、真っ白になりながら
(きっと、ここまで自分の人生や考えをさらしてしまうことに、不安を持ったのでは?)
と推測し、説得したようでした。
そのくらい、彼の正直な、率直な気持ちが語られています。
読んだ私はとても満足しました。
彼が、思っていた通り、いえ思っていた以上に 謙虚で深い愛情を持った、ある意味でとても(普通な)健全な若者であったこと(この本が書かれたのは彼の20代後半)が確信できたからです。
その上に、彼はディズニーやチャップリンを愛し、尊敬し、[E.T]や[スターウォーズ]の大ファン!
絵画が大好きで、一人っきりでシスティーナ礼拝堂の天井画を描いたミケランジェロに畏敬の念を抱いていたこと、クラシック音楽も大好きで…。
でも、全体を通して一番、強調していたと思えるのは(自身の仕事への思いを除けば)子ども達への愛と信頼でした。
この頃にはまだ彼自身の子どもはいませんでしたから、勿論世界中の子どものことです。
本当にどこかの文部省や教育委員会に行って話して聞かせて欲しかったと思います。
そう、実際に彼はイギリス、オックスフォード大学で講演をしていますよね。
次に私が待っているのは、それが書かれた本です(^-^)

うちのスタッフさんの間では
「先生の熱、いつ冷めるんやろね(^_-)」
とささやかれてるみたいですが、そういうもんじゃありませんよ。
だって、ディズニーやモーツァルトやミケランジェロの芸術はいつでも心を豊かにし、活力をもたらしてくれるのですからね。
MJは 私にとって、そういう存在になりました。

[春]をはさみます?

2009年11月28日(土) ブログ
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今朝、来店して下さったお客様は はるばる香川県から車を飛ばして来て下さったとのこと。
本の写真やインターネットの画面では、なかなかキットが決めにくいようでしたので、幾つか実物の作品をお見せすると
「やっぱり本物はいいですねー」
と喜んで下さいました。
クリスマスのキットを買って下さり、秋のキットを どれにしようか、迷っておられたのですが、私はしばらく[春の作品]作りです。
来春のコットンタイムの巻頭ページ[季節の…]
3月号のが もう締め切り間近になってしまいました。
月日の立つのは本当に速いです。
季節は随分違いますが、この小さな作品に向かう時は春の気分にシフトします。
さあ、スイッチを入れて…。
色とりどりに咲くお花はなんとなく決まりましたが、女の子の洋服の布がなかなか決まりません…。

言い訳

2009年11月27日(金) ブログ
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「お話し」は、できるだけ聞いたり、話したりした方がいいと思っています。
自分が感動したこと、不思議に思ったこと、読んだ本のこと、観た映画のこと、特に、素晴らしい生き方をした人のこと…。
それは普段の何気ない会話とは又違ったものです。
私がそう思うのは、母からよくそんな話を聞いて育ったからかもしれません。
小さい時からつい最近まで、母はいろんな話をしてくれました。
私達が生まれる以前の時代の話。
戦争中の話。
中国の人の話(母は中国が大好きでした)
歴史小説が好きだった母の話には[上杉庸山]の事が繰り返し出てきたものです。
昔話や滑稽話、古典落語のネタ、なんていうのも聞いているのは面白いものでした。
反抗期、なんて時には「フン!」とか、反抗しながらも 耳の端、心の端には残っているものです。
私も悪い癖かも知れませんが、何でも話したがります。
小さい時に読んで大好きだったので、何度も何度も読んで、宙で話せるくらいの[イギリス民話]の中の[トム・チット・トット]の話や、逆に怖くてキライなのに、あまりにも印象深い[朝鮮民話]の[お地蔵さまの赤い目]とか、友達や連れ合いをつかまえては…。
そして今、格好の餌食にされているのが…。
私には子供はいませんが、心優しい若いスタッフや同年代ながら、聞き上手なデキたスタッフに恵まれています。
で、どうしても、今はMJの話になってしまいます(;^_^A
MJの自伝、速く読んでしまわないように一行、一行、いとおしんで読んでいるので まだ途中なのですが どのエピソードも素晴らしい。
人に話したくなるのです。
でも、今は店内は「冬物語しかけ絵本展]も始まり、クリスマス一色なのであまりゆっくり話す時間がないのが残念です(^-^)

