原作

2013年4月6日(土) ブログ
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昔、幼稚園の先生をしていた義姉が、絵本図書館で自身のだった古い絵本を発見(^^;

講談社のディズニー名作絵話[みにくいあひるの子](当時¥440!!)

ところが、その中の文章で、もしも親がそんな事を言ったら、子どもはたいそう傷つくだろう、というセリフを発見して憤慨していました。

気になって、私も、(たぶん原作に、より近いと思われる)世界少年少女文学全集の[みにくいあひるの子]を読んでみました。

すると…なるほど、さすがにアンデルセン!

まさしく今の世の、家庭や学校で起こりがちな問題を鳥や動物たちの世界として本当にうまく比喩的に描いてありました。
比喩だからこそ、子どもの心に印象的に刻まれ、ストンと入っていくのですね。

アンデルセンはきっとどんな子どもも、美しく羽ばたけるよ、今の状況の中、狭い世界の中で悲嘆することなく自分の価値をみつけていって欲しい、というメッセージをこめたのかなあ。

ここで、又々、私の(紹介したがりの悪癖?)が首をもたげてきましたよ。

これは、マイケルが2001年3月にオックスフォード大学の講堂でのスピーチの中で提案した[子供たちの普遍的な権利法案]の条項です。

●愛される権利。自ら求めずとも。
●守られる権利。どんなことがあっても
●かけがえのない存在だと感じられる権利。何も持たずにこの世に生を受けようとも。
●話を聞いてもらえる権利。大人にはおもしろくない話でも。
●寝る前に読み聞かせをしてもらえる権利。夜のニュース番組やドラマに時間をとられることなく。
●教育を受ける権利。学校で銃弾に怯えることなく。
●かわいがられる対象となる権利(たとえ平凡な外見だとしても)。

(当たり前だ!)と思われることが、今も昔も守られていないのですね。

キョロキョロ

2013年4月5日(金) ブログ
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どこも行かない私が
「今、まさしく桜満開ですか?」
と聞くと、
「そうです。あの、[ふるさと交流館]のところの桜もきれいでしたよ」
と、昨日Iさんが教えてくれました。

(早く行った方がいいな)
と思いながら、先伸ばしにしてた市役所の裏にある施設に
(それじゃあ、今日行こう)
と重い腰をあげました。

明日は大変な荒れ模様?だとか。
本当かなあ?こんなに今日は良いお天気なのに。
桜、ちっちやいますよね。
ホント、桜って儚いんだから…。

お弁当を持ってお花見、とはいかないけれどせっかく一年に一度咲いてくれる桜です。
やっぱり観なくっちゃ。
たとえ、バスの中からだけでも。

と、いうことで私の[お花見ツアー]はここ、[ふるさと交流館]前のバス停から。
ちなみにそんなとこに住んでいながらなんでいつもバス??って思われるでしょうね?(^^;
これでも昔は運転免許証、持っていたんですよ。
でも、ほとんど乗らないペーパードライバーで、引っ越しの通知を警察にしなかったからか?ハガキが来ず…ま、過去のことはいいとして(^^;

でも、バスってなかなかいいのですよ。
のんびりして。
道中、いろいろな[プチ桜スポット]があり…。
ソメイヨシノはもちろん、山々にはこの時だけ存在をアピールする山桜が顔を出し…。
歳をとったからか?
マイケルファンになったからか?
全てがなんだか愛しいですね。

車でなら20分くらいのところ、このバス停からは海まで回ってたっぷり40分もかけて走るんですよ。
コックリ居眠りしそうになるのを我慢して、右に左にキョロキョロ、キョロキョロ、お花見しましたよ。

漢字

2013年4月1日(月) ブログ
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「由香利」さん
「由佳里」さん
「縁」さん?

みんな、良い名だとは思いますが、どうしても他の人のお名前としか思えません。

もう何十年も、「ゆかり」をやっているものですから…。

先日から、拙書の[ストーリーキルト〜季節の中で〜]を中国語版で、というお話がありました。

もちろん、光栄なことながら、本の体裁が少し変わるようですし(ハードカバーでなくなる?)ま、出版社がよく考えてのことなら、と正直、遠い国でのこととぼんやり感じていました。

ところが、
「ゆかり、という平仮名は漢字に変えて下さい」
という連絡をもらい、
(ん??)

