新作キット、アップしました

2010年9月11日(土) ブログ
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やっぱり今日も暑くてがっかり…。
まだまだ秋は遠く。

それでもやっぱり店内は少しずつ秋風をいれなくちゃ、と ディスプレイも少し替えました。
と、その作業してても暑い、暑い。
夜になると、それでも確かに虫の声は聞こえてきます。
とっても元気に。

今日、絵本図書館に来てくださった、洋裁の得意な[OUCHIGOTO]さんは もう冬物を縫おう、と材料を探しておられます。
ご苦労様…、と言いながら、実は私もコットンタイム1月号のアップリケをそろそろ。
ウールを使うので、腕がちくちくしながらやっています。

昨日、出来たてホヤホヤのタピスリー[アンティーク・コレクション]を〈キルトその他〉のところにアップしたので又チェックして下さいね。

読み聞かせ

2010年9月10日(金) ブログ
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今日は非番のスタッフNyaさんが、午後に(お客様)として来てくれました。
小学校でのボランティア活動[読み聞かせの会]の知人二人を連れてきてくれたのです。
ですから、絵本図書館の本を(読む)というより、いろいろ吟味、3人で真剣に話し合っておられました。

子ども達は文字が読めるようになっても、大人の人からお話しをしてもらうのが大好き。
私の小学生時代には(今でもあるのかな?)ときどき、先生が紙芝居をしてくれたものです。
教材用の紙芝居ですから、そう沢山、種類があるわけもなく、
(又、あれか)
と思いながらも、やっぱり嬉しかったことを憶えています。
いたずらっ子などは
「え〜!又それ〜!?」
などと、先生にヤジを飛ばし、先生が
「じゃあ、やめようか?」
と、おっしゃると、
「ダメ〜!やって〜!!」
と、いうぐあい。

スタッフMさんも毎晩、寝る前の小さな息子に絵本を読んであげるのをずーっと続けています。

たぶん、子どもたちに読み聞かせをするのは、世間一般の人が考えているよりもっと、とっても、とっても、大事なことなのだと思います。
子どもに幸せな人生を送ってほしい、と願うなら。
よりよい世の中になってほしい、と願うなら。

オーガンジー効果

2010年9月9日(木) ブログ
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作品展を観に来て下さった方の中には気がついて下さった方もあるかもしれませんが、絵キルトの中で 結構活躍しているのがオーガンジーです。
窓ガラスのかわりに、春霞のような空気感を感じさせるために、後ろの景色を遠く見せ距離感を出すために…etc.
今頃は色のバリエーションも豊富ですし、オーガンジーをしいた上に刺繍やアップリケするのも 針通りが悪いわけでもなく。
作品に奥行きや柔らかさが出るので、私もよく薦めてしまいます。

さて、ようやく今年のテーマが決まったIさん。
いつもながら、下絵も描かず、頭の中に浮かんだイメージに近付けるべく、キルト綿の上にどんどん布をつないでいって…という手法は圧巻です。
今回は[海]を表現するそう。
様々なブルーやグリーンのむら染めの布で土台を作り、その上に(海色)のオーガンジーを重ねていくそう。
以前に購入したネイビーのオーガンジーを手でリボン状に裂いたものを乗せてみて考えておられましたが、今日は4色のオーガンジーを購入。
次回にはたぶん、大胆に波が現れているに違いありません。
キットとなると、丁寧にどの部分も型紙化しないといけない、と作業している私には ときどき羨ましくなるIさんの作業ぶりです。

バージョンアップ

2010年9月8日(水) ブログ
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使っていたパソコンが調子悪くなり、新しいパソコンが到着して使えるようになるまで1〜2週間、You−Tubeを我慢したでしょうか?
再開できてみると感激!
マイケル関連が知らない間にいろいろバージョンアップしています。
鮮明な画面で観られること、それはパソコンが新しくなったからばかりではなかったのです。
You−Tubeというのは一般の人が投稿してくれるのですから画像も鮮明なものからぼーっとしたものまでいろいろ。
特にMJのように小さな時から活躍してる場合、昔の映像は悪くても仕方ありません。
ところが、誰かがその中の幾つかを[デジタルリマスター化]をしてくれているのです。
その上、これはきっと日本の方ですね。
今までも私のお気に入りだった動画の多くに和訳をつけて下さっているのでわかりやすーい!

