「時を超えて」いそうなもの。出逢えそうな気がするもの。
レースと妖精さんはとても似合っていますね。
今年もレースの服を纏った妖精さんがいろんな作品に大活躍です。
左下のDabidiさん作のグリーンのミニチュアドレス2体は妖精さんではありませんが
(まるで妖精のよう)な繊細なドレスです。
スカートにいっぱいつけられた草花のようなレースは白い物しかないのをグリーンで塗られたのですよ。
チュールに一つ一つ丁寧に縫い付けてあります。
ミニチュアとはいえ、まるでディオールとかの仕事人を彷彿とさせます。
KさんのオーガンジーのカーテンはKさんが新築した素敵なおうちの窓を飾るために丹精込めて作られたもの。
大きめの葉っぱ模様のレース生地をところどころ切り抜いて…
Kさんの好きな三角帽子を被った妖精さんが3人、フワリと飛んでいます。
Tsさんのもやはりオーガンジー2枚仕立てのカーテンです。
いろいろな大きめの花のモチーフレースを活かして作った夢のような花園に降り立った妖精さん。
スカートからいっぱいの花が舞い上がって…
こんなカーテンをかけておけば、日常にも陽の光と共に一瞬の夢が降りてきそうな…
妖精さん
真っ白な
始まりはおととし。
おととしの[リネン&レース展]では大きめの野の花をモチーフにしたレース生地がいくつかありました。
そんなレースや他にも花の形のコットンレース、葉っぱの形のレースを組み合わせて、しかも真っ白でベッドカバーを…
Hiさんの娘さんのリクエストで、お孫さんのベッドカバーです。
たくさん、たくさんモチーフを集めて少しずつ縫い付けて…
今回のレース展に合わせて完成させてくださいました。
Hiさんは遠くから電車で来て下さっていたので コロナ禍になってからはなかなかいらっしゃれません。
家でコツコツ頑張られました。
真っ白なので写真ではあまりわかりませんが沢山の花が揺れています。
ぜひ本物を観にいらしてくださいね。
今週の金曜日からです。
静謐、誠実…
本当に人はそれぞれで…
それぞれの素晴らしいものを持っておられる、、作品というのはそれが出てこそ、作品ですね。
私より年上でいらっしゃるのに いつも謙虚すぎるくらい謙虚で、丁寧に接してくださるCさん。
今年の作品は薄手の白いリネンに単色のアップリケと刺繍をしたカーテンです。
静かに立つ、年代ものの大きな樹木。
そしてやっぱり静かに佇む老夫婦。
娘さんのリクエストというこの組み合わせ、まさしくCさん夫妻なのでしょう。
娘さんの心情も素敵ですね。
樹木の表現にビックリ。
たくさんの枝を広げたこの樹、すべて薄グレーの刺繍、アウトラインステッチとバックステッチで刺されています。
太い幹はたくさんのアウトラインステッチを並べて。
私のようなガサガサした刺繍と違って本当に丁寧に根気よく刺せていて…
Cさんそのものです。
レースのクレイジーキルト・バッグ
「よし!今年は小物で行きます❗️」Iさんが宣言。
毎年[リネン&レース展]と言えば、ご自宅の出窓のカフェ・カーテンや大胆な絵キルト等、大作を作り続けていたIさん。
去年から始まったコロナ禍自粛生活の中で彼女が取り組んだ一つは布や手芸材料の「断捨離」でもありました。
特にお気に入りのレースはどんなに端切れであろうとも 美しくて何度も手にとっては眺め、なかなか手放せないものです。
これは私とて同感です。
ところが悲しいことにたとえ箱や箪笥に大切にしまっていても なぜかチョコっとシミがついていたり、折ジワのところが色が変わったり…
これも同感、するところです。
そこでハンサム・ウーマンのIさんは決心して、
「きれいなうちに」
と、大切にしていたレースとリネンを色合わせを考え、自由なクレイジー・キルトにしてバッグに仕立てることにしました。
Iさんのクレイジーはもちろん型紙はありません。
布の大きさの向くまま、気の向くまま…
かくして9個のトート・バッグが完成しました。