クリスマス・マジック

2013年12月20日(金) ブログ
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昨日、久しぶりにいらしたHさんは西宮在住です。

お世辞を言われるタイプではないHさんが、私に会った早々、
「街ぢゅう、クリスマスクリスマスしてるけど、ここはやっぱりチガウ!」

なんか、涙出るほど嬉しかったです/ _ ;

ホントにね、
(もしも、ゆう風舎が西宮にあったら…)なんて思うこともありますが、ここだからこそゆったりと静かな空間か存在するのかもしれませんし…

「いつかは行きたい」
と思って下さる方達が来て下さる日のためにでき得る限りのものを、と常に心がけようと思います。

キルトもショップのアイテムも、カフェも絵本図書館も。

「来てよかったですぅ」
その言葉が一番のご褒美。

今日は岡山の人気雑貨店を営まれている[モタモ]さん親子が来て下さいましたよ^_^

神港さん

2013年12月17日(火) ブログ
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私達の歳になると、11月半ば頃から毎日のように喪中葉書が舞い込みます。

今年はよけいに多い…
ちょうど私達の世代の親御さん達が逝かれます。
(ああ、○○さんちも大変だったんだな)…

ところが昨日、届いた喪中葉書は少し感慨が違いました。

「12月9日に夫 正也が永眠いたしました…」

橋本さん…

すぐに私の脳裏には5年前、[ストーリーキルト季節とともに]の出版記念に大丸神戸店でした作品展に来て下さった橋本さんの笑顔が浮かびました。

(あれが最後になってしまった…)

橋本さんは[神港教材社]の社員さんで私達は明石の図工専科をしていた時にものすごくお世話になっていた方です。

図工専科、というのは学校に一人ですから孤独な立場です。
図工に関する事は他の誰に聞くわけにもいかず、全て自分で立案、計画し、授業も行事もやって行きます。

そんな時、豊富な経験と深い考察、優しく誠実な人柄で私達の疑問に答えたり、材料を提供してくれたり、作品展の手助けをしてくれたのが橋本さんです。

大きな荷物を運搬していただくのは申し訳ないような小柄で、スリム、お歳だって決して若くなく…
正直、風貌は(教材やさん)という風ではありませんでした。
シルバーの髪が似合う役者然とした顔立ち、私達の要望を静かに聞き、熟慮して静かな口調で話される様はまるで大学教授のよう。
それでいて腰が低い!

当然ながら、私は校長先生達より慕っていたと思います。

私だけではありません。
当時いた各校の図工専科や中学の美術教師たちも、きっと同じだったと思います。

きっと社長さんも同じで、よく橋本さんは
「身体がえらいからもうひかせてもらおうと思うのに、辞めさせてもらえなくて」
と、笑っておられました。

私達が退職してからも仕事を続けられ、大丸で伺った時はもう引退なさった後でした。
自身も陶芸など、とても芸術に親しまれてたし、お孫さんもおられ…

毎年の年賀状でお元気を確認していたのですが…

たぶん私達より2まわりくらい歳上だと思うので、仕方ないと思いますが…。

知っていたら皆でお葬儀に並ばせていただいたのに、と残念です。

感謝を込めて…

サグラダ・ファミリア

2013年12月16日(月) ブログ
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若い時に超感激したこと…Yさんのおかけで思い出しました。

Yさんが、旦那さんとスペイン旅行に行ってこられました。

冬のスペイン。
マドリードの乾燥の強さには閉口されたようですが、バルセロナのガウディの建築物の素晴らしさにはやはり感激されたそうです。

私達が行ったのはもう何十年も前。
30歳の若い頃。

当時はデジカメもスマホもなかった時代ですから
(頑張って撮ろう)
と、連れ合いは重い一眼レフのカメラに、望遠と広角、普通のレンズを合わせて三つも下げて行ったのですから(若い!)以外に何もありません^^;
写真はその時に撮ったサグラダ・ファミリアです。

ピカソもミロもよかったけれど、何と言っても‘ガウディ’でした。

アントニオ・ガウディ。
無機物であるはずの建築物なのにまるで有機物を感じる作品はどれも信じられないようなものでしたが、やはり圧倒的なのはまだ建築さ中にあるサグラダ・ファミリアでした。

31歳の時に依頼されてから74歳で亡くなるまでてがけていた教会。
(依頼主が時の権力者、ではなくて当地の教区長をしていた書店主、というのが又ユニークですね。)
当時はほとんど宗教的な生き方をしなかったモダン青年だったそう。
そこからがガウディの凄い所。
何よりもまず徹底して、聖書、あるいはキリスト教における典礼のさまざまな学問を自分なりに勉強したそうです。

