記事

2014年5月10日(土) ブログ
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昨日の夕方、神戸新聞の若い記者さんが作品展の取材にきて下さいました(ちと遅い?)

そして先日取材して下さった読売新聞の記事がようやく今朝載ったこともあって今日もたくさんのお客様に来ていただきました。

その記事、さらりと上手に書いて下さっているのでここに一部、転載させていただきます。

「前略…同市○○の主婦Iさんは2年前に夫、昨年は兄を亡くした。その悲しみを癒やすため、縦約0.8メートル、横約1.1メートルの布地をキャンバスに見たて、写真集で見た中国・敦煌壁画をモチーフにした吉祥天や釈迦の涅槃図などの絵キルトの作品を、約5ヶ月かけて完成させた。
「無心で取り組んだ。悲しみも少し和らいだ感じがします」と話した。」

いろいろな雰囲気を持つ作品がならびますよ。
もしか(その人らしさ)が出ていたなら、それは私としたら、(成功)です^_^

ちいちゃくして

2014年5月4日(日) ブログ

ドアが開いてビックリ!

神戸にお住まいのMさんと阿倍野にお住まいのNさんが並んで!

「えっ?えっ?」
なんでお二人が、お二人で?

なんと、神戸大丸のワンデイ・レッスンでお知り合いになった二人が誘いあってはるばる電車とバスを乗り継いで来て下さったのでした。

81歳のMさん、60何歳かのNさん。
共にお元気そうで何より^_^
どちらも私のキットを楽しんで作って下さいます。

特にNさんの(ミニチュア化)はもう皆にお馴染み。
今日も制作途中のパーツを見せていただいて皆驚きと感動(≧∇≦)

よく見ると[森の中のブロカント]あり、[帽子を買いに]あり、[お出かけするの]の女の子あり。
全てが手のひらサイズのミニチュア化されて細かく細かく作られています。

下絵を描いた土台布にキルト綿を敷いて、パーツ、パーツをアップリケしていく私の方法と違って、人や建物を完成させて、それから土台に並べていかれるそうです。

出来上がったものは今度の大丸のワンデイ・レッスンの時に見せて下さるそう。
メチャ、楽しみです。

よく見ると、NさんのTシャツの胸元にも…

Mさんもお孫さん用の巾着袋にアップリケパーツの[オシャレして]の赤いカーディガンの女の子をちいちゃくしてオリジナルのワンちゃんをあしらって下さって…

皆さん、本当にありがとうございます。
どんどんアレンジしてご自分のものに活用してくださいね。

リクエスト⑵

2014年5月3日(土) ブログ
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この作品も、実はお嬢さんからのリクエストから生まれた作品なんですよ。

Hさんの末娘さんは若い女性建築家。
そのお嬢さんが大好きな建築物、アメリカの邸宅です。

ミース、ファン、デル、ローエのファーンズワース邸         
シカゴ近郊にあるんだそうです。

大きなガラス張りの究極にシンプルな建物ですから布で作るのはとっても難しかったと思います。

でもHさん独特の繊細な刺繍の木立、毛糸の変わり糸をほぐしてあしらった地面等、
「写真からキルトにする」
という難しいワザをこなされていますよね。

地面に使った渋い柄のリバティプリントとの出会いも幸運でした。

「とても急いでしあげたので私はむねがちぢみます。」
と、Hさんは言うけれど(^O^)

リクエストで

2014年5月2日(金) ブログ
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作品展2日目はこの上ないお天気に恵まれました。
気温もつい2、3日前とは全然違います。
まさしく(季節が変わった)って感じです。

今日も観に来て下さった方たち、ありがとうございました。
遠く川西市から来て下さった方も^_^

さて、写真は今回では一番大きな作品。
お嬢さんのリクエストによる、ベッドカバーです。

ベージュの薄手のリネンとピンクを主体にした様々なリバティプリントをパッチワーク。
その後で、小さなレースのモチーフを散らせてあります。
端っこにつけられたお嬢さんの愛犬のイニシャルもリバティ仕様。
イギリス土産だそうですよ。

