店は建ちました

2010年10月17日(日) ブログ
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(読んでほしい)
と、思いながら綴っているブログですが、お店にいらして
「ブログ、読んでいます」
とか「〇月頃のブログに書いてあった…」
とか おっしゃっていただくと、なんだか恥ずかしく、恐縮します(;^_^A
良い季節になって、遠くからドライブがてら来て下さるお客様が多くなってきました。

パソコンの画面上ではなかなか解りづらい、布地等の素材感や縫い方など、実際に見ていただきたいし、手作りケーキも食べていただきたいし、珍しい絵本もみつけていただきたい。
(はーん、ブログにあったように、あそこにマイケルがいるし、マイケルの曲のオルゴールが確かにかかってるなあ)
と思われたかも(^o^;

今、ほんとに気持ちの良い季節。
長いドライブにめげず運転してきて下さる旦那様、ありがとうございます。
ときどき、旦那様は車で待ってらっしゃる、というケースもありますが、布いっぱい、手芸いっぱいのコーナーを抜けると、男の方にもホッとしていただける空間もありますよ。
今でしたら、中庭でボーっとしていただくのが最高だと思うのですが…。

[ケーキ屋さん]建物は完成して、いよいよ今度は 売ってるおじさん、小さな女の子を作って…。
ケーキ類はいろいろ考えないといけないので一番後です。

同年代

2010年10月16日(土) ブログ
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自分の作品、というだけではなく、キットにする作品、となると、作っていて楽しいながら、やっぱり気を遣ったり、心配したりします。
一番気を遣うのは
(難しすぎないだろうか?)
ということです。
雑誌から依頼されるのは必ず
「初心者にでも出来る簡単なものを…」
という条件付きです。
簡単で可愛くてオリジナリティーがあるものが勿論ベスト。
でもそれが一番難しく、考え、苦しんで
(えーい!好きなの作るぞ!)って気持ちと、ブレンドし…結果的に少し難しい部分あり、になったりします。
プロとしてはダメですね(>_<)。 ただ、そういうのを縫っていても、縫いながら (きっと〇〇さんなら、作って下さるだろうな) と思い浮かべてしまうお客様が何人かおられます。 今回の[ケーキ屋さん]もきっと… と思いながら縫い始めていると、そのお客様から注文のメールをいただきました。 勿論、[ケーキ屋さん]はまだ未発表ですから、ご注文は[アンティーク・コレクション]でした。 でも、添えていただいたメッセージを読むとなんとも…。 彼女にも大変な試練の波が次から次から押し寄せていたようでした。 北海道のOさん。私と同世代の方です。 一山一山乗り越えられ、 「やっと落ち着いたら、又何か作りたくなりました」 ですって…。 ありがたいことですm(__)m

ケーキ屋さんの準備

2010年10月13日(水) ブログ
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実は今度の作品は、昨年からの[お店]シリーズの続き、[帽子屋さん][ブティック][ベビー用品屋さん][オモチャ屋さん]に続いて[ケーキ屋さん]です。
[ケーキ屋さん]ですから、勿論ケーキを作らないといけません。
大きな作品で作ったことがあり、それはそれで楽しかったのですが、今回はキットにもなるように、と思っていますから、前回よりも小さなケーキになってしまいます。
並ぶケーキを全てアップリケで、となると大変!
そこで、テープやビーズやリボンや、いろいろ使おう、と今日、探しに行きました。
なんとか、皆さんにも(敬遠(^-^))されないで、楽しく作ってもらえるように…がんばって考えまーす。

詩画集とMさんと

2010年10月12日(火) ブログ
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今日一つの出逢いがありました。
21歳の若者Mさんです。
4月から知的障害者施設で働いているというMさん。
保育士になるべく勉強していた時の実習で施設の人達と出逢い、感じるものがあってその世界に飛び込んだそうです。
「毎日、覚えなければいけないことや、学ぶことがいっぱいで、あっという間に一月たちます」
「障害、というより個性であり、人としてはみんな同じに思いました。
強い人もいれば弱い人もいて…」