たった一度限りのステージ、エリザベス・テイラーやサミー・ディビス・ジュニアのためにMJが熱唱した自作の歌も和訳を読みながら聞くと
(こんな素晴らしい歌詞だったんだ!)
と改めて感動です。

私がYou−Tubeを見る楽しみの一つは画面の下に続く観た人の感想欄を読むことですが、[マン・イン・ザ・ミラー]等の、彼の代表的なメッセージソングの和訳付きの画像の下に、明らかに若者の文で
「目からウロコだ…」とか
「今までマイケルをバカにしてた自分が恥ずかしい」
とか「自分たちが彼の意志をついでいかないと…」
とか書いているのを見ると嬉しくて…。
動画もどんどん増えているし、確実に世界中でうねりが来ているのを感じます。
リマスターしてくれた方、和訳してくれた方、本当にありがとうございますm(__)m

この写真は1987年、BADツアー横浜公演の最後、「ドウモアリガトー!」と日本語で言ってるところ。
こんなところも鮮明な画面で観られるんですよ(^^)v

やっと出来ました

2010年9月7日(火) ブログ
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この間、偶然、韓国のどなたかのホームページで、ゆう風舎のキット作品を紹介してくださっているのをみつけました。
紹介、というより一つ一つ、丁寧に解説してくださってるみたいで…。
韓国語の下に機械的な和訳が載っています。
勿論「好きな作家の…」と書き始めにあるくらいですから好意的に解説してくださってるのですが、[キルト夏]の《どれにしようかな?》では真ん中へんの白いピンタックのワンピースについて
「ミニチュアの服にピンタックを施すのは病的なこだわり云々…」
とありました(^o^;
そっかー!あの細かいピンタックはわざわざ私がした、と思われたのですね。
あれはインド綿で、もともと一面にピンタックが施されているのを使ったのですヨ〜、と言わなきゃ(^-^)

でも、今日完成したこの絵キルトは正直、ちょっと(病的)なこだわりかも?(^o^;
もともとは[パリのアンティーク屋さん]という本に載っている棚にインスパイアされて、アンティークカタログ、うちにある器等をモデルにして作ったのですが、感じを出すためについ、凝ってしまいました。
特に全体を仕上げてから別に作ってつるしたナンバープレート、どうしてもそうしたかったのです。
この作品、(めんどくさい)と思われる方にはそれまでですが、(作る楽しみ)、それはもう…!醍醐味、醍醐味(^^)v

マンロー・リーフ

2010年9月6日(月) ブログ
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マンロー・リーフ
なんとなく 美味しそうなこの名前。
実は昨日ブログで紹介したニューヨーク生まれの作家の一人です。
1905年生まれのこの方、教員生活を経験した後、出版社の編集者に転身、仕事で子供の本の挿し絵画家に注文を付けるとき、説明がてら自作の落書きのような絵をつけていたところ、
「その絵がおもしろい!」
と言われ、いつのまにか自作の挿し絵で本を書くようになったという経歴の持ち主。
代表作の[はなのすきなうし]はロバート・ローソンという人の絵で、これは私は大人になってから、落合恵子さんのお薦めで知った絵本です(素晴らしい名作です)。
その隣の本。
今やピカピカの新しい本ですが、これのぼろぼろバージョン…
それが何を隠そう、小さな時の私の一番の愛読書だったのです。
この本があったおかげでどれほど幸せだっただろうか?そんなふうに思うくらいです。
でも、勿論、長い間、そんなことも忘れて暮らしていました。

[岩波の子どもの本]が復刻されて何年になるでしょうか?
忘れもしません。
数年前に知人と岡本にある図書館でこれをみつけた時は一瞬時が止まったような、現実ではないような、本当に懐かしい嬉しさがこみあげてきたものです。
家にあったのは たぶん私のではなく、兄の本です。
落書きのような、漫画のようなふにゃふにゃの絵とユーモラスな内容が大のお気に入りで、何度も何度も見ている私に7歳離れた兄は
「これは法律の本やねんで」
と言っていました。
なるほど。
1ページめを開けてみると、地球の一部とおぼしき簡単な絵に、これまた簡単な一人の人がたっていて
「もしも、このひろい世界に、人がたったひとりしかすんでいなかったら、そして、」
2ページめには
「そのひとりが、あなた(男の子の簡単な絵)でも、あなた(女の子の簡単な絵)でも」
3ページめにはおまわりさんやえいがスターやおいしゃさんや、おひゃくしょうさんたちの簡単な絵がズラリと並び、
「このひろい世界には、あなたばかりでだれもいないことでしょう。」
と続きます。
まだまだ、まだまだいっぱい続きます。
そしてこの世界にはいろんな人が暮らしていて、そのためにはいろいろ守らないといけないことがあることを (簡単な絵)とともにユーモラスに説明してくれます。
最後の章にはいろいろな[困った人たち]がアップの(簡単な絵)とともに紹介されます。
「これは(いやいやさん)です…」
というふうに。
子ども心にもおもしろくてクスクス、何度読んでも飽きませんでした。

