くねくねを縫う

2015年11月27日(金) ブログ
attachment00_732.jpg

久しぶりに「メリーゴーランド」を縫っています。

[ストーリーキルト〜季節のなかで〜]に載っている[雨の遊園地]で作って以来10何年は経っていますよね。

あの時はポツポツ雨が降り出した公園なので誰も木馬に乗っていないのですが 今回は乗せますよ。たくさん。

でも人物なんてまだまだ。
今はメリーゴーランドの屋根裏を作り中です(^^;;

パリの街なかの公園にあるような昔ながらのメリーゴーランドが好きなのでちょっとクラシック。
こういうのって結構くねくねした飾りがついています。

縫っていると、昔受けたヴォーグの編み物の通信講座の課題を思い出しました。

始めの方だったかな?
ベストでもセーターでもなく、数十センチの長さの「くねくね」を編むのです。

棒針編みで目を増やしたり、減らしたり、右側も左側もくねくね…
どんな「増やし目」も「減らし目」も自由自在に、なめらかに出来ないと…ってことですよね。

アップリケでも大丈夫。

布の表側に鉛筆で型を描いておいて、的確な切り込みを入れておくと…
アイロンや手アイロンで型をつけておかなくても 針先で中へ折りながらチクチク…

どんな形でも縫えるようになりますよ。

先日のお客様にも尋ねられたのですが、私はたいてい机の上に乗せたまま、まつりつけていきます。

持ち上げて縫われる方も ときどきテーブルに広げてトントン平らに直して下さいね(^_-)

あと1カ月…

2015年11月26日(木) ブログ
attachment00_731.jpg

どこの放送局のお天気情報かな?
スタッフTさん情報で今年は「11月」が無く、気候が「10月」からいきなり「12月」なんだそうですが、確かに昨日から急に寒くなりました。

寒風吹きすさぶ中(と、言うほどではなかったですが)、定休日だった昨日、連れ合いが脚立に上がって 一生懸命入り口の上側を飾っていました。

クリスマスまでちょうど後1カ月の11月25日だったからですね(^^;;

山間にあるゆう風舎は街のお店と違って、年末は早めに店じまい。
今年は12月26日(土)までの営業とさせていただきます。

なので本当にあと1カ月…

ぜひゆう風舎のクリスマス、クリスマスを楽しみにいらして下さいね。

滋賀県

2015年11月24日(火) ブログ
attachment00_730.jpg

「先生!素敵な所へ行ってきたんです!」
いらっしゃるなり目を輝かせてスマホの写真を見せて下さったKさん。

「へえ?」
Kさんのスマホを覗かせてもらった私はビックリ!

レッスンなかま

2015年11月23日(月) ブログ
attachment00_729.jpg

連休最終日。

曇りながら雨粒は落ちないで済んだ日。
今日は嬉しい団体さんが(*^^*)

「先生、クリスマス時分になったら又行きますねー!」
の言葉通り、来て下さったのは今年初夏のワンディレッスンでご一緒して下さったYさん達5人。

Yさんは神戸、Tさんは大阪、と皆さんお住まいも年齢もいろいろなのにレッスンの時に同じテーブル、近くのテーブル、そのご縁。

縫いもの好きで可愛いもの好きで気の好い皆さん、なんと運転手をかって出て下さった方がおられ、
「みんなでゆう風舎へ!」
と、初めてレース展の時に来て下さったのです。

今日はもうお一人増えて(*^^*)

ショップも絵本もカフェも楽しんでいただき、私もとても嬉しかったです。

大きなワゴン車!
可愛い運転手さん、ご苦労様です、どうぞお気をつけて( ´ ▽ ` )ノ
又、大丸でお会いしましょう(*^^*)

その大丸でお世話になる[6つの壁飾り]
6つ目の[木馬のレース]、まさしく使っていた木馬模様のレースが無くなってしまいました。

それで違うレースを使ってリニューアル。

白いレースはクリスマスにもいいですよね。

おそまきながら木曜日以降にはゆう風舎の棚に、少しだけクリスマスが並びますよ(^^;;

ワンピに

2015年11月22日(日) ブログ
attachment00_728.jpg

冬も夏も やっぱり手作りの洋服が着たい…

先日、大阪に行った時も少しだけウール地とか、シャツコールとか仕入れてきました。

その中で小花柄のシャツコールがウケてあっと言う間に無くなってヨカッタ(*^^*)