しんどいこと、辛いことを乗り越えて、ガンバレ!
秋の夕暮れの空がすこーし、明るく見えます(^-^)。

写真はIさんがMJの新しいライナーノーツ6冊と共に持ってきてくれた、長田弘さんの詩画集[詩ふたつ]です。
亡くなった人との静かな語らいを詩にしたものが2篇。
クリムトの風景画と一緒に美しい本になっています。
そういえば、はるか昔、この絵を見に行ったことも…。
色鮮やかな中にも あくまでも静寂の世界。
確かに父も母も義母もB君もCさんも、そしてMJもこんな花や森を見ているような気がします。

クリムトといえば女性の絵、そんな中で忘れていたこれらの風景画に思いがけなく又出会えたのでした。

1ページ目…
「春の日、あなたに会いにゆく/あなたは、なくなった人である/どこにもいない人である
どこにもいない人に会いにゆく/きれいな水と、/きれいな花を、手に持って…」
「どこにもいない?違うと、なくなった人は言う/どこにもいないのではない。
どこにもゆかないのだ/いつも、ここにいる…」

やっぱり本!

2010年10月11日(月) ブログ
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夕べ、ふとつけていたテレビ番組、たぶんどこかのBSチャンネルだと思いますが、子供達の学力が世界一だというフィンランドに、その秘密を探ろう、と日本の教育者が取材に行っているというものをやっていました。

教育費の90何%が国費もち。
一学級、少ない人数の生徒数に対して教師は二人。
学習で理解しにくかった子に対してもう一人の先生が細かく関わる。
さらにもっと遅れそうな子供に対しては放課後、マンツーマンで指導する。
「落ちこぼれ」を作らない、という理念が徹底している…。
その他、ばらばらのカリキュラムではなく、一つのテーマがあれば、それを理科的に研究する、絵にしてみる、言葉で書いてみる、子供の知的好奇心を刺激しながら学習していく…。
ほとんどの子ども達が塾へ通うことなく、宿題もごく僅か、放課後は家で遊んだり、ペットの世話をしたり、アイススケートの練習にいそしんだり、とても学力世界一、といった生活には思えません。
学校環境や取り組みも、
(そりゃあ、人口が少ないからなあ)
とか
(消費税もすごく高いだろうし)
と、思いながら観ていると、取材カメラがようやく、その秘密の部屋をみつけました。
小学生二人を持つ若い夫婦、フィンランドのごく普通のおうちですが、本がびっしり、(たしか1000冊以上?)ある部屋があるのです。
図書館の設置率、利用率もたぶん世界一。
やっぱり…。

そこまでは無理でも、これなら日本でも各家庭で少しずつはできそうです。
本をできるだけ増やし、お父さんやお母さん、おじいさん、おばあさんが読書の楽しさを身をもって示す。
家庭でみつけにくそうな、珍しい絵本類はゆう風舎に見にいらっしゃる…そんなのが理想です。

お休みを利用してお母さんに連れられた二組のお嬢さん。
絵本図書館に入ると、とっても静かに、熱心に本を読んでおられましたよ。

休日

2010年10月10日(日) ブログ
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昨日は よく降った雨も止んで、3連休の中日。
今日は ゆう風舎も第二日曜日でお休み。
久しぶりに出かけました。
[秋の行楽]といっても、日頃カントリーの気持ち良い空気を吸っている私は…。
相も変わらず、[岡本]へ行きたいのです。
うん10年前、新婚時代に少しだけ住んでいた岡本は 私たちにとっては第三の故郷?です。
とはいっても、店もコロコロ代わるし、特別買いたいものがあるわけでもなく…。
雑貨や絵本もあの頃に比べると(仕事)として関わるようになったので、手に入りやすくもなったので 昔のような「トキメキ」が無くなってしまったのも事実です。
でもでも、やっぱり楽しかった!
いつものカフェのテラス席でラテをいただきながら、のんびり道を行き交う人を眺めるのも、初めて入ったイギリス風のお店のランチも満足。
お隣の席に 外国人のパパ、日本人のママ、そしてお人形そのものの可愛い赤ちゃんが…。
お二人は日本語と英語のチャンポンで話してらしたなあ。
そのあと覗いた雑貨屋さん[ナイーフ]も、がっかりする時もあるけど、まあまあ楽しかったし…。
大きな花屋さんでもSALEをしていて素敵な花の鉢があったけれど、大きすぎて持ちかえるのは無理で断念。
写真は違う方の花屋さんのエントランスですが、岡本は珍しい、綺麗な花の種類も豊富です。
後は 神戸大丸へワンディレッスン用の作品を渡しに行ったり、秋物を少し買ったり…。
休みの1日は終わったのでした。