それにしてもいったい何種類のリバティ・タナ・ローンが使ってあるのかなあ。

私なんかは見たこともない、微妙な色合いの柄もたくさん。
リバティばかりじゃなくてベージュのリネンの素朴さが緩和してとても綺麗です^_^

バタフライ

2014年4月28日(月) ブログ
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昔、蝶々のイメージってとってもロマンチックでヒラヒラ、ハッピーなものでしたよね。

「ようこそ!よく来てくれましたねー^_^」と…

ところが、田舎暮らしも長くなるとそうも思ってられなくなってしまいました。

せっかく芽吹いた柔らかいきれいな葉っぱを、ムシャムシャ食べてしまう青虫チンに育つ卵をビッシリ産みに来てるんだなあ、と…

でもやっぱり、春になって蝶々がヒラヒラ舞うと嬉しい気持ちがしてしまいます。

さて、このドレスの作者、Nyaさんの(蝶々感)はどんなでしょうね?

やっぱり楽しくて優雅でハッピーのように私には思えるけれど。

いつもミシンで縫い上げるNyaさんが手縫いで仕上げた力作です。
写真ではわかりませんがドレスになっている生地はありません。
2種類の生地をテープ状に裁ってメッシュに編み込んであるのですよ。

写真は後ろ側です(^_-)

キャンプ!

2014年4月26日(土) ブログ
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5月を待たずに本当に気持ちの良いお天気!
日曜日は雨が降ったらどうしようか?と心配していましたがどうやら明日も大丈夫そう^_^

若いママさん、Sさん達が何人かでキャンプをするって知っていたからです。

毎年恒例なのかな?
神戸に住む彼女達。
今年はゆう風舎の近くのキャンプ場を選んでくれたのです。

知る人ぞ知る[羅漢の里]
ここから車で5、6分です。
大小のコテージもあるんですよ。

(バーベキューをするのかな?)
と思っていたら写メールを見てびっくり!
Hくんがおそるおそる( ゚д゚)焼いているのは、なんとオサレなバウムクーヘン!

私、いっぱいすることあるけど駆けつけたくなりましたよ~_~;

でもやっぱりガマンガマン。
今晩の無事を祈って、明日お店へ来てくれるのを待ちます(*^_^*)

透け透けタピストリー

2014年4月25日(金) ブログ
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冷えると動きにくいし、暑いと頭が回らないし、ベタベタ湿気があると嫌だし…

というわけで、今日みたいに爽やか晴天、乾燥した気持ちの良い日に働かない訳にはいかない!
と、来週木曜日から始まる作品展に向けて 今日は少しショップのディスプレイ替えをしましたよ。

年末にキット置き場を整頓した時、出てきたむかーしのキット。
まだ残っていたのがあったのです。

[スルーウィンドウのタピストリー]

有輪さんから出た麻混のシャリっとしたボイル生地。
卵色の地にオレンジ色の花模様が可愛くて大好きでした。
夏服にもしたくらい。

その他にもそんな生地が幾つかあったのでどうしてもその透けた感じを生かして作りたくて作ったカーテンのようなタピストリー。

今も毎年作っているオーガンジーのカフェカーテンの元になった作品かもしれません。

アトランダムに裁った四角の花柄布を1.5cmほどの巾のトーションレースでつなぎました。

次回作

2014年4月22日(火) ブログ
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Hさんはずっと昔から姫路の布屋さんに並んでいたリバティプリントを、「リバティ」だとも知らないで少しずつ買い集めていたそう。
あんまり綺麗だからですね。

集めてきた小布を生成りのレースと合わせてのパッチワークキルト、ナインパッチとエイトポイントスターズのパターンでベッドカバーを制作中ですが、残念ながらもちろん今回の作品展には間に合いません。