そして、柔らかくて軽いWool100%のウールガーゼチェック、以前に購入したタータンチェックとは違ったチェックをみつけたので買ってみました。

チャコールグレイとベージュ、ちょっぴり黄色のあっさりしたチェック。

どなたにも着やすそうなのでまたまたDabidiさんに生地紹介のワンピースをお願いしました。

カーディガンを上から羽織ったり、中にハイゲージのリブ編みセーターを合わせられるように袖無しのワンピース。

ローウェストの切り替えは、私だったらせいぜいギャザーを寄せるくらいだけれど、せっかくDabidiさんに作っていただくので「しっかりプリーツ」にしていただくことに(*^^*)

パパの教え

2015年11月21日(土) ブログ
attachment00_727.jpg

この秋はBunkamuraで作品展をしたもので 大丸神戸店でのワンディレッスンは 失礼させていただきました。

そんな訳でせっかくのゆう風舎のコーナー、新作もなかったし、未だにクリスマス用キットも並べられてない状態…~_~;

なので、ちょっと焦って幾つか出せるキットを準備中です。

その中に。
古い作品だけど、Bunkamuraに持っていったら結構お問い合わせの多かった作品…[6つの壁飾り]。
キットの箱を覗いてみたら まだもう少し材料もあり…

少しの間、復活することにしました(^^;;

「6つの…」だけど、一つ一つのキットにしてお買い求めいただきやすいようにしますね。

ところで、夕べ 東京にお住まいのVさんからメールをいただきました。
Vさんはうちのホームページから知り合ったお客様ですが、お名前で察するに
(国際結婚なさっているのかなあ)と思っていました。

2年前のBunkamuraで初めてお会いすると、想像通りの素敵な方。
忙しく大変な事を抱えながらも趣味のデコパージュを続けておられ、2年前も今回も私の作品を丁寧に丁寧に観て下さいました。

「実は私、フィギュアスケートが大好きで、いろんな方のブログを読んでいるのですが、そのなかでこの動画のことを知りました。……」
そして教えて下さったのはこの動画です。

和訳もそのブログの方がちゃんと載せて下さっていたそうで…

「フランスのLe Petit Journalが、パリのテロについて父と子をインタビューしました。ベトナム系の移民の家族でしょう。

小さい男の子が、「悪い人がいっぱいいるから、僕達、引っ越さなくちゃならないんだよ・・・」というとお父さんが「心配しなくていいんだよ。フランスは僕達の故郷なんだから。引っ越さなくてもいいんだよ」と。

「でもここには悪いやつがいるよ、パパ」

「悪いやつなんて、どこにだっているんだよ」

「でも、とっても意地悪な人たちが、鉄砲をもってやってくるよ、パパ」

「大丈夫、あいつらは鉄砲を持ってくるけれど、僕達は花を持っているよ…」

「でも花なんて、なんの役にも立たないでしょ、パパ。」

「そんなことはないよ。ほら、こうしてここにみんなが花を持ってくるでしょう。花は鉄砲と戦うためにあるんだよ」

「守ってくれるの、パパ?」

「もちろん!」

「キャンドルも?」

「そうさ。昨日逝ってしまった人たちのために・・・」

「花とキャンドルが、僕達を守ってくれるんだって」

「そうだよ」

そういって、顔を見合わせて微笑む父と子。

「よかったね?」

「うん、良かった・・・」

先日、紹介されていた被害者の旦那様、小さな息子が(恨むこと)を生涯に渡っての荷物にしないように話したこの言葉も。
「金曜の夜、あなたたちは私にとってかけがえのない存在であり、人生の最愛の人である、私の息子の母親の命を奪ったが、あなたたちは私の憎しみを得ることはできない。
あなたたちが誰なのかは知らないし、知りたくもないが、あなたちの魂が死んでいることはわかる。
あなたたちが盲信的にその名の下に殺戮を行っている神が、人間をその姿に似せて作ったのだとしたら、私の妻の体の中の銃弾のひとつひとつが彼の心の傷となるだろう。

だから、私はあなたたちに憎しみという贈り物をしない。
もっともあなたたちはそのことを望んだのだろうが、憎しみに対して怒りで応えることは、今のあなたたちを作り上げた無知に屈することを意味する。
あなたたちは私が恐怖におののき、同じ街に住む人々に疑いの目を向け、安全のために自由を差し出すことを望んでいるのだろう。
あなたたちの負けだ。何度やっても同じだ。」

こんな国民を持つフランス政府、9.11の後のアメリカのようにはならないように、っと願いたいのですが…

ドイツのクリスマス絵本

2015年11月20日(金) ブログ
attachment00_726.jpg

Weihnachten
ヴァイナハテン?