そして、考えに考え、熟慮に熟慮を重ねて描いた設計図。
それは壮大で崇高で、時間とか、費用とか、仕事量とか、そういうものをはるかに超えてしまっているんですよね。

なので、たとえ未完成であろうがその前に立つと、その巨大な建築というか塔達が何か私達に話しかけてくるような気がするのです。

私達がみた当時にはガウディが構想した真ん中の一番高い塔である、聖母マリアに捧げる塔はまだ全然未完成、その前にある4本の塔、そして日本人彫刻家外尾悦郎さんが手がけていて有名なファサードが…

ガウディ没後も遺志を受け継ぐ建築家や芸術家が作り続け、その財源は寄付等で賄わられる…

(ああ、なんて、壮大なロマンなんだろう!)
と痛く感動したものです。

ところが…。
Yさんの報告では。

なんと、石を積んでいく工法は諦められ、鉄筋を??
後、10何年後には完成??

莫大な費用のせいでしょうか?

なぜ、どんな議論でそうなったかを私は知らず、しかもそう決定されたにはよほどのやむを得ない事情があったに違いないと推測はしますが…

夢は?
ロマンは?

ガウディはどう思っているかなあ?

あたたかそう

2013年12月15日(日) ブログ
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フェルト、といっても昔からある市販の四角いものと違ってウールの毛玉を固めて作ったものは色合いが微妙で、形がゴツゴツしてて、ふっくら…よけい暖かそうです。

自分の店にありながら、憧れているものの一つ…
フィンランド製のフィンガーパペット。

「かわいい!」
と、お客様にも評判がすこぶるイイのですがさほど売れません。
だってこんな小さなものなのに一つ¥2200するんですもの!

小さなくちばしや耳、とっても素朴で愛嬌があります。

寒い国から来た小さな仲間たち。
それでも、いくつか求めて行ってもらって5個になってしまいました。

下に写っているブルーのフクロウはネパール製。
なんと、ボールペンなんですよ。
あったかそう^_^

ミニミニサンタさん

2013年12月14日(土) ブログ
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「せんせい、白いボア、ありますか?」

絵本図書館にクリスマスしかけ絵本を、見に来て下さったMさん。
(何にされるのかな?)
と聞いてみると、赤ちゃんを持つお嬢さんからのリクエスト。
ママさん仲間の集いにそれぞれの赤ちゃんに小さなサンタさんやトナカイさんの衣装を、ということだそうです。

あいにくほんのちょっとの残り布しかなく、さっそく日本ちゅうこうさんに発注したのですが、は、廃番?!

ハマナカさんからベア用に発売されているものがあるとのことでしたが残念ながら間に合いませんでした(ー ー;)

今日ちゃんと赤いワンピースはできていたのに…

もちろん、どこかで調達されると思いますが。

それにしても(あとでも着られるように)と、お祖母さんの力作のウールの赤いワンピース。
とっても可愛いです。
おとなりはお揃いのスタイ。
ワンピースの後ろボタンと同じ、お星様型のボタンがついています

小物作り3

2013年12月13日(金) ブログ
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時間の制限さえなかったら楽しい作業だと思います。

襟に小さなビーズをつけたり、リボンを持ち手にしたり、スパンコールでプチバッグにしたり…

でも、スタートが遅くて、始めると思ったより時間がかかって…
気が焦ります。

でも、見てくれた方が
(楽しい)
と思って下さるのはきっと自分が
(楽しい)
と思って作ればこそ、だと思うので…

その辺の兼ね合い、頑張ります!

フェルトのポットコゼー

2013年12月10日(火) ブログ
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最近、素敵なポットをgetしたらしく?
Hさんはどこへ行ってもポットコゼーが気になります^_^;

雑貨屋さんで見たものも良かったけれど、どうせなら自分で作ろう、ということになりました。

「毛糸で編もうか?パッチワークしてキルティングしようか?」

あれこれ考えていたHさんですが、このフェルトのポットコゼーを見ると一目惚れ。
即、これに決定^_^

それもそのはず、よく見ると小さな菱形のパーツに裁った数色のフェルトを太めの糸で綴じつないで、小さな花を刺繍してある、とっても凝った造りです。

もう10何年前に、ロンドンかどこかの蚤の市に並んでいたものをそれこそ一目惚れして買ってきたものです。

年月にさらされ、家庭で使い古された微妙な色合いのフェルトは見つけられないけど、なんとかちょっと中間色のフェルトを購入して、新しく作り直し、キットにしようと思っていたのです。