秋冬は赤

2010年10月8日(金) ブログ
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小さなキット作品が完成し、次はちょっと大きめに取り組もうと思っていますが、その前に パパパッとキッチンの模様替えです。
ついこの間、夏物に替えたとこ、と思っているのに…。
ブルーから温かみのある赤へ。
できるだけ甘ったるくならないようにストライプやチェックを選びます、がやっぱり連れ合いは恥ずかしそう(^o^;
そんな時は
「ホラホラ、ネ!?」
と洋書のリビングの写真を見せます。
キリッとした赤と白が素敵で 夏の[ブルー&ホワイト」に抜擢すると思うのですよ(^-^)

冬が来る前に

2010年10月7日(木) ブログ
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朝晩と日中の気温差が大きくて、着るものに困りますが、金木犀も咲き揃い、気持ちのよい[秋]になってきました。
そうなると、もう冬用の作品も違和感ありません。
今日からNさんは(大人っぽい)クリスマス用タピスリーの制作に入られたし、Kさんが 去年から引き続いて仕上げられたモチーフ繋ぎの毛糸のブランケットを持ってきて下さったことから編み物の話でもちきりです。
Naさんの編みかけのフェアアイルのマフラーも とってもステキでした。

焦るけど、とりあえず私は11月にある神戸大丸でのワンディ・レッスン用の作品を作りました。

信仰

2010年10月6日(水) ブログ
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昨日から、Iさんに借りた、MJの若き日、ジャクソンズ時代のCDを聴きながら(ゾクゾクっ)とした曲がありました。
若々しいアップテンポのダンスチューンが多い中で、しっとり、シンプルなアコースティックギターが爪弾かれる中、穏やかな祈りのような歌声。
どれどれ?歌詞を見るとやっぱり作詞作曲MICHAEL JACKSON。
こんな歌詞です。

「いつも/ずっとでなくてもいいんだ/でも常に/恥ずかしげに頭を下げることを僕らは知っていたい
いつも/どうか ずっとでなくてもいいから/でも常に/罪の意識に頭をたれることを僕らは知っていたい
時代は約束してるんだ/約束を…

顔/キミは彼らの顔を見たかい/彼らはキミに触れたかい/キミはこんな苦痛を味わったことがあるのかい
何も…/何かを夢見ることさえなく/希望を失ってゆく/そんなの人生とはいえないよ
でも時代は約束しているのさ/約束を

母は涙し、赤児は息絶えた/いだかれたまま/どうにもできぬまま
ロケットが飛び/ニセの公表がなされ/進歩とやらが進むなか…
だが生身の人間たちはどうなるのか/僕らは人生に背を向ける
平和のために立ち上がろうと どうして主張できる?
競争が続き/生活を破壊し続けるこの世のなかで…

いつも/ずっとでなくてもいいから/でも常に/恥じらいに頭を下げることを忘れまい
いつも/どうか 四六時中でなくともいいから/でも常に/罪の意識にこうべをたれることを忘れまい
時は/時代は約束してくれているのだから
終末の約束を」

彼らしい詞。
[スリラー]を出した頃。
詳しい人から聴くと、これは正に、彼が小さい時から信仰していた[エホバの証人]の教義そのものだそうです。
中年になってからエホバを離れ、特定ではない大きな意味での神を信じた信仰深い彼です。
時折、涙声になりながら必死に押さえて歌う優しい声は無信仰の私にさえもしみ込んできます。
あの人にもあの人にも聴いてほしい…歌です。

笑ってほしいけど…

2010年10月5日(火) ブログ
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Kさんのパッチワーク・キルト作品展[繋いできた日々]、最終日の今日、爽やかな好天に恵まれ、沢山の方に観に来ていただき、夕方、無事終了しました。
ありがとうございましたm(__)m。

いろんな幸せの形がありますが、好きな私達にとっては針を持てる幸せ、というものもつくづくありがたく感じます。

どんなに大好きでも体調によって好きな縫い物ができない…
Sさんの情けない気持ちは、ずっと見てきた私が一番解るつもりです。
今日はそんなSさんが 久しぶりに来てくれた日でもあります。
この絵本を見たら笑顔が見られるかなあ、と…。
あ、でもSさんはもっとロマンチックな絵が好きだったっけ。

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