ドイツ語でクリスマスのことですね。

たぶんヨーロッパの国、それぞれで素敵なクリスマスシーズンのいろいろがあるのだと思いますが、昔旅行で魅せられて以来、ドイツのクリスマスを追ってしまいます。

谷中 央さん、長橋由理さん共著の[ドイツ・クリスマスの旅]という本には、
ドイツのクリスマスはクリスマスの4回前の日曜日から始まること。
この期間を「アドヴェント(待降節)」と呼ぶこと。

そしてモミの木とローソクで作ったアドヴェントクランツやアドヴェントカレンダーや家庭で焼くクッキーやミサやクリスマスマーケット等、だんだんクリスマス当日に向かっての人々の営みがきれいな写真入りで書いてあります。

ドイツのクリスマス絵本もイギリスやフランスのものとは一風変わっています。

なぜかゆう風舎にあるのは「赤」と「紺」の装丁が多く、クラシックな雰囲気。
しっかりぽっちゃりした子どもの絵がとても可愛い。
可愛いのに軽くなくってどっしりコクがあるような(^^;;

ドイツ語が読めなくても 絵だけで充分楽しめます。

特に注目なのは[Das lustige Jahr]というビニールに包まれた重い一冊。
実はこれ、組み立てたらハウス型になるみたい。

(開けてみたいなあ。でも開けてしまったら売り物で無くなってしまうしなあ。)

毎日、そう思いながら側を通っています(^^;;

旦那様のメガネ

2015年11月17日(火) ブログ
attachment00_724.jpg

「静岡県の Mさんという女性の方から電話があって ゆう風舎さんのブログに出ているメガネが欲しいので…」

昨晩、嬉しいメールがありました。

もちろん福井県鯖江市で眼鏡フレームを作っているT君からです。

旦那様のメガネだそうです。
話がまとまって旦那様にぴったりなメガネが出来るといいなあ。

Mさんは数年前に沢山のキットを買ってお孫さんのために作って下さっていたあのMさんに違いありません。

少しご無沙汰…と思っていたら、なんと交通事故に遭われたそうな…

きっと大変な事だったのでしょうね~_~;

「最近やっと、又針が持てるようになって…」
とおっしゃっておられたこと、T君が教えてくれました。

大丈夫、T君の職人技は誰にも負けませんよ。
もちろん「技」だけではありません。
一人一人その人に添おうとする、心のこもったフレームを作っているのです。

それにしてもMさん、ずーっとゆう風舎のホームページは見続けていて下さっていたのですね…

ジーンとします(;_;)

丸メガネ…
(そうだ!きっとサンタさんも丸メガネよね?!)
と、図書館に沢山あるクリスマス絵本を見てみたのですが、意外とサンタさん、メガネかけてな〜い~_~;

でも、やっぱり(*^^*)レイモンド・ブリッグスさんの[さむがりやのサンタさん、サンタのたのしいなつやすみ]のサンタさんは丸メガネでしたよ。

素朴に…

2015年11月15日(日) ブログ
attachment00_721.jpg

ようやく、ツリーに飾り付けしました。

ゴージャスだったり、クリスタルだったりするのは デパートやホテルに任せて、ゆう風舎の絵本図書館では昔っから木で作ったサンタさんやトナカイさん、天使さん、といったおもちゃのオーナメントが主です。

特に私のお気に入りは、手前味噌ながら連れ合いの作ったオーナメントです。

若い日に初めて行ったドイツ、ローデンブルグ。
夏だったけど、年中クリスマスのお店があったり。
そこで売られていた素朴な木製のおもちゃやオーナメントの可愛らしさはちょっとしたカルチャーショックでした。

