クレヨンハウスから…

2014年3月7日(金) ブログ
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毎晩、楽しみにしていた安富教授のブログ[マイケル・ジャクソンの思想]、とうとう読み終えてしまいました。
もちろん、続けておられますが今はなかなか頻繁に更新されず…

それで今度は作家落合恵子さん主宰のクレヨンハウスのホームページにお邪魔することにしました。

元々が落合恵子さんの[クレヨンハウス物語]に感化されゆう風舎設立に至った経緯があるくらいに尊敬する落合さん。
今も落合さん主宰の[子どもの文化…]からいろいろな絵本を取り寄せたりしています。

その落合さんと安富教授を結ぶキーパーソンがおられるのです。
京都大学原子炉研究所の小出裕章さんです。

ミーハーな私が、マイケル→安富教授→小出さんと知る、もっと前からクレヨンハウス主催で小出さんの講演会や勉強会を落合さんはしておられたのです。
夕べからその講演会を聞き始めましたが2時間近くもあるので又少しずつ、聞きます。

そしてうちの絵本図書館。
通りがかりに、そっと置いてあるこの本が目につきました。
クレヨンハウスのブックレット。
扉にある落合さんの文章を写してみます。

「知らなかった、知らされなかった、知ろうとしなかったわたしたちが、ここにいる。それらすべてを丸ごと背負って、わたしたちは、いま、ここから、再びのはじめの一歩をふみださなくてはならない」
これは、チェルノブイリ原発事故の直後、わたしが書いた脱原発のメッセージの一部だと、25年たったいま、ひとから教えられた。
あの時も「そう」考えていたのだ。それにもかかわらず、「ここまで」きてしまった。
わたしたちはすでに知っている。決して事故を起こさない機械はなく、老朽化も含めて、原子力発電所がひとたび事故を起こしたら「どう」なるのかも。
   自然への畏敬を忘れ、この地震大国に54基もの原子力発電を作ってしまった責任は、ほかでもないわたしたち大人にある。わたしたち大人の愚かな選択のために、原子力発電の被害者として生まれて、生きていく社会になってしまった。
かつてクレヨンハウスは、チェルノブイリ原発事故のあと勉強会をし、ささやかながら反対運動もした。
しかし、それを持続してこなかった。ほかにやることがいっぱいあって、という言い訳が子どもたちに通るわけがない。責任はきわめて大きい。その反省から、このブックレットを創刊する。
   この小さなメディアをつくりつづけながら、「あなた」と柔らかくつながり、共に勉強していこうと思う。
もう、知らないとは、知らされなかったとは、知ろうとしなかったとは決して言えない。
   サブタイトルの「わが子からはじまる」は、そこから出発し、けれど血縁を越えて、という意味である。

          落合恵子(クレヨンハウス主宰)」

フリースタイルファスナーで

2014年3月4日(火) ブログ
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以前のブログでご紹介したカラフルな色が揃うフリースタイルファスナーを使って2種類のバッグが完成。

れいによって、
「この布を使って、こんな風でこんなこんなで…」
と言うと、美しく縫い上げてくれるスタッフTさん製です。

下の、くったりした大きめバッグには濃いグレーと濃いピンクをコンビにしました。

リュックの方は配した紺地のリバティプリントに合わせて黄色とブルーをそれぞれ単色で。

企画、生産、販売した日本ちゅうこうさんがアピールするように確かにカットしやすく、縫いつけやすいファスナーです。

どちらも土台布は去年から温めていたざっくり厚めグレーのオックスフォードです。

なかなか大人っぽいシャレた感じになりました^_^

準備中

2014年3月3日(月) ブログ
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明日からの作品展、Hさん、娘さんと準備中!

西宮北口アクタにある市民ギャラリー、なかなか広くて綺麗なギャラリーですね。
ただ、6階にあるので
(ブラブラしている人がヒョイと入ってみる)
という感じではないのがちょっと残念

だって本当に見応えのある素晴らしい作品ばかりなのでできるだけたくさんの人に観ていただきたいのです。

ピースワークのパッチワーク好きな方にも大人っぽい絵キルトに憧れる方にも喜んでもらえると思います。

ね?ホント、黒が好きでしょう?
黒っぽい布が多いのに暗くないのです。
キリッと静謐な感じがするんですよ。

Hさんの個展のお知らせ

2014年3月1日(土) ブログ
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♪しろやぎさんから おてがみついた
くろやぎさんたら よまずにたべた
しかたがないのでおーてがみかーいた
さっきのてがみのごようじなあに

くろやぎさんから おてがみついた
しろやぎさんたら よまずにたべた
しかたがないのでおーてがみかーいた
さっきのてがみのごようじなあに

しろやぎさんから…

小さい時にどんなに好きだったでしょう。
子どもというのは単純でくりかえし、というのが大好きですよね。
そして、
(困ったなあ、どうするんだろう?)
と、心配していたものです。
心配しながらもなんだか心楽しい^_^