自家製オーナメント

2009年11月26日(木) ブログ
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(ちょっと大きすぎるのでは?)
と思っていたもみのツリー、なかなか好評です。
今朝はNyaさんに手伝ってもらって飾り付けです。
大きなツリーですからなかなか賑やかにはなりません。
でも、デパートやホテルにあるツリーのようにゴージャスにはしたくありません。
素朴な飾りがぴったりに思えます。
写真は昔、連れ合いが作ったウッド・オーナメントです。
「細かくて可愛いですねー」
って誰かが言って下さる度に、
「やー、まー、元図工の先生だしねー」
と言っておきますが、実は私も大のお気に入りです。
紙に描いた絵を桂等の板材に写し、電気糸鋸で切っていくのです。
こんな作業は小学校の子供達も大好きなので、私は4年生からでも使わせていました。
きちんと操作を覚えて、機械を大切に扱うことを学習するのは中学年でも充分だと思います。
型に切ったものを研いたり、絵の具やオイルステンを塗ったり…
楽しそうな笑顔が今でも浮かんできます。
でも、ここまで細かい作業は…
辛抱強い、連れ合いならでは、かも?

北神急行

2009年11月25日(水) ブログ
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今日は父の七回忌を予定していました。
三回忌までは、京都のお寺と料理屋さんで親戚にも来てもらってつとめましたが、七回忌は簡単に、と決めていました。
それで神戸、有野台にある兄の家へ、二人で出かけ、ひっそりと…。
それが又、結構楽しい?のです。
とは言っても、地下鉄で谷上駅まで行き、北神急行線に乗り換えて三田行きに乗るルートは、3年前、母が倒れて看取るまで病院へ通ったルートなので、どうしても思い出し、嫌なルートでもあります。
勿論、今と同じように仕事もしていましたから、とにかく自分が疲れないように工夫しました。
[新幹線][スニーカー][ジーンズ]…
3種の神器のおかげで元気に通うことができました。
私のことですから、スタバでお茶したり、ときどきはお洒落グッズを買ったり、という、自分へのご褒美も全然、怠りません(^_-)
母が昏睡状態になっていよいよ、という頃、当時 拙書[ストーリー・キルト]を監修して下さっていたライターのNさんから 最終打ち合わせの電話とかがあり、病院の廊下の窓から外の景色をみながら「はい。はい。」と答えていたことを思い出します。
Nさんは後で知って「申し訳なかった…」と言って下さいましたが、とんでもない!
そんな嬉しいことが一方であったからこそ、乗り切れたのだと思います。
本の完成は母に間に合わなかったけれど、そのことよりも、MJのダンスを見せられなかったことの方がもっと心残りです。
だって、あんなの、大好きだったんですから!

久しぶり!!

2009年11月24日(火) ブログ
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まだ、新しいショップもカフェもない頃、というよりもっともっと以前。
毎年クリスマス前にはツリーが絵本図書館を飾りました。
もみの木ではなく、園芸店で買ってきた、形のよいピッシャーでした。
結構、大きめのものは運び入れるのが大変。
枝にひもをかけてすぼめ、土のついた根っこの部分を袋に包み、先に運んでおいた、大きなウイスキーの樽を半分に切った鉢に入れるのです。
狭いドアや雑貨が並べてある店内、図書館の段差等を通すのが大変で 義母も元気だった頃、家族総出で大変な作業でした。
でも、ドイツ製の素朴なウッド・オーナメントや手作りのウッド・オーナメント、クッキーやチカチカ点滅する電飾を飾ると とってもロマンチック。
やっぱり本物の木の良さが…。
でも、齢も重ね、いろんな事情もでき、もう何年もツリーなしのクリスマスを過ごしてきました。
それでもたぶん、私は毎年「無理?…」と聞きつづけ、連れ合いの答えは「無理…」

ところが先日
「火曜日(若いスタッフさん3人の日)運んでもらおうかな?」
というおコトバ!
思いがけなかっただけにビックリ!ウレシー!
今回は本物のもみの木です。
数年前、小さな背丈の時に山から掘り起こして、庭に植えていたものです。
早速、今朝、屈強な?若者達に運んでもらいました\(^O^)/
私はただ、撮影するだけ(^o^;
部屋に入れると天井に届かんばかりの背丈にビックリですが、又、飾りをつけた姿をのちほど…。
と、ブログを書いていると、神戸のTさんから嬉しいお便りが…。
このお話は又ゆっくり(^_-)

ところで、駐車場でお車から降りていらして、すぐに目にして下さる大きな大きな緑の木は、昔、絵本図書館を飾ったピッシャーの現在です。
すっごく大きくなりますね(◎-◎;)