中国語には平仮名がなく、当て字でも全てが漢字表記なのだそうです。

名前を印刷するくらい、なんで出来ないのだろう?
今どきでも?
と、なんだか疑心暗鬼。

直ぐに良い返事をする気になれないでグズグズ考えている私に、東京にお住まいの中国人姉妹の顔が浮かびました。

中国の事情について
(聞いてみたいな…)

お仕事中にも拘わらず、親切に教えて下さったお姉さんのSさん。
「大丈夫ですよ、先生」
と、事情を詳しく教えて下さいました。

やはり、中国では平仮名は読めず、全てが漢字の当て字になるそうです。

Sさん自身、日本に来るまでは「宮沢りえ」さんは「宮沢里恵」さんだと思っていたそうです。

オバマ大統領ももちろん当て字に。

ちなみに
「先生の好きなマイケル・ジャクソンもですよ」
「ええっ?どう書くのか教えて!」

「まい克・ 傑克遜 」
“まい”は“しんにゅうに万”だそうです(^o^)

そうなんですね。
(自分の名前だから)
と、やたらこだわる案件でもないんですね。

それにしても、こんな事を聞けるSさん姉妹に感謝感謝です。

ところで、どんな漢字の(ゆかり)にしたか、ですって?
それはナイショ、ナイショ(^^;

桜じゃなく、若葉

2013年3月31日(日) ブログ
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とうとうこの辺りも桜が咲いて。
天気予報で言っていた雨も落ちてこず…。
曇り空ながら今日あたりは絶好のお花見日和でしょう。

三田からいらっしゃったお客様も、
「朝9時の時点で、サービスエリアは満杯でした」
とおっしゃっていました。

桜の咲く頃…。

去年の今頃、ときどき出る熱に困って入退院を繰り返していたNさんをお見舞いに行ったことを思い出します。

行きがけにスーパーで、Nさんの好きなパイナップルと少しだけの桜餅を買い…。

お元気な頃、皆に食べさせようと、手作りの桜餅を持ってきてくれたNさん。

赤穂市民病院はすべての病室がオーシャンビューに作られ。
「オーシャンビュー」というより、すぐそこで海に合流する千種川が見渡せるのです。

河岸に綺麗に咲いた桜。
ベッドに横たわるNさんに
「桜、見える?」
と聞くと
「うん、よく見えるよ」

ときどきは立てたんだろうな。

あったかい、あったかいNさんの手。
行くと、必ず握らせてもらったNさんの手。

何もかも判っているようなNさんの笑顔でした。

さあ、今日の私は勿論、お花見には行けません。
お店番をしながら、ひたすらブスブス、フェルトで小さな丸を作ります。

桜は通り越して若葉ですよ。

それにしても、なんでも慣れるものですね(^o^)
最初は穴あけパンチに穴の場所の印はあっても、イマイチうまくあたりが判らず、あちこち穴がめちゃくちゃでしたが、今や、きれいに横並びに開けられますよ。

カーネーション模様

2013年3月29日(金) ブログ
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[なでしこジャパン]のなでしこかな?
と思ったけれど、これはやっぱりどう見てもカーネーションですね。

今日、届いた有輪さんの生地。
バラ柄の多い有輪さんにしては珍しいカーネーション柄…。

カーネーションて言えば5月の母の日。

Iさんが貸してくれて、今日読み終えた[世界から猫が消えたなら]の中にも、主人公が幼い時、母の日に〈肩たたき券〉をお母さんにあげるというくだりを読んで、
(いつの時代もおんなしなんだなあ)
と思い、もらったお母さんが
「もったいなくて」
と一枚も使わない、というのも
(おんなしだなあ)と…。

ゆう風舎を始めてからは毎年連休をはさんでの作品展開催でバタバタと忙しく、義母にも母にも、充分なことを出来なかったなあ、とほろ苦く思い出す花です。

えらく感傷的になっているのは読後のせい…。
(素敵な本です、ぜひ…)
ちなみにこの生地はシルク混のローンで、とっても肌触りがグッド!ですよ。

再生の森

2013年3月28日(木) ブログ
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ゆう風舎の作品展の中でも、毎年一味違った個性的な作品を作り続けているIさん。

昨年秋に旦那さまを亡くしてから、しばらくは気力で明るく頑張っておられ、傍目に痛々しい気がしていましたが、やはり百日を過ぎたあたりから、体調に変化が出てきてしまいました。

下を向いて縫い物をすると、フラフラしたり…。
春の花粉症も相まって辛そうな日々…。

でも!
それでめげないところが彼女の彼女らしいとこ!