♪ぞ~うさん、ぞ~うさん、♪の歌も大好きだったですよね。
大人になって考えてみるとなんて品の良い、優しい歌詞なんでしょうか?
「ごようじなあに」だなんて…。

まどさん、素晴らしい詩人でしたね。

ところで長年のキルト仲間の一人、原田総恵さんが来週火曜日から(還暦?喜寿?米寿?^^;ボヤかしておきます)を記念して作品展を開かれます。

お好きな色は白、黒、ベージュ…
独特の大人っぽい作風、細かい部分が美しく縫い上がる(God hand)は皆が認めるところ。

原田さんが刺すと木々の枝もこうなるのか!と、いつも感心します。

20年あまりに渡り創り続けてこられたキルトを一同に展示されます。

距離と時間の許される方はぜひ観に行かれて下さい。

西宮北口駅のすぐそばです。

布で描く情景/原田総恵

3月4日(火)ー9日(日)
10:00ー18:00(最終日は16:00まで)

西宮市立北口ギャラリー
西宮市北口町1-2アクタ西宮東館6階
阪急神戸線西宮北口駅より北東へ徒歩2分

自分の中の小川

2014年2月28日(金) ブログ
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安富歩教授のブログ、面白いです。
もともと河内の人でユーモアもあり、(クレイジーキャッツを高く評価しておられるところも共感します)自分の思った事はキッパリとおっしゃいますし、間違っていた、と気づいたら潔く謝られます。

もちろん、マイケルの曲の捉え方にしても時には
(ん?それはちょっと違うのでは?)
というところもあります。

でも、知識が広く深いのでとても読み応えがあるのです。
哀しいかな、全てがサクサクわかるわけでは全然ありません。
スピノザから親鸞からアリス・ミラーとか…
(ふぅーん…)
としか言いようがないです。

でも、要するにひとが人として幸せに生きていくためには?を命題にしながらまだご自身若いせいもあってもがきながら理論づけを続けておられるのです。

昨日読んだ中にこんな文章がありました。
「しっかりした人間になるにはどうしたら?」
みたいな質問がコメントで寄せられた中に(実際はもっともっと長い記事でしたが)

「・その上で、自分の中に流れる命の小川を感じ取り、それに乗る。
・その流れの中で出会う人々との出会いを大切にする。
・その流れをせき止めようとする者には、徹底して JAM する。(たとえ親であっても、恋人であっても、警察であっても)
・自分のなかに命の小川の流れを感じられない場合には、なぜ感じられないのかよく考え、その原因を取り除くために命がけで努力する。(簡単ではなく、人の助けがいる)

まくお

2014年2月24日(月) ブログ
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“ぬいもの”に目覚めた幼いゆうちゃんが端切れを使ってお人形の服や自分の服とかをいっぱい縫う…というところを作っていますが、ゆうちゃんの隣に寝転がった“へん?”なぬいぐるみ、何だと思われますか?

昨日のブログで懐かしい昭和のにおいプンプンの絵本を紹介しましたが、まさに私は昭和の子です。
小さい時に見た、アメリカのホームドラマや絵本にでてくる子ども部屋にある大きな動物のぬいぐるみ、犬だったりクマだったり…。
フサフサした毛で覆われた…。

そんなものは普通の家庭にはなかったんですよ。
欲しくて欲しくてたまらなくてもそれは贅沢というもの。
デパートのおもちゃ売り場の1コーナーに置いてあって憧れの眼差しで見るだけのものだったのです。

ちょうど小学校の高学年になった頃かな?
もう中学生だったかな?
[ティーンルック]というティーンエイジャー向きの雑誌が大好きで。
その中にはインテリアのまねごとみたいなページもあって、それに感化されては古い整理ダンスやミシンの椅子をペンキでペタペタ、真っ白に塗ったり。
安価なギンガムチェックでカバーを作ったり…。

そんなティーンルックの記事に「まくらを使ってお人形を作ろう(というコピーだったか?どうか?)」というのがありました。

早速、自分の使っていたもみ殻入りのフツーの枕に手足をつけて、太い毛糸で髪の毛をつけて、目(は何で作ったかなあ?ボタン?)何か服のようなものを縫い付けて、悦に入って兄から強奪?したパイプベッドの上に座らせて喜んでいたのを思い出します。

ぼってりした顔はとても女の子には見えなかったので名前は「まくお」にしました^_^

絵本おとうとⅡ

2014年2月23日(日) ブログ
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昨日、ゆう風舎にやって来た絵本。

松本春野 文・絵
山田洋次 監修

松本さんは1984年生まれと書いてありますから今年30歳。
若い松本さんの描いた昭和の子ども。
ほのぼの、しみじみしたいい絵本です。
絵も素晴らしい。

巻末にある山田洋次監督の言葉を写します。
「吉永小百合さんと笑福亭鶴瓶さんが姉と弟を演じる作品[おとうと](2010年)の撮影現場に春野さんがときどき遊びに来ていたのは知っていた。
大勢のスタッフが真剣に声をかけ合いながら生き生きと働く映画撮影の現場は誰にとっても魅力的なのだが、春野さんはさまざまなスタッフの姿を愛情と敬意をこめてデッサン帳に描き、求められるままにプレゼントしていたらしい。
いつのまにかユーモアの漂う春野さんの人物描写が評判になり始めた。
[おとうと]のイラストポスターを春野さんに描いて貰おうという声がスタッフの中から上がってきたのにはぼくも驚いたが、若い春野さんはびっくりしたに違いない。
どんなにか苦労を重ね、夜も眠らずに筆を走らせ続けたことだろう。
充血した目の春野さんが持参したポスターの原画にスタッフは声を上げて喜んだものだった。
手をつないだ幼い二人。
優しくて賢いお姉ちゃんと腕白坊主の弟の可愛い姿のポスターから、今度は絵本が生まれた。
この物語の背景には今日日本人が憧れをこめて振り返るあの戦後といわれた時代、昭和30年代から40年代にかけてのこの国の歴史がある。
若い春野さんはそれを学び、大変な努力をして、ユーモラスな絵本を創り上げた。
この絵本が「続」から「続々」へと、寅さんシリーズのように続いたらどんなに嬉しいことだろう。」

ある比較

2014年2月22日(土) ブログ
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今日も、やっぱり寒かったです。
でも、来週からは少し暖かくなるらしい予報、楽しみにします。

ソチ・オリンピックも終盤、きっと皆さん熱く応援したり、楽しんだりしておられることと思います。

昔は私も「巨人、大鵬、卵焼き」って感じで世間で人気あるものに問題なくハマっていたのに…

どうも最近はそうはいかなくなっている自分に気がつきます。
どうも(ヒネて)きたようです。

人が言うほどディズニーランドに魅力を感じない(ちなみに私は『ディズニーで育った!』っと言って憚らないほどのディズニー好きです)

紅白歌合戦は最近見なくなった

ゆるキャラ、というものの良さがどうしてもわからない

若い俳優さん、歌手、お笑いタレントという方達をサッパリ知らない。

ズレてきています。

それでもってクールになっているか?というと、それが全くもって逆で毎晩、毎晩眠りにくいほどの感動と興奮を体験しているんですよ。

インターネット、というのは本当に画期的な発明ですね。

れいの安富歩さんという東大教授によるマイケルの作品の分析は、ご自身のいろ らいろな研究に言及するだけではなく、
いろいろな心理学や社会学や哲学の著名な方の著者や、はたまたベートーベン、チャップリン、ゴッホ、ガンジーに至るまでいろんな引き出しを示してくれて楽しいのなんのって!
毎晩のように「目からウロコ!」状態なんです。

私のような凡夫には上手く説明できないのが残念ですが、昨日みつけた、ある比較の文をちょっと載せます。
皆さんはどんな風に思われるでしょうか?

(1)教育とは、子供に社会のきまりを叩き込み、うまく立ち回るための知識を与えること、
(2)労働とは、合法的に自然環境から搾取すること、
(3)利益とは、合法的に他人から搾取すること、
(4)自由とは、合法的に勝手気ままにすること、
(5)秩序とは、他人を規則で縛り付けること、
(6)力とは、合法的に他人を支配すること、

これに対してチャップリンやマイケルにとって、
(1)教育とは、子供の話を聴くこと。
(2)労働とは、力を合わせて創造すること、
(3)利益とは、創造したものを提供して謝礼を受けること、
(4)自由とは、創造性をいかんなく発揮すること、
(5)秩序とは、創造性を共に発揮して礼を実現すること、
(6)力とは、魔法のこと
である。

プレゼント

2014年2月21日(金) ブログ
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寒かった冬。
義父が体調を崩し、先日来、市内の病院に入院しています。

家族で交代ごうたい、様子を見に行っています。

申し訳ないけど確定申告のための帳簿を持っていったり…。

今日は明日Mさんに渡したいぬいぐるみを仕上げました。
Mさんの息子さん夫婦に2人目の(女の子だそう)赤ちゃんが生まれるのです。

去年Bunkamuraの作品展にも来てくれたTちゃん。
何にもお礼できてなかったのでささやかなプレゼントです。

そっくり

2014年2月19日(水) ブログ
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5月のリバティフェアに向けて、とりあえずリバティプリントを何種類か買っておかなきゃ、と神戸大丸にやってきました。

今年初めての大丸(^O^)
ゆっくりはできませんでしたが何種類か買ってきましたよ。
春らしーいのを選んできました。

一人でランチしてる時、ケータイの着信メールに気づきました。

東京在住の、懐かしいSちゃん!
Sちゃんの幼い子ども達の写真、あんまり私の絵キルト[メモリー]に似ているから、と送ってくれたんですよ。

嬉しい嬉しい光景。

愛に包まれて育った子は愛せる人間に育つ…。
人をも自分自身をも愛せて初めてこの世の中に「居場所」を見つけられる、それが全ての始まりになるような気がします。

人間の基礎が出来る幼い日をどうぞどうぞたいせつに…。

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