次回作、というところです。

次回作と言えば、HさんもIさんももう今回のは提出済みですから余裕です。

手を動かすよりいろんな絵本や写真集を見るのに大忙し。

皆さんそれぞれ作りたいものの好みや個性がありますから、それを見極めて私が両手いっぱいの本を選んできて見てもらったりします。

絵本図書館で一人じっくり探すのが一番オススメだけど、あんまり沢山あるとなかなか辿り着けなかったりします。

そして、そんな風に皆でワイワイガヤガヤ探していくのが又楽しい時間でもあるのです。

美しい色がいっぱいのページ。
思わず笑ってしまう、楽しいページ。
思いもつかないような構図やデフォルメされた人物や動物の出てくるページ。

又これが様々な布を駆使して素晴らしい絵キルトになるのか、と思うと私もワクワクする時間です。

たくさんあります

2014年4月20日(日) ブログ
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4月は暖かかったり、寒かったり…

そんな4月ですが、大好きな画家ル・メールさんも4月生まれなんですね。

ヘンリエット・ウィルビーク・ル・メールさん。
1889年4月23日にオランダ、ロッテルダムに生まれておられます。

ん?1889年4月生まれ⁈
そうなんですね、なんと、チャップリン、ヒットラーと同じ!

ル・メールさんはかなり裕福なお家で育ったようです。
なので、描かれているのも20世紀初頭のヨーロッパ上流家庭の風俗といったものが[子どもの情景]や[ナーサリーリズム]といった素材に生かされてたくさん残されています。

私がル・メールさんの絵に初めて出会ったのはかれこれ20年くらい前になるでしょうか。

ロンドンの街を嬉しそうに歩いていて、ショーウィンドウに惹かれて、とびこみで入った小さな画材屋さんのようなお店の片隅に布張りの小さな絵本があったのです。

見たことのない絵

ふたり

2014年4月19日(土) ブログ
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今、ゆう風舎の絵本図書館では[誕生]をテーマに絵本や本を特集しています。

その中に展示してある「ふたり」
同じ年、同じ4月に誕生したふたりは共に世界的に物凄い有名人です。

1889年4月16日生まれのチャールズ・チャップリンと
1889年4月20日生まれのアドルフ・ヒットラー。

かたやイギリス、かたやオーストリアに生まれた二人はずいぶん違った人生を歩んだのですね。

後の時代の私達がヒットラーのしたことを非難するのとは違って、チャップリンにとってはまさしく同じ時代に生き、そして強い反感を持ったことを自身の[映画]という表現方法を持って批判したことは本当に勇気のいることだったと思います。

顔がソックリという設定、ヒットラーを思わせる独裁者にすり替えられた床屋さんが最後にする
「申し訳ないが、私は皇帝などなりたくない。それは私には関わりのないことだ。誰も支配も征服もしたくない。できることなら皆を助けたい、ユダヤ人も、ユダヤ人以外も、黒人も、白人も。
私達は皆、助け合いたいのだ。
人間とはそういうものなんだ。…」
で、始まるスピーチで有名な[独裁者]

このスピーチはチャップリン自身が書いた、とっても長いものです。
全文をディスプレイしていますので又ぜひご覧下さい。

ヒットラーも実は画家になりたかった人、だそう。
その彼がなぜ、あんな排他的な人種主義的思想を持ち、独裁者としてユダヤ人等を弾圧、抹殺、第二次世界大戦へ突き進むような人物になったのか?はいろいろな書物を読んでみたらわかるのでしょうか?

一つの事実、これは彼自身が話したとされるのでたぶん事実と…
彼は幼い頃、父親の酷い暴力に耐えていた、と…。

マイケルの名曲[HIStory]の冒頭(和訳)、
「彼は背中を蹴られても ちょうどよかった、と言う。
強い決意を示す表情
絶対にやる気を失わない
彼はこう言ってる いつかきっと
世界史に彼の名が残ると
彼は認められようと大胆なことをする
瞳の奥で炎が燃えてる」
という部分はヒットラーの事を歌っているのでは?という説があります。

もちろん曲全体は
「世界にハーモニーを取り戻そう」
というマイケルのメッセージです。

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