「先生、大丈夫、仕上げますからね」
と…。

最近又少しずつ縫い進めておられます。

取り組んでいるのは一昨年暮れに倒れて以来、少しずつ回復して、いろんなことに頑張っておられた旦那さんの事と、支えたご自分の境遇を、苔むした原生林の森の中、倒れた古木を糧として、きのこや新しい植物の生命が誕生する神秘の森に託しての絵キルト。

奥深い中にもどこかからか光が射して、悠久の時間が流れる中、人知れず命が育まれていく森を表そうと去年の[レース展]終了後から始められたのです。

旦那様は…思いがけず還らぬ人となってしまいましたが、Iさんの想いは繋がっています。

今日写した写真はごく一部ですが、ウール地、原毛、オーガンジー等、いろいろな素材を駆使して重厚な森に仕上がりそうですよ。

ぜひ、観にいらしてくださいね。

メッセージ

2013年3月27日(水) ブログ
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敢えて平たく言えば
「スーパースターのくせに…なんていいヤツ!」

そんな欠片にときどき出逢っては 涙涙です。

今日もちょっとお耳(お目め)拝借。

2005年の裁判が終わった後、マスコミは、マイケルのキャリアを終わったように報道していたらしいですが、亡くなるまで、いろいろなミュージシャンと共に、精力的に曲を作っていたのです。

その中の一部が没後にリリースされた[MICHAEL]に入っていて、賛否両論の物議を醸し出したのですが…。

そんな中、頑として提供を拒んだミュージシャンがいます。

[ブラック&ピーズ]のウィル・アイ・アムという人です。

「リリースするつもりはないよ。まだ完成していない音源を世に出すのはフェアじゃないと思うし、彼の死を利用することになるから。それは正しくない。」

そしてその後、ホテルの一室で独りで録画したのでしょうか?
こんなメッセージを残しています。

「この場を借りて、マイケル・ジャクソンにお礼を言いたい。

僕の人生に美しい音楽とともに来てくれてありがとう。
僕に喜びを与えてくれて、この地球に喜びを与えてくれてありがとう。
僕に逃げ道を与えてくれてありがとう。
僕が自分自身の人生を、夢を見つけ出す手助けをしてくれてありがとう。

あなたが 犯罪(無実の)と暴力(メディア等の言葉の)に囲まれた酷い所にいた時も…あなたは僕に逃げ道を与えてくれた。
あなたの音楽を聴いて、自分の周りで起こる全てのドラマから脱出することができた。
ありがとう、マイケル・ジャクソン。
あなたの献身に、あなたの音楽、夢にお礼を言う。

僕はよく踊ったよ、あなたのように踊りたくってね。
あなたの絵もよく描いたよ。

一緒に仕事をさせてくれてありがとう。
僕に連絡をくれてありがとう。
この音楽産業のことや、『人はどこまでかっこよくなれる』ってこと、
1日の終わりには自分の作品を愛して感謝すること、ファンに感謝することを教えてくれてありがとう。

一緒に仕事をするためにアイルランドまで行かせてくれてありがとう。

コンサートに来てくれて、電話で話してくれて、僕の電話に出てくれてありがとう。
父の日には僕に電話をかけてくれてありがとう…僕に親父がいないのを知ってたんだね。
本当にありがとう。

友達になってくれてありがとう。
僕は 自分のことを知らなくてもいいと思っていた。
けど あなたは僕のことを知ろうとしてくれた。ありがとう。

僕たちは世界を照らしてくれる、本当に才能のある素晴らしいアーティストを失くしたよ。
僕はあなたを絶対忘れない。

あなたは僕が今まで会った中で 最も強い人間だった。
多くの人の目にさらされ、批判をするしか能のない意地の悪い多くの記者たちから批評されてきた。
音楽産業のいいところも悪いところも見てきた。

あなたは単なるKING OF POPじゃない、あなたはこの音楽業界のKINGだった。
あなたがやったのと同じくらい世界に衝撃を与えるアーティストは今後も現れないよ。
あなたほどCDを売り上げた人もね。絶対現れない。
あなたのCDを沢山売らなかったレコードショップはきっとないよ。
きっと、マイケル・ジャクソンの真似をする人がこれからも出てくるよ。

本当にありがとう。
あなたは世界を素晴らしいところにしてくれた。
僕たちに喜びをもたらしてくれた。
僕たちはそのことに感謝したい。
そして あなたの家族にずっと祈りを捧げる。