ベビー・ショップ、できました。

2009年11月23日(月) ブログ
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古い機械のように この齢になると、朝起きたすぐ、というのはなかなかシンドイものです。
でも、今朝はぐずぐずしないで パッと目覚め、朝の身支度も、洗濯も、ケーキ作りもきびきび。
ちょっとでも時間を作ってMJの本を読みたいからです。
実際、自営業というのは なにもかにも自分達でしなければならず、なかなかゆっくり読書の時間はとれません。
小刻みになんとか、いろいろ読みます。
連れ合いの方は 絵本図書館の関係でやはり沢山読まないといけないものを抱えています。(彼は一応、図書館司書の資格を持っています)
彼が紹介してくれて、とても良さそうなので(私も読みたい!)というものはときどき私も読みますが、私が個人的趣味で読んでいるものは 彼は読まないので、よく
「こんな、こんな書いてあったよ」
と詳しく話します。
夕べ、ちょっとだけ読み始めたMJの自伝…。
私はとってもホッとしています。
お母さんが素晴らしいお母さんだったようです。

慎ましい暮らしながら、敬虔な信仰を持ち、9人もの子供一人一人に深い愛を注ぎ、人間としての大切なことをきちんと教えた人だったようです。
自らは幼い時、小児マヒにかかり、そのために卒業できなかった高校の卒業証書を得るために、夜間に通い、子供達と一緒に宿題をしていたこと…。
7番目の子供だったマイケルは一年生の小さな弟を送り迎えしたこと…などを喋りながらケーキを作っていると、焼き上がってびっくりw(°0°)w
どうも、ヘーゼルナッツのケーキに小麦粉とベーキングパウダーを入れ忘れたような…。こんな事は初めてです(><)
(どうかなー?)と思っていると、試食したNyaさんが
「美味しいですよ!フィナンシェって感じ」
と言ってくれて ホッ。
仕事もきびきびしたので新作パッチワークも完成!
これからキット組みです(;^_^A

心にとどけもの

2009年11月22日(日) ブログ
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冷たい雨の降る日曜日…。
まだ12月にもなっていないのに、私には嬉しいものが…。
今は成人して結婚もした卒業生二人が、それぞれの旦那様、小さな息子、手芸好きのお友達を伴ってはるばる訪ねてきてくれました。
この二人は甲斐性もち。
2月にあった同窓会を実現してくれた立役者です。
それよりもっと忘れられないのは、もう18年くらい前、ゆう風舎創業前に まだ小学校6年生だった二人が 電車とバスを乗り継いで明石からやってきて 出窓などたくさんの窓拭きを手伝ってくれたのです。
「ハイ、先生、おみやげ!」
と手にはミスタードーナツの箱を持って(^-^)
今日もドアを開けるなり、ニコニコして「ハイ、先生!」

お恥ずかしい限りですが明石で教師をしていた頃はミスドが大ブレークの頃。
近くにお店もあったので、よく求め、子供達にもよくそんな話しをしていたのでしょう。
純粋な子ども達の頭には
(先生の好きなものはミスタードーナツ)
とインプットしてくれたようです。
ときどき、色画用紙で作ったドーナツをくれる子もいたなあ(^o^;
ありがとう!心していただきますね。
さて、もう一つ届いたのは、注文していたMJの自伝。
この話題は又読んでから…。

頑張ってはいますが…

2009年11月21日(土) ブログ
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「キット、出来上がったらすぐに送って下さいよ!」

大阪のHさんやNさんに言っていただいている新作パッチワーク、遅ればせながら、だいぶん出来てきました。
[お店]シリーズは作っている私も、
(〇〇屋さんも作りたいし、〇〇のお店も作りたい…)
と、楽しいのですが、続けて作ろう、と楽しみにして下さる方がおられるようでやりがいがあります(^-^)
ただ、昔のように ガンガンと…は縫えません。
すぐ、肩にきます。
雑用があるのは肩休めにはちょうどいいのかもしれません。
今までからのいろんな用事の他に、今はバックミュージックのMJの歌の意味を読んだり、調べたり、インターネットでちょっといろいろ見てみたり…というのが加わって ますます時間かかってしまいます(^o^;
もう1ヶ月以上、聴いていますが全く飽きません。
飽きるどころか、どの曲もどの曲も素晴らしい。
どの曲も大好きになってしまいます。
でも、こんなに世界中の人を楽しませ、喜びを与えてくれた人が、様々な病気や火傷やトラウマや中傷など、苦しみの多い生涯だったのか?と思うと 悲しくてなりません。
でも、そんな私に、人生大先輩のHさんが一言
「そりゃあ、幸せだったでしょう?自分の好きなことが出来ていたんだから!」
とバッサリ。
そうですよね。
生まれてきて自分の好きなことを生涯出来たのなら、それは大きな幸せですよね。

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