特にオブジェなのか?看板なのか?屋根よりも背の高い大きなオモチャのツリー、といってもクリスマスツリーというのではなく、下から上へ少しずつ短くなっていく木の棒に兵隊さんや村娘や動物が乗っている…

あれを作ってほしくて(^^;;

今のところ、実現していません(^^;;

その代わりに連れ合いがいっぱい作ったのは桂等の板材を電気糸鋸でくり抜き、彩色したオーナメントや壁飾り。

ツリーには素朴な手作りの物が似合います。

それとポップコーンをつないだガーランド(*^^*)
ひっさしぶりに作りました。

そんな風に朝から 先日[珈琲館]の奥様から頂いた〈ここあのもと〉で「珈琲館のチョコレートケーキ」風のケーキを作ったり、ツリーを飾りつけたり、絵本図書館に来て下さった(スミマセン、昨日《お知らせ》で11時から、って書きましたが10時からの間違いです。申し訳ありません)お客様が、(ご自分用に)とか(1歳になる孫に…)とかお買い求め下さった絵本をラッピングしたり、の幸せな日、だったのにフランスではあんな事が…

昨日のニュース番組に出ていらしたどこかの先生が勇敢に
「イラク戦争は間違った戦争だった、と私は思っています。」
と言い、
「でも、あの時はフランスは反対していたのですが…」
とおっしゃっていたのが心に残っています。

今はシリアを爆撃しているのだとか…

そして誰かがネット上に書いておられた事も…
「「敬愛するパリよ、貴女が目にした犯罪を悲しく思います。でもこのようなことは、私たちのアラブ諸国では毎日起こっていることなのです。全世界が貴女の味方になってくれるのを、ただ羨ましく思います。」
シリア出身UAE在住の女性アナウンサー

息子さんのお店

2015年11月13日(金) ブログ
attachment00_720.jpg

先日はNさんの大きめ絵キルトがはや、完成したし、Itさんの大作の絵キルトもビックリするくらい進んできた事を思うと、とっても出遅れてしまいましたが、私のも やっとこさ 下書きが完成、これから土台布に写す作業です。

今回は白リネンではないので下からは透けなく、ちょっぴりツイード調の布なのでチャコペーパーでも写りにくい…
なのでカーボン紙で写さないと無理かな?

ところで又々忙中閑あり(^^;;
今日はかねての約束通り、Iさんの車に乗せてもらってお隣のたつの市にランチに行きました。

目的は、ゆう風舎創業以来、長年に渡ってお世話になっているYさんの息子さんが9月に開店したお店に伺うことでした。

名付けて[ゆるん堂](^^;;

次男に生まれた彼。
Yさん譲りの自我も相当強く?結構好きな道を歩きながら自由に人生を生きてこられたものだから母親のYさんにとっては常に心配の種(^^;;

お店の事もあまり宣伝されてはいませんでした。

車を揖保川沿いの観光駐車場に停め、歩いてすぐ、先発の話題の古民家カフェ[朔]のすぐ北隣り、古い町家に看板がありました。

入るとすぐIさん大興奮(*^^*)
(ツボ)だったみたいですよ。

たつの市は古い城下町の家並みを活かして造られたカフェや雑貨屋さん、お食事処が数多くありますが、やはり[ゆるん堂]もうまく古いおうちを生かして改装。
靴を脱いで寛ぐ、入ってすぐの座敷は厚め天板の丸いちゃぶ台が置いてあったり、窓際はカウンターで椅子席になっていたり。

ガラス戸で仕切られた先には坪庭。
日よけのついたテーブル席が。

土間を生かした通路の先が厨房のようです。

[日替わり定食]¥1300
今日は肉厚で新鮮、プリプリした鰆の塩麹焼き。
五分搗きのご飯が又、とっても美味しかったです。

通路の脇には自然食の調味料やお菓子も販売してありました。

「可愛い子には旅をさせろ」…
人の子供だから気楽に言えるのかもしれませんがYさんの息子さんの面構えといい、お店のしつらえといい、お料理といい、人の努力や、出逢いや、想いというものが居場所を与えられ、これから年々、結晶していくんだろうな、と予感させる滋味溢れるお店でした。

ザンネン!Iさんと喋り過ぎて写真撮るのをすっかり忘れ…
というか降り出した雨で、車に急いでしまいました~_~;

« 前ページへ次ページへ »