ずっと愛してます。

ありがとう。マイケル・ジャクソン。」

動画はこちらです。http://www.youtube.com/watch?v=Ay7vBmDGuPk

ForH AITI

2013年3月25日(月) ブログ
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ぜんぜんタイムリーでもなんでもないのですが、突然、[We Are The World]の話題です。

私が全くマイケルの事を知らなかったついこの間まで。
でも勿論、名前は知っていました。
(We Are The Worldを歌っている、アメリカのスーパースターの一人)という認識。
ミリタリールックを着た高い声を出す人で、私にはほとんど宇宙人と同じくらいの距離、しかありませんでした。

そして、参加者の中で下から二番目に若い(一番下は弟のランディ)彼がこの歌を作詞作曲したなんて、ゼーンゼン知りませんでした。
表向き、ライオネル・リッチーとの共作となっていますが、90%以上、マイケルが作ったのです。

その時のレコーディング風景はDVDになって発売されていますし、元々のマイケルが家でソロで吹き込んだデモも良く聴いていますが(こちらも優しくていいですよー)2010年に発生したハイチ大震災による被害者支援のため、再び、現在活躍するアーティスト逹が結集して再レコーディングされた[We Are The World For HAITI]
この動画が又、とても感動的です。http://www.youtube.com/watch?v=Glny4jSciVI

特に
(ああ、いくら今のアーティストさんが素晴らしく歌っても、もうマイケルはいないし…)
と思って見ていた私には涙腺崩壊の部分があったり。

ハイチの子どもたちの明るい笑顔がとらえられていたり。

ぜひ、ゆっくりご覧になってみて下さいね。

外カフェ

2013年3月24日(日) ブログ
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日曜日の朝は、お客様の出も遅いことが多く、ちょっとゆっくりめ…。

朝ごはんを食べながら、録りためていたBSの番組[パリで逢いましょう]を観ます(本当は金曜日夜8時から)

これはパリの〇〇区にあるどこかしら一つの名物カフェを中心に、カフェの1日や常連客の暮らしを紹介してくれます。

毎週観ていると、本当にパリの人が身近に感じられます。

朝早くから、まだ暗いうちから開けるカフェ。
今日1日分の長いバケットや丸いパンを、パン屋さんが包みもせずにそのまま持ってきて。

すぐに近くで働く人がいつものようにエスプレッソをのみにやってくる。

ランチどきは満席のお客さんがワイワイガヤガヤおしゃべりしながら大きなお皿のお料理を平らげていく。

パリなので、いろいろな芸術家やスペシャリストも住んでいて、ちょっと立ち寄ってはやっぱりエスプレッソ。

いいなあ、なんだか…。

ただ、マスターとおしゃべりするためか、カウンターで飲むお客さんは皆立ったまま…。
私だったらやっぱり座りたい(^^;

昨日出来たこの3人は外テーブルで陽射しを浴びながらのティータイム。

イギリスではこういう感じが多いような…。

田舎のカフェの、どうみても(ふつーの庭)って感じのとこでも気にせずテーブルと椅子が用意してありますよね(^-^)

行ってらっしゃい

2013年3月22日(金) ブログ
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(このくらい、すぐに出来るワ)
と、思っていたのですが、小さいシューズ等、
(縫う手がおっきすぎ?)って感じで手間取ってしまい…ギリギリセーフ、今日、箱に入れて宅急便で東京に向けて出発。
(お仕事、頑張ってきてね)と送り出し、さあ、ちょい停滞してた自分の作品にかかります。

でも、今日午後は先週に引き続き、相生駅近くの女医さんの皮膚科に2回目です。
何年ぶりかの血液検査の結果…やっぱりアレルギーはなんにもありませんでした。
長年悩まされている、目の周りや口の周り、おでこ等に時々出来る(湿疹)はただの皮膚炎だと言って下さいました、というか、先生は言われませんでしたが、やっぱり歳の何か?でしょうね(^^;

おそるおそる、
「甘いものが好きで…」
と言ってみましたが、それもあんまり関係ないそうで、「食べてもいい」とおっしゃいました。
そんなことを言われると、なんとか「ウエストのためには」「ブツブツのためには」控えなくっちゃ、と思っていたタガが外れてトンデモナイことになってしまいますよね、ダメだダメだ(>_<) でも真摯な感じの若い女医さんのおかげでなんだか心が軽くなりました。 しかも医院から出て、バス停まで歩く途中に[江見屋]さんという、昔ながらのレトロな食料品店があり。 こういうお店にはよくあるスーパーやコンビニには無い昔懐かしいあんまり見かけないお菓子とかあるので好きです(^-^)

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