この本の初版は1939年。
[はなのすきなうし]は1936年。
マンロー・リーフは偉大です。

店の中の…

2010年9月5日(日) ブログ
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日曜日。
朝一に来て下さった若い方お二人。
カフェの方へ入られたので、お水を用意する私の耳に
「なんか、幸せな気分になるね…」
という言葉が飛び込んできました。
そういう言葉を聞くと、日頃のしんどいことは吹き飛ぶ気がします。
ひととき、そんな気分を味わってもらうため、もっと欲を言えば、明日からのご自分の暮らしの励みになってもらえれば…といろんな事にこだわってやっているのですが、正直言って後者のことは、とっても難しいこと。
まだまだだと思います。
全てが深く、(本物の良さ)を追求していかないと…。
私自身はMJの芸術に出逢い、確実にエネルギーを貰っているから、よけいそう思います。
若いお二人が(何)にそう感じて下さったか、聞く由もありませんが…。
今、カフェでは9月8日ニューヨークの日にちなんでニューヨーク生まれの作家の絵本を並べ、今年春に完成したキルトをかけ、MJのオルゴールを静かに流しています(^-^)

シーツの話

2010年9月3日(金) ブログ
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毎日、(ガッカリ)するような暑さです。
山あいなので さすがに夜は気温が下がり、クーラーなしで寝ていますがおとといあたりは なぜか11時を過ぎたくらいからモアーと湿度も上がり、寝苦しくて…。
そうなると買ったばかりのシーツのチクチクが気になってきます。
実は 夏には真っ白の天日干しのカラミ織りコットンを使って自分で縫ったものが最高に気持ちよかったのですが、悲しいかな、洗濯を繰り返すと、そのカラミ織りの中のレースになった部分から弱くなって裂けてしまい、もう3代目くらいなのです。
そこで、通販で買ってみたのですが、実際に届いてみると色も肌触りもイマイチで…。
不思議にそういうので真っ白ってなかなかないですね。
以前、「シーツはリネン(麻)にかぎります。洗いざらしていくと気持ちよくって他のは使えなくなりますよ」
と沢山の生成りのリネンを買って帰って下さったお客様の話をスタッフYさんから聞いたことがあります。
その時は(えー!ぜいたく〜。それにごわごわして痛くないのかな?)
と思った私ですが、最近、実はリネンの威力を知りました。
写真はソファーにかけたカバーとミニクッションですが、これが夏の素肌にとっても気持ちがいいのです。
リネン100%で、洗えば洗うほどに、いい感じ。
この夏のあまりの寝苦しさにとうとう、私も贅沢を決意しました。
いつも、作品の土台に使っている白の柔らかい方のリネン。
二人分だから沢山要ったけれど、たぶん、丈夫で長持ち。
水洗いして、乾かして、さあ、今晩が楽しみ!(^-^)

観察力

2010年9月2日(木) ブログ
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WOWOWに入るため、あわてて新しいテレビを買ってから早、2ヶ月。
この辺りにはまだ地デジが来ていませんが、それでもBSチャンネルは入るようになり、今までとは違った番組が鮮明な画面で見られます。
特にヨーロッパのいろいろな街の様子や列車の旅風景が、まるで隣町のように見られるのがお気に入りです。

今日は夕飯の時、連れ合いが何気なく合わせたチャンネルにディック・ブルーナーさんが登場していました。
民主党の権力争いや悲惨な事件よりいいな、とそのままにしておくと、ミッフィーちゃんの絵本の秘密や、線描や色彩の秘密、これは勿論知ってはいましたが、何度観ても、聞いても感心します。
つづいては[ムーミン]について、最後は[ピーター・ラビット]について…。
ヤンソンさんのムーミン誕生秘話は知らなかったし、ポターさんが[オフィーリア]で有名なイギリスの画家ミレーと知り合いだったとは知りませんでした。
ポターさんは少女の頃、ミレー画家から
「絵がかける人は大勢いるが、君は観察眼を持っている」
と言われたそうです。

ところで、今日の写真の絵はMJが描いた鉛筆画です。
「うっそー!」と思うほど上手ですね。

日頃から思っていました。
デッサンに励むのは手先を器用に動かすためというよりも、何より「物を見る」という能力をつけるため、観察力を養うため、だということ。
習熟すると、物と物とのバランスがわかり、さらには物の本質が判るということに繋がっていく…
特に日本画の巨匠と言われる人は生涯、素描に明け暮れる方が多いみたいです。

MJもやっぱり観察力が凄いですね。

久しぶりに

2010年9月1日(水) ブログ
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今年の暑さはすっかり私の外出する気力も奪っていました。
でも今日は9月の第一水曜日。
明石のコミセンの子ども(もう子どもじゃないけど)の絵の日なので、神戸大丸の用事も兼ねて出かけました。
快適なエアコンの電車から降りて、駅の外へ出るとカーッと照りつける灼熱の太陽!
思わず、昔旅したスペインの太陽を思い出しました。
こんな中、体育会の練習が始まるのか?と思うと子どもも先生方も気の毒でなりません。
私も今年初めてできた汗疹がとびひ化した肘の関節の猛烈な痒さに辟易しながら、建物の中と外との温度差にクラクラしながら…。
でもやっぱり出てきてヨカッタ。
一つは 子ども達が(もう子どもじゃないけど)が元気で、喜んでくれたこと、もう一つは又不思議?な本に出会えたことです。

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