ところが手をつけないまま数年…。

忘れていたものがHさんの手で形になりそう。

昔の人がゆっくりと時間をかけて少しずつ作っていった本当の「手作り」
お母さんの病院通いに付き合う待ち時間があるHさんだからこそ出来るかもしれません。

なんでも前向きに考えなくっちゃ。

ところで私の[マンデラ・カルチャーショック]はまだ続いています。

昨日、JJさんが紹介して下さったブログの方が載せておられた詩。

27年間の獄中生活でマンデラさんの心の支えになった詩だそうです。

「 私を覆う漆黒の闇
 鉄格子にひそむ奈落の闇
 どんな神であれ、感謝する
 我が負けざる魂(インビクタス)に

 無残な状況においてさえ
 私はひるみも叫びもしなかった
 運命に打ちのめされ
 血を流そうと決して頭は垂れまい

 激しい怒りと涙の彼方には
 恐ろしい死だけが迫る
 だが、長きにわたる脅しを受けてなお
 私は何一つ恐れはしない

 門がいかに狭かろうと
 いかなる罰に苦しめられようと
 私は我が運命の支配者
 我が魂の指揮官なのだ
 (ウイリアム・アーネスト・ヘンリー作)

絵本オーナメント

2013年12月9日(月) ブログ
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クリスマスにツリーに飾るもの=オーナメントって言いますよね?

確かに辞書にも
「ornament…飾り。装飾。装飾品…」
と書いてあるので、別に‘吊るす小さな飾り’に限らないみたいです。

それでも[絵本自体]をツリーに飾るのは珍しいのでは?

すみません、これはちゃんとした[ツリー]というより[塔]ですよね?

芯になっているのは古い真鍮製のコート掛けです^_^;

引っ越しするMさんに「要るならどうぞ」
と言われ、
「ありがとう」
と、言いながら、
(絵本図書館もどんどん狭くなって来たし、どこに置こう?)
と、始めは思っていた連れ合い。

いつの間にかこんなことになっていました(°_°)

モミの木に見せる[もみの木ガーランド]はとっても役立ちグッズです。

何せ長さもあるワイヤー製ですから、絵本でも何でもうまくそっと抱いてくれるのです。

可愛い小物を引っ掛けたり、豆電球(死語?)を絡ませたり…。

なので、このクリスマス・タワー?、キラキラ光るんですよ。

23日までです。
ぜひ、いろんなしかけ絵本と共に楽しみにいらして下さい。

ときどきお電話で
「絵本図書館は土曜日の午後だけですか?」
って尋ねて下さいますが、この期間中は月、火、木、金、土の午後1時から開けています^_^

カフェのショーウィンドウ2階

2013年12月8日(日) ブログ
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亡くなってから知るばかりですが、本当にマンデラさんて凄い方ですね。
27年間、独房暮らし、出て来た時は71歳!
意志を持ち続けていただけではなく獄中で勉強。
出て来た時には大統領にふさわしい知識や意識を携えていた、と…。
その上、白人の使っていた言語を習得していたので出所後、当時の白人大統領との会談もうまく行ったと…。

そんな人がおられたんですね~(*_*)

そのマンデラ大統領が2004年のインタビューで語っておられたこと、
「“釈放の望みのないまま獄中にいるときでも
人は強さを見い出さなければなりません。
どこにいても、出来る限り。
私はマイケル・ジャクソンにその力を見い出しました”

“ジャクソン5を離れてソロになることは、すごく勇気がいることです。
私は心の中で思いました。
そうする勇気が彼にあったなら、私にも、貫く精神力があるに違いない、と”

これは私が脚色したわけではありませんよ。
実際に元大統領がおっしゃったのですからね。
2004年といえば、マイケルにとっては酷い裁判の真最中でした。

とにかく、「信念を持ち続ける」ということは大切ですね。

(あ~、邪魔くさいなあ~、毎日、おんなしことのくりかえし~)
なんて思っている私なんか反省、反省。

さて、うちにも(すぐの答え)に期待せずとも、信念を貫いて頑張っている人がいます。

先日観たドキュメンタリーの[バーグドルフ・グッドマン]のショーウィンドウは毎日何百、何千?の人々が目にするのでしょうが、ひっそりとゆう風舎の小さなショーウィンドウも…手抜きはしません。

歓声を上げてくれる小さなお客様、ニッコリ見て下さる大きなお客様がおられる限り、毎年連れ合いは頑張ってくれます。

でも、地球儀が大きく被る舞台にいろいろな国の民族衣装を着た子供達の構図…
実は、ね…(-_^)

マンデラさん

2013年12月6日(金) ブログ
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南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラさんが亡くなったとのこと。

4年前の私なら(ふーん)で終わったことでしょう。

でもマイケル学習後の私は少しばかり感慨が違います。

民族隔離政策…いわゆるアパルトヘイトに徹底的に立ち向かった指導者。
その人はマイケルのヒーローでした。
何度も南アフリカを訪れ、懇親、協力すべきチャリティの話をしたりしました。

若いマイケルのほうが先に天国へ行ってしまったけれど、とうとうマンデラさんもこの世の人ではなくなってしまいました。

